変な本を手にとってしまった 2016年8月29日 - 2016年9月4日

■しなやかに心をつよくする音楽家の27の方法 (犀の教室)/伊東乾

しなやかに心をつよくする音楽家の27の方法 (犀の教室)

 

昔はよかったとか海外は違うとか言われてもなあ

 

■通り魔/嶽本 野ばら

通り魔

取材とかしたのかなあ

 

■日本思想という病(SYNODOS READINGS)/芹沢 一也,荻上チキ,中島岳志,片山杜秀,高田里惠子,植村和秀,田中秀臣

日本思想という病(SYNODOS READINGS)

そしてさらに大震災にみまわれるのであった

 

2016年8月29日 - 2016年9月4日

4日にアマチュアオーケストラの本番があり、最後の悪あがきで変な本を手にとってしまうが、ひとつ引っかかる箇所があった。「人前で間違えることを恥ずかしがっていても仕方がない」という話題で、とあるウィーンフィルコンマスが団員の前で楽譜を初見の状態から休憩中もずっとさらい続けていた、最初の方は音をはずしたりリズムを間違ったりするがおかまいなしに淡々と練習し続ける、その人の場合はそうして人望に値する技術を確保するというエピソード。

「うまくなりたい」ではなくて「うまいと思われたい」ってなんなんだろう。いい加減あきらめた方がいい。そっちじゃない。本番直前になって「目立つ席になってしまった、あの人もこの人も呼んだ、弾けていないのがばれる」とかやっている自分は本当にダサいと思った。

そんな訳で当日のリハーサルの後もステージ上で納得いくまでさらった(チャイコフスキーの4番だったこともあり指揮者の先生にオケ全体が「あきらめずにさらってね」と言われてしまっていたのだった)。ここ数年本番までのモチベーションやテンションの持っていきかたがわからなくなっていたけれど、今までで一番粘れた気がする。そう簡単に本番が最上のテイクにはならないけれど、直前に追い込みをして効果があるのはどういう箇所かがちょっとつかめた。