かるく一杯/田辺聖子
これはいい
舞台芸術 20号
対談「芸術系大学」が切り拓くもの がよかった。
芸大生全員にアーティストを目指せと指導するのはどうなのか、
人生を豊かなものにするために芸術の教養を身に着けましょうという視点があってもいいはず
という話があり、共感した。
TPAMの作品中の楽器奏者を公募していたので応募して参加してきたが、
わたしの他は誰も応募してこなかったらしく
作家の知り合いのつてをたよって百戦錬磨のプレイヤーが集められていてビビった。
普段はOLをしてまして、市民オケに入ってベートーヴェンとかを弾いてますと言うと
「素晴らしいじゃないですか!」と返され、なにが?とその時は思ったが
確かに越境することは素晴らしい。
横浜ではこんな楽譜を渡されて即興演奏ちっくな事をしたのだが(共演者に助けられた)、「自由にやっていいですよ、もし暴走する人いたらその人のマイク切っちゃうんで」と言われ、舞台芸術の強度を感じた。 pic.twitter.com/0YgYtVPuhj
— かみのけモツレク (@decoi0222) February 14, 2018
マイクとスピーカーで可能性はこうも広がるかと思った。
他にも
「コントラバスとティンパニの人は残って録音、重低音で客席を揺らすから」
「この原稿読んで、色々な人の声を方々から流すから」
「そうだ、楽器ケースを開けるところからお客さんの前でやろう」
などと次々に指示があり、なんでもやりますという気分になる。
対談 劇場テクノロジーの変容 で、2.5次元ミュージカルの話があったのだが、
それに近いものを感じた。
旅の荷物があるとクソ重かったけど、こいつがKAATっていうかTPAMに連れてきてくれたようなもんです pic.twitter.com/qkK3UwTupV
— かみのけモツレク (@decoi0222) February 10, 2018
わたしは楽器はダントツで下手だったが、そういうことがさほど問題にはならない作品があるんだという発見ができたのは嬉しかった。