1111-1118

11/11(水)
8:00起床。コーヒーをいれて、はちみつトーストを食べた。ラジオから流れる曲が何かわからない。誰のコンチェルトだろうと思ったらリヒャルト・シュトラウス交響詩ドン・キホーテ」だった。バイオリン、ビオラ、チェロのソリストがいるらしい。なんでいきなりこんな展開になるんだと感じたが、リヒャルトだから仕方がない。交響詩だし。

家を出て、駅にいる人達を見ると厚手のコートやインナーダウンを着ている人もちらほら。自分はパーカー。電車内で伊藤亜紗「手の倫理」を読む。

手の倫理 (講談社選書メチエ)

彫刻をさわらずに触覚でもって鑑賞するということ。「を」さわる、「に」ふれる という助詞の違い。スキマスイッチの曲に「ふれて未来を」というタイトルのものがあったことを思い出した。

職場にて、弁当のおかずは豚の生姜焼き、ゆでたまご。午後、一階に届いたダンボール箱に入った荷物をフロアに持って上がる。どこへ持って行っていいかわからないので総務に尋ねると、取引先から届いた宅飲みセットだという。社長がZOOM飲み会をする手筈になっているらしい。置いてくればよかった。夕方、倉庫のピッキングをする契約社員の採用面接がおこなわれているらしく、年配の女性が次々に訪ねてくる。同じところに網をおろした場合女性のほうがまとも、ということが数年前から起こっていて、新卒採用も女性を採用する割合が大きくなっている。以前は同条件ならすすんで男性を採用していたことの裏返しでもある。全体的に女性のほうが就職に苦労していて、弊社のようなところまで条件を落としているようす。今回は女性を採用しようとしているのかもしれない。「トシはトシですけど、元気ですよ!」とアピールする声が自席まで聞こえてくる。

やがて退勤。帰宅、風呂。めちゃくちゃイライラするので9mmのCDをかけた。その後ちょっと楽器を弾いて、夕飯はカレーうどん。ラジオからはマーラーの6番が流れていた。5番より好きかもしれない。


11/12(木)
ラジオをつけっぱなしで寝てしまい、朝のニュースで目を覚ました。感染者数の発表に続いて「非常事態宣言を発令する段階ではない」という見解の読み上げ。またこれが続くのか。二度寝中、職場で地震が起こる夢。余震の続く中、向かいの席の後輩が枝毛を切ったり掃除機をかけたりしている。実際にこのシチュエーションで揺れたときに落ち着いていたのを見たことがあるが、だからといってこんなことをさせるか?どれだけ発言に気を付けようとも、深層心理のイメージは雑なものだ。

7:45起床。コーヒーをいれて、はちみつトーストを食べた。出勤する電車内で小田原のどか編「彫刻1」を読む。

彫刻1:空白の時代、戦時の彫刻/この国の彫刻のはじまりへ

今日は午後から休みをとってこの方が登壇するシンポジウムへ行く。

職場にて、向かいの席の後輩に今朝の夢をフィードバック。「え、わたしキモ(笑)」との事。登場した人になら自分の見た夢の話をしていいことにしている。

正午、退勤。奈良へ。シャトードールでパンを買ってビブレの跡地のベンチで食べる。これをするのは数回目だが、そんなに時間に追われる用事が奈良駅界隈にあるんだと自分で思う。映画祭とかかな。昼食はカレーパン、ピスタチオクリームパン。緑色のピスタチオクリームが卵の黄身のようにベトンとのったパンを齧って驚いた、パンの中にスポンジケーキ生地が入っている!生地の中に生地!謎の調和があり、そこそこおいしく食べられた。

シンポジウム会場である奈良女子大学へ。ファンシーな正門はほとんど閉じられており、人がすれ違えないような隙間から学生が出入りしていた。正門のそばにシルバニアファミリーの建物のような詰所があり、窓からおじさんがひとり座っているのが見える。そこで連絡先を記入、検温。「普段はこんなんありません、コロナがなかったらこれもなくなりまーす」との事。

13:30、会場の会議室着。国際シンポジウム 「都市空間とジェンダー:身体表象と記憶をめぐって」。奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター主催。オンライン中継されている。会場で聴講することも可能で、それに申し込んだ。10人ほどの聴講者は学内、学外の研究者ぽい。男性がひとりだけいた。カリフォルニア大の研究者である発表者だけでなく、奈良女子大所属の司会者、コメンテーターもオンライン参加していた。スーツ姿の大学職員の男性が室内を走り回って機材の設営、トラブル対応をしていた。自分が学生だったころは幽霊のように存在している印象だった男性職員が大活躍している。当時はなんとなく通っていた女子大であったが(奈良女ではない)、女子大っていいなと思えるひとときだった。シンポジウムの内容も興味深い話題ばかり。女性遊歩者というものを知った。終わって外へ出ると真っ暗になっていた。

大学をあとにし、ギャラリー一風へ向かう。夜道で男女ふたりが「トップバリュのミートソースおいしいですよね~!」と大盛り上がりしていた。敬語でその話題でそんな盛り上がれるのは羨ましい。閉まっている店が多くて道に迷った。ならまちの夜は早い。閉店直前にギャラリーへ滑り込むと、(絵じゃなくて)グッズしか買ったことがないのに作家さんが覚えていて声をかけてくださり焦る。楽しいひとときが過ごせたが、改めて展示への向き合い方を考えるなど。初めてノートに名前を書いた。

一風をあとにし、若草カレーで夕食。ちょっと奮発したIPAビールがおいしかった。

narabrewing.com

ゲップまでうまいのは久しぶりだ。今見てもどれだったかわからないが。サイドメニューのスパイス炒めやソフトシェルクラブの何かが食べたいのでまた誰か連れてこないと。若草カレーを出て駅へ向かう途中、古本屋の店先のご自由にどうぞコーナーから雑誌「へるめす」を2冊拾う。帰宅、風呂。

寝る前に「日本カバ物語」付録の、日本の動物園のカバの家系図を現在生存しているカバと照らし合わせる。カバの血統はサイなどとは違って管理されていないという記述どおり、現在も親戚同士でつがいが形成されている動物園があるようだ。一時解消されてもまた、新しく迎えたカバが既存のカバと親戚だったりする。天王寺のテツオと同居している2頭はメキシコから来たらしいので違う。メキシコで血統管理されてるかは調べていないけど。日本の動物園でうまれた子カバはアジア各国の動物園へわたっているらしく、宮嶋氏は海外への影響も心配されていた。


11/13(金)
8:00起床。コーヒーだけ飲んで出勤。職場にて、弁当はれんこんとベーコンの炊き込みご飯。煎り大豆も入れると香ばしい煮豆になった。 

やがて退勤。図書館に寄る。ネットで書庫の本を7冊予約していた。三島由紀夫の命日にあわせて特集ワゴン棚が出してあった。三島はほとんど読んだことがない。小説の文庫本は出払っているようだったので薄い論評集を借りる。

図書館を出てイオンへ。トップバリュのミートソース、冷凍揚げなす、冷凍刻みネギ、つみれ、ピーマンなど買う。帰宅。夕飯はミートスパゲッティ。昨日ならまちの夜道ですれ違った男女の話しぶりから、どれだけおいしいのかと思ったが普通の味だった。しかもネットで酷評されている。「まずい」「薬臭い」「人が食べられる最低限の味」、あと貧乏でロクなものを口にできなかった時代の思い出話に登場するなど。「安いしたっぷり入っておいしい」と安さを食べている人、ラザニアの材料にする人、「臭いっていうのは日本人ウケしないタイムの香り」「味が平面的だから塩胡椒を入れたらだいぶマシ」と分析する人も。揚げなすや目玉焼きや粉チーズをのせたので普通の味になったのかもしれない。では昨日手放しで絶賛していたのは何だったのか。やたら明るい顔つきと関係性の謎めいた感じはいつか声をかけられた宗教団体の男女を連想した。食後、入浴して寝た。


11/14(土)
9:00起床、洗濯。コーヒーをいれて、トーストを食べた。

両親から昼食の誘い。なんでも食べたいものを、と丸投げしておいて提案すると却下、お店に入ってからも「ちょっとずついろいろ食べたい」「野菜」とないメニューを所望、料理が来ると「ぬるい」と母親が言うのがいつものパターン。今書いていて初めて気づいたが、車の運転に集中しているフリを決め込む父親にはたらきかけたほうがいいのか?どちらにせよ親にはたらきかける気力など出ない。お盆に帰省してから、子供のころからずっと自分の選択や考えを尊重してもらえなかったこと、それを今怒っていることを理解してもらえないこと考えて消耗しているので、なにか他愛ないことをして上書きしておいたほうがいい。昼食をともにすることに。上記のようなパターンを経て、やよい軒へ。食券を買うところで骨を折った。食べたいものがないらしく一向に決まらない。「買うまでここにおったってや!」と言い残して席へ向かう父親。つい自分と同じ野菜炒めをすすめてしまったが、来た野菜炒めは油が気になるとの事。どこで何を食べても同じことだ。父親はふたりで食事をとる度にこれにつき合っていて、わたしが居るときはこっちに投げているのか?ふたりとも体調がよさそうなことはよかった。

親と別れて眼鏡屋で検眼。今とほとんど同じ眼鏡を注文した。受け取りは二週間後。温泉やスーパー銭湯でかけるお風呂メガネをついでに買ったが、「ないよりマシぐらいのもんです」との事。左右に同じ度のレンズが入っているので矯正できる範囲に限度があるという文脈の発言だったが、売る気のなさよ。

一度帰宅、洗濯物を取り込んで畳み、コーヒーとカラメルビスケットで休憩。夕方、アマオケの演奏会へ出発。電車内で伊田広行デートDV予防学」を読む。

シングル単位思考法でわかるデートDV予防学

いいイラスト。図の種類も多いが図の中にDVの具体例が細かい字でたくさん書かれている。「シングル単位」(←→カップル単位)という考え方が提唱されており、ゆで卵とスクランブルエッグ、車の運転などの比喩を使って繰り返し説明される。問題意識をゼロから育て上げようという気概を感じる。YA棚に面出ししてあったので早く返却して若い読者に手にとってもらわないと。

17:20、会場へ到着。モニタ式の体温計が4台。消毒液かけスタッフ2人。チケットの半券側に連絡先を書いてボックスに入れ提出。人が一カ所に集中しないよう随所で声かけして流す。20人くらい場外スタッフがいた。席は市松模様に指定されている。終演後は席のエリアごとに分散退場。キャパの半分もお客が入っていないこともあり普段とは比べものにならないくらいスッと出られる。自分の所属オケより弾ける、吹ける人が集まっているオケなんじゃないかと思うが、それでもアマオケの演奏ってつまらないなという感想を抱いてしまう。それは自分が出演する演奏会も自分には客席で楽しめないということでもある。自分がプロオケの演奏の何を聴いて楽しんでいるのか、詳しくはよくわからない。

終演、帰宅、風呂。夕飯はセブンイレブンの炙りたらこおにぎり、わかめとなすびの味噌汁。30分だけNHKFM「クラシックの迷宮」を聴くことができた。三島由紀夫特集。おお!「ミシマ」という映画の音楽をフィリップグラスが担当しているらしく、割腹自殺するシーンの曲が流れる。いつそんな劇的な死をむかえるのかという穏やかな展開が続き、まばゆい光が満ちてきたなと思ったらいきなり終わった。


11/15(日)
9:00起床。高尾滋「ディアマイン」を読む。

ディア マイン 1 (白泉社文庫)

Twitterでフォローしている人がいいねの数だけ好きなマンガを挙げていて、白水社のをいくつか検索したらこれが出てきた。配信されているのは文庫版で、柱の作者コラムによると「ずっと恋愛モノから逃げていて初めて描けた恋愛モノ」で、作者の大好物の「稼げる天才少年」が登場する。こいつの「人のふんどしくるくる結んだりほどいたりしやがって」というセリフから、なんだか信頼できる感じがして読み進めている。

早めの昼食にセブンイレブンの7種野菜のスープカレー(雑穀米入り)を食べた。カレー屋がTwitterで絶賛していたとおりおいしい。あたためるとfolkの匂いがする。その後家を出てアマオケの練習へ。電車内で石井桃子「山のトムさん」を読む。

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

戦後、なじみのない土地へうつり開墾して暮らし始めた人々の暮らし。トシちゃんの父親は不在、おばさんは持病持ちだったりするが、猫のトムのもたらす明るく楽しいエピソードが積み重なっていく。京都方面へ向かう電車のボックス席は観光客グループで埋まっている。ものを食べるのはやめてほしかった。

練習場にて、団内指揮者がマウスガードをつけて練習を始めようとすると「それでは不十分なんでマスクをつけてください」と指摘されていた。

練習終わり、近くのラーメン屋で夕飯。台湾まぜそばを食べた。ビールを頼み忘れる。店内は男子大学生でいっぱいだった。店の窓から帰路についたり、セクション練習前の買い出し(まだ練習するの!?)にコンビニへ向かうオケの人らを眺める。

帰宅、風呂。携帯に職場の後輩から「感染者が確認されたので明日は休みだそうです」と連絡が来る。最初に気になったのは昨日親と食事をしたこと。ここへ来てやよい軒を選んだことが生きてきた。グループ席にアクリル板が設置してあったのだった。次に考えたのが昨日行ったコンサートで連絡先を先方にわたしたこと。お客から後に感染者が確認された場合周囲の席のお客への連絡にあれが使われることになる。そして今日参加したオケの練習。席順を写真で記録している。感染(略)。わたし個人にとっても職場の誰だったかが対応のポイントになるわけだが、その情報はなし。検査方法、集計方法、それをどう報道するかなどに疑問があったこともあり、感染者数にかかわらずずっと一定の感染リスクはあるものだとして生活してきた。しかしいつか絶対来ると予想していたうちの職場の人の感染が今なので、統計学的な見方をすれば使えるデータなのかも。

夜中、マンガParkで成田美名子花よりも花の如く」を再読。

花よりも花の如く 18 (花とゆめコミックス)

16日まで、配信されている分は読み放題なのだ。その後電気を消しても寝付けず考え事をしていると、2月の演奏会が開けなくなるんじゃないかな、そうなっても別にいいという考えが浮かんできて我ながら驚く。当日までどうなるかわからない状態が続くということから逃げたくなり、捨て鉢な気分になっている。


11/16(月)
9:00起床。昨日の台湾混ぜそばはニンニク抜きにすべきだった。何も食べず洗濯をしたり冬物の布団を出したりする。その後、昨日の練習の録音を流しながら日記を書く。昼前、しらすトーストを食べる。家を出て、ドラッグストアで米とスパゲッティを、スーパーでパン、白菜、ウインナーなど買う。帰宅、昼食は総菜コーナーの助六。食後、じゃんぽーる西「モンプチ 嫁はフランス人」を読む。

モンプチ 嫁はフランス人 (FEEL COMICS)

外国人、乳幼児との出会いを描いたコミックエッセイではこれが一番好きだ。絵もいい。その後欠田誠「マネキン 美しい人体の物語」を読む。

マネキン 美しい人体の物語

小田原のどか編「彫刻1」内の対談内で触れられていた作品。面白い。スポーツマネキンは2000年代初頭に著者によって手がけられたらしい。数年前彼氏と行ったスポーツデポで初めてアスリート体型のマネキンを見た(彼氏が「でっか」「首、太!」と言ったので気づいた)。自分が文化系だから知らなかったんだと思ったが、割と歴史が浅かった。夕飯は具だくさん味噌汁、白飯。職場の後輩から連絡があり、「今日消毒したので明日は普通に営業するようです」との事。クラスター対策はこれで終わりだろうな。


11/17(火)
8:10起床。飲まず食わずで出勤。よく晴れている。電車内でへるめす1994年1月号を読む。

へるめす 1994年1月号 No.47

先週の木曜に本屋の店先で拾った雑誌。

職場着、取引先への連絡は昨日出社した人が済ませたらしく穏やかな朝。得意先用、社内用のPDF文書で状況把握する。感染した社員は入院中だが容体は落ち着いているとの事。保健所の指導により1名濃厚接触者であると判断されたためPCR検査、結果待ち中。そうでない社員で業務上関わりがあった社員は「自主的に」PCR検査を受け、全員陰性。受けれるもんなんだな。保健所によると、当該社員が最後に出社してから3日以上経過しており、付着していたとしてもウイルスは死滅しているためやらなくていいらしいが、休業中に専門業者を呼んで消毒を実地。今日の社食はなし、配達されたお弁当を食堂で食べるようだ。総務より、先週当該社員を訪ねてきた来客にお茶出しをした人、社食で同じテーブルを囲んだ人は申し出るようにというメッセージが来る。弁当のおかずはピーマンの肉詰め、なすとピーマンのおかか和え。ピーマン農家みたいになってしまった。

やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯は鮭クリームうどん。MBSラジオにて、新旧ありがとう娘(浜村淳のラジオのアシスタント)が集まって特番を放送している。40年超にわたって受け継がれる独特の文化。放送終了後社食で食事をともにする際、浜村淳のために減塩醤油を持参するなど。声にならない悲鳴が出た。


11/18(水)
7:45起床。コーヒーをいれて、ピザトーストを食べた。今朝も暖かい。出勤する電車内でジョルジュ・サンド「愛の妖精」を読む。

愛の妖精 (ポプラ社文庫 (C34))

見かけの割に視点がドライで面白い。訳者あとがきによると原著から大幅にカットされているらしい。そうして児童文学に仕立てることがあるのか。サンドは先週のシンポジウムで紹介された女性遊歩者のうちのひとり。街をぶらぶらするのに好都合だから男装していたらしい。職場にて、弁当のおかずはナスとピーマンのおかか和え、ゆでたまご、さといものゆかり和え。昼休み、隣の福祉施設の駐車場で火おこしをしていたのでしばらく見ていると、焼き芋が始まった。職員がもくもくと焼いて、中へ持って行く段取りか。この人らは隣の会社で感染者が出てることは知らないだろうな。濃厚接触者の検査結果は陰性だったらしい。

10月に会社から「OK」が出ていた忘年会はどうなったのか気をもむ一日だったが、参加予定だった社員には昨日中止連絡があったらしい。保健所の指導が入って初めて「社員の皆様にはご心配をおかけしています」とかいってPCR検査結果が通達されたわけだが、しょせん自分らの感覚以上に心配している人間のことは想像できない上層部なのだ。本当に一人暮らしでよかった。

やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はあさりチャーハン。辛ラーメンの粉の味。ラジオのニュースにて、各県で一日の感染者が過去最多を更新しているというニュース。8月以来の数だというが、もう感染者数をどう受け止めたらいいのかわからん。つい最近まで国内旅行を推奨しつづけたのだし、今週末に予約している人だっているだろう。ツイッターでは「一日に検査できる件数にも限りがあるからこのあたりが頭打ちかな」という見方をしている人も。

食後、Tさんがラインで「A子さんの恋人はトラウマ最終巻歴代2位」とメッセージを送ってくる。1位がブルージャイアントで3位が東京バビロンだという。すべて未読だが、東京バビロンについては新旧さまざまなサイトで詳細が語られている。かなり残酷な描写がありそう。これより上位につけてくるA子よ。Tさんが「えいたろう~」と泣き顔を送ってくるのでとりあえずA太郎派にとっては泣きの結末であることがわかった。ネットの人らが阿鼻叫喚していた時点でそういう感じなんだろうとは思っていたけど。

ラジオでは日本音楽コンクールホルン部門の本選の模様が放送されている。ゴードン・ジェイコブのホルン協奏曲x4人分。技巧的な課題曲だ。こういう場合奏者と所属(たいてい学校)、審査結果も紹介されるのだが、よく聴いているとアマチュアの耳でもなんとなく差がわかる。コンクールで結果を出すことの難しさも。