0923-0929

9/23(木祝)
朝食ははちみつシナモントースト。ネットで見た連休中のイベントでの感染症対策。文フリ大阪では入場時のCOCOAの画面表示チェック。キョウトグラフィーではコロナ安心パスポート(無料)の発行。後者はお客が連絡先情報を登録すると発行されるものらしいが、えらく持って回った言い方をする。

家を出て、昼食はカトゥールというカレー屋でとった。こんなに自然光で明るいスパイスカレー屋も珍しい。雑貨屋のような内装。ヤム邸関連のお店のカレーは盛りつけが華やかすぎて気後れすることが多く、毎回うっすら「もう少しそっけない方が好みだな」と思いながらスプーンを差し込むが、おいしいものはおいしい。

カトゥールを出てfolkへ向かう。例に漏れず迷う。そしてfolkの棚の大らかさに救われる。ビニールがけされていない新刊漫画が並んでいるのも信用というか、歓迎されているようでうれしいポイントのひとつ。その後セブン-イレブンに寄ってネットプリントで楽譜を出力。あと、手帳好きな人々によるネットプリント企画「てちょぷり」作品も出力。

その後ドーンセンターへ行く。映画祭の会場になっていて数年前に行ったことがある。その時はまだフェミニズム関連の話題に疎かったが、男子トイレより格段に大きい女子トイレを見て高揚したのを覚えている。今日の目的は情報ライブラリー。数年前とは棚の見え方が違った。ものすごく見応えがある。古い本も開架にあり、漫画もある。話題作が続々入荷され、しかも貸し出し中になっていない!利用者カードを作って借りた。通っている図書館では予約がいくつも入っているような本がそこここにありテンションが上がったが、利用者が少ないということでもあるのだろうか。情報センターの入り口近くにスーツやパンプスの並んだ小部屋があった。就職活動用に借りることができる。生理用品の用意もあると書き添えられている。時間帯によってはカウンセラーもいるらしい。

帰宅、風呂。夕飯はかぼちゃとブロッコリーのチーズパスタ、ミナペルホネンコールスロー皆川明作、千切りキャベツに湯をかけて塩昆布とオリーブオイルで和えてできあがり。

9/24(金)
朝食はしょうがクッキー、くるみ。

通勤電車の中で上間陽子「海をあげる」を読む。

海をあげる (単行本)

導入部分で一気に引き込まれるところは打越正行「ヤンキーと地元」を思い出した。怒りと同じくらい悲しみが吹き出してくるような文章。圧倒的だった。

 

decoi0222.hatenablog.com

 

弁当はオムライス。夕食はキャベツ納豆。

9/25(土)
朝食ははちみつシナモントースト。

通勤電車の中で高嶺格「在日の恋人」を読む。

在日の恋人


制作日記が意外に軽快な感じでホッとする。

退勤。昼食はやよい軒でとった。鉄火丼と豚汁。松屋の豚汁はさつまいもが入っているが、ここの豚汁はサイコロ型のこんにゃくが入っていた。前者はこんにゃくなし、後者はさつまいもなし。食材の表記をひらがなかカタカナか迷う。スーパー1に寄って買い物。帰宅、しいたけときゅうりの下処理。その後楽譜の清書、各種連絡。ドラッグストアへ行ってパンと牛乳を買う。帰宅。コーヒーにとバニラバーで休憩。手帳書く。TwitterのDMで嬉しいメッセージをもらう。夕飯はれんこんとベーコンと大豆の炊き込みご飯、わかめと卵のスープ。食後、楽器の練習。

ラジオからはN響のコンサートの模様が流れている。指揮者は沼尻竜介。「曲が終わってふと天井を見やって、ハッと短く息を吐きました」と実況されている。続いて久々の大編成ということで演奏されたマーラー1番の編成を紹介。ファーストバイオリン14、から始まってティンパニ2!まで。そういえば先日のパーヴォヤルヴィのコンサートでは入退場の仕方を工夫していた。指揮者先入れ、オケ後入れ、カーテンコールなし。オケが先にはけて、指揮者は最後にはける。

9/26(日)
朝食はきゅうりトースト。超熟のイングリッシュマフィンを使った。乙な味がする。今日はアマオケの練習。電車内では青山ゆみこ・牟田都子・村井理子「あんぱんジャムパンクリームパン 女三人モヤモヤ日記」を読んでいた。

あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

WEBマガジン「あき地」で連載されていたのを少し読んだことがある。一冊通して読むと三人の文章に統一感があった。楽しみに日々喪失感がそそぎ込まれて薄いカルピスのようになってしまう、外出するときに靴底に貼り付く罪悪感、など印象的な比喩。しんみりした。

昼食は昨日の炊き込みご飯をおにぎりにしたもの。練習場の廊下のソファでモソモソ食べた。暴言を吐かれて気分は最悪だった。言われた者同士で連帯できないのも状況を悪くしているのではないか。

練習終わり、昨年入団した人に声をかけられる。コロナ禍以後に入団した人とは以前のような距離の縮め方、つまり飲み会ができずいつまでも新入団員のままのような感じになっている。「こないだ誠光社に行ったんですけど」来た!と思った。わたしの属するコミュニティの中で一番大きいのが100人弱のアマオケ。本の中で顔出しをすると、何かの拍子に見つかったりするんだろうか、まあしないだろうな。とは発売時にちらっと考えたことがある。「色んな本屋さんに並んでるのをけっこう前から見てて、気になってはいたんですよね」とも話してくれた。わたしは作家ではないが制作、怒濤の出版イベントラッシュの様子を眺めていて、最近は新刊コーナーから料理本コーナーへと収まっていくのを見かけたところだった。こうしてじわじわ広がっていくのを体感できて不思議な気分。

夕食はガストの天津飯アマオケの面々と五人で入店し、一言も発さず食事をとり、その後マスクをつけて打ち合わせをした。久々にこのメンバーで食卓を囲んでいるのが嬉しくて食事中ずっとニヤニヤする。

9/27(月)
朝食はなし。

通勤電車の中で尹雄大「さよなら、男社会」を読む。

さよなら、男社会


ドーンセンターで借りた本。「なぜジャッジメントを行える立場に居続けるのか」。(年輩の男性は)(会社ではなく趣味の場でも)という章。自分に甘い序列を認めさせるため。自分より優れた技術を持った人の素晴らしさを語れる自分を認めてもらい、インナーサークルの一員になるため。権力を保持するには、神輿と同じく担がれる必要がある。仰ぎ見る者による支持なくしては、権力を行使し続けられない。と次々に分析されていく。例として挙げられているのは武術の講習会だが、なんと既視感のある事例だろう。上手な新人を早速囲って持ち上げているおじさんが陰で「こういう昭和のおじさんみたいなふるまい、自重してもらいたいね」と言われていたのはこういうことだったのか。複数の男性の口からそういう言葉が出るのは新鮮で驚いた。わたしには担ぎ上げられるほどの技量がないので当事者になったことがなく、見過ごしてしまうところだった。

弁当はきのこと厚揚げの炊き込みご飯。残業。夕飯は納豆スパゲッティ。
夜、よく寝られない。目が覚めて泣いたりする。

9/28(火)
朝食はきゅうりトースト。
通勤電車の中で山本文緒「自転しながら公転する」を読む。

自転しながら公転する

ドーンセンターで借りた本。1/3ほど読んで気づいたが、これはラブコメの皮をかぶった「群青の夜の羽毛布」ではないか。20年以上間隔があるが、まだ書きたいことがあったのだろうな。

出勤、やがて退勤。ワクチン接種のため午後休。昼食はサイゼリヤでとった。ハンバーグランチ。隣の人と近くて落ち着かないが、ラジオを聴きながら読書。イエモンの「砂の城」がかかった。弦楽アレンジがかっこいい。ワクチン接種会場はひと月前と比べてガラ空きだった。帰りの電車で泣く。マスクの下がベタベタになった。

夕飯はグリコのドライカレー。食後、「自転しながら公転する」を一気に読む。山本文緒作品は登場人物が立体的で好き。構成も見事だった。朝は母親が娘の恋人に接近するところで「群青の夜の羽毛布」を思い出してゾッとしたが、とくにそういう展開にはならずホッとした。しかしよく泣く主人公だ。話の筋とは関係なく読んでいる間よく涙が出た。そういう日だった。

9/29(水)
朝食ははちみつトースト。カビた部分(取り除いた)があっても超熟はおいしい。

通勤電車の中で中村桃子「『自分らしさ』と日本語」を読む。

「自分らしさ」と日本語 (ちくまプリマー新書)


職場にて、後輩がやつれていてかわいそうで涙が出そうになりこらえる。自分にも魚座らしいところがあるんだなあと思う。弁当はグリコのドライカレー、みょうがの酢漬け、きゅうりしょうが塩昆布和え、ヤングコーン、ギョニソ。夕方、強い頭痛と吐き気。ワクチンの副反応か。

定時で帰ってすぐに寝る。22時ごろ気分がよくなったので夕食。白ごはんドットコムの厚揚げステーキ。しそとしょうゆをフライパンで熱してソースをつくるレシピ。みょうがと大豆も入れた。