池間由布子さんはすばらしい 2016年8月1日 - 2016年8月7日

しゅあろあろ

3枚目のアルバムを制作中らしい。楽しみ!

 

武満徹 (KAWADE道の手帖)

武満徹 (KAWADE道の手帖)


写真も豊富でとてもよい

フルクサスとは何か?―日常とアートを結びつけた人々 (Art edge)/塩見 允枝子

フルクサスとは何か?―日常とアートを結びつけた人々 (Art edge)


フルクサスとは何かなんとなくわかった。楽しさが伝わってくる

 

バッソコンティヌオ 空間を支配する旋律/菊池宏

菊地宏|バッソコンティヌオ──空間を支配する旋律 (現代建築家コンセプト・シリーズ)

写真も多く気軽に読めるが、読むと歯ごたえばつぐんだ

2016年8月1日 - 2016年8月7日

池間由布子さんのライブへ行く。開演を待っていて、ギターの音が聞こえてきたなと前に目をやったら緞帳の間から顔だけ出してハミングされている。なんてチャーミングなんだ。最初に大阪にこられたときはあまりやっていなかったと思うのだが、ブルージーというのか、黒っぽくてハッとさせられる展開の曲が楽しい。ダイナミクスレンジが大きい。意識的に音量を小さくしたり大きくしたりしているという感じではなくて、普通に歌い始めてギターの響きとともにどこまでも大きく豊かに広がっていく感じがする。ここがピークかなと思ったらまだ声が伸びたりして驚く。

休憩をはさんで、池間さんが客席の山本信記さんを紹介される。最前列のザブトンでお酒片手にゆらゆらノッていた男性が布のナナメがけカバンからちっちゃなトランペットを出して吹き始めたので驚いた。

小型の楽器がうらやましいのはこういうふうにいきなりパッと出せるところ。鮮やかで憧れる。チェロは・・・大仰だし・・・腕前がヘボいと登場時に場のテンションのピークがきてしょんぼりゴニョゴニョ(→結局何をやっても一緒)

終盤は音数の少ないアレンジのしっとりした曲をされ、しっとり方面にもレパートリーの広がりを感じた。外にいる猫の鳴き声がきこえるほどの静けさ。

発表された音源と違うアレンジになっていた曲もあったし、歌詞もちょこちょこライブごとに変わってる気がするし、行けるものなら今日のライブも行きたい。全然見逃せない。あとステージ上から見られている気がして恥ずかしい。目も合ってしまうし(目が終始きらっきらだ)MCで、ときには歌詞やアレンジを変えて語りかけてこられる。緊張する。

池間さんについて書き連ねていたら圧倒されてしまって自分で自分がどうでもよくなりかけたが、この週はわたしも楽器を背負って行ったことのない場所へ行って、知らない人の中に身を置いて演奏する という修行をした。カルチャーショックがすごくて気持ちが折れかけたが、エイヤと参加した懇親会で共演者の方々にいい印象や興味をもつことができた。こういうアプローチも自分の中で有効なんだなと気づいた。修行はひと月ほど続く。修行するぞ修行するぞ修行するぞ