2016下半期面白かった本

■海水浴と日本人/畔柳 昭雄

 

海水浴と日本人

 海の家の研究から派生して執筆されたという。知る喜びにあふれている。

 

■ペンギンのしらべかた/上田 一生

ペンギンのしらべかた (岩波科学ライブラリー)

葛西のペンギン展示が良すぎて借りた。写真はほとんどないのにペンギンのかわいさが伝わってくる。タンカー事故などヘビーな話題もあるのがいい。

 

■珈琲飲み/中根 光敏

『珈琲飲み』: 「コーヒー文化」私論

ブックデザインなどこだわり抜かれた一冊。

喫茶店の歴史などくわしく解説されている。純喫茶←→○○喫茶

 

■音楽の神経心理学/緑川 晶

音楽の神経心理学 (神経心理学コレクション)

音楽をする際に脳がどんなはたらきをしているかを、患者ができないこと、その患者の脳のどこが損傷しているかから探る。パズルのようなおもむきがある。

 

■人は火山に何を見るのか/寺田 匡宏

人は火山に何を見るのか―環境と記憶/歴史 (地球研叢書)

読んでいる最中はとても楽しかったし興奮もしたが、何を書いてあったか忘れた。もう一度読むのを忘れないようにランクインさせておく。

 

あまり小説を読まなかった。動物園や水族館へ行っては動物の棚へ行き、芝居を観ては演劇の棚へ行った。FAKEを観て森達也を借り、カメラが苦手だといって写真専門誌を手に取った。薄くて読みやすそうだから借りた海外の指揮者の教えが直訳でぶっ刺さった。

どのジャンルの本を読んでも書かれたのが震災以前か震災以後かすぐわかる。以後の本には必ず影が落ちているからだ。

 

上半期分

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感銘を受けたマンガ 

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