2016年観た舞台・映画・展示

FAKEのヒキの強さ

  【舞台】

○CTTセレクション @ウイングフィールド

試演会とのことだが、収穫いっぱいだった。

予備知識なしに見たげいまきまき氏のパフォーマンスに度肝を抜かれる。

 

○匿名劇団「戸惑えよ」 @アートグラウンドcocoromi

久々の観劇で場面転換の度に集中力が切れてしまう。役者には華や勢いがあった。

クロ高で高橋が頭につけていたアレの実物に興奮した。

 

○猟奇的ピンク「frascoの海」 @油野美術館

会場の雰囲気と、そこから着想されたのではないかという内容がとてもいい。

 

○山尾企画「ドラゴンはもう唄わない」@シアトリカル慶典院

バッドエンドでこんなに悲しかったことはない。丁寧にキャラクターが描かれていた。

 

○お寿司「病気」 @アトリエイサン

衣装作家率いる劇団の第一回公演。めちゃくちゃ攻めてくる。目撃できてよかった!

 

○松根充和「踊れ!入国したければ」 @京都芸術センター

結果的にそうなったということなのだろうけれどなんてチャーミングな批評なんだ

 

庭劇団ペニノ「地獄谷温泉 無明の宿」 @ロームシアター京都

地獄谷温泉 無明ノ宿

舞台装置が二階建てというので見に行った。軽い気持ちで行ったのを後悔するレベルの迫力と観客に対する問いかけ。

こんな充実した舞台を3000円で観られることの驚き。これがロームの力なのか

 

松根氏とペニノは京都国際舞台芸術祭2016の中の公演。

他の公演も目新しかったしチケットが安かった。ぐっと芸術の秋っぽくなった。

 

○猟奇的ピンク「演劇×ピアノ」 @書斎カフェじょうじあん

開場してすぐ入場すると物陰にピアニストが控えていて、わたしの席からはヌードベージュのパンプスを履いた脚だけが見えていた。

こういう公演ならではの光景がうれしい。

 

【映画】

「さようならCP」

さようならCP [DVD]

おかわいそうで結構じゃないか が忘れられない

 

「極私的エロス」

極私的エロス・恋歌1974 [DVD]

とにかく刺激が強かった。状況を理解するのに時間がかかった。

避妊さえしていればこんなややこしいことにならなかったのに、というのは野暮なのか

 

「ロイヤルコンセルトヘボウがやってきた

楽器を飛行機に積む際に梱包する場面が面白かった

 

「FAKE」

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

爆笑できると思わなかったが、爆笑した

 

【展示】

エッケホモ 現代の人間像を見よ @国立国際美術館

こっちの感度の問題だけれど中2心をくすぐるグロさだった。

同時開催の竹岡雄二のほうがツルッとしていて気分に合った。

 

○国宝 信貴山縁起絵巻 @奈良国立博物館

細筆で描かれた目元がかわいい。

絵巻の展示ではボトルネック(いい場面の前で立ち止まり動かないババア)対策をお願いしたい。

 

○川村志穂 知らない国で知らない男の家に行く @イロリムラ

タイトル通りのことをして、口説かれまくりながら撮っている。見応えありすぎる。

 

明和電機 ナンセンスマシーン展 @グランフロント大阪ナレッジキャピタル

非常にロマンチックな作品(エーデルワイス)も製作されていることに驚く。

 

○THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ @国立国際美術館

秘密基地の延長線上といった感じでとっつきやすい。

裁縫セットの針と糸でぞうきんをベランダから下に降ろして遊んでいたクラスの男子を思い出した。

 

トーマス・ルフ展 @国立近代美術館

撮影NGの日をもうけてほしかった。観客の自意識が展示室で交差して苦しい。

観客の自意識 って、こんな記事書いといてどの口が言うのかというのは

 

あると思います