0206-0213

2/6(木)
うまく布団にくるまることができず寒くて目が覚める。寝てる時までどんくさいのかお前は。コーヒーだけ飲んで出勤。今期一番の寒さだとか。天気予報を見てそれがわかっていればさほど寒く感じない。占い師が自分の見えているものの捉え方を「天気予報のようなもの」と言っていたのを思い出す。車内で文藝の柴崎有香の連載を読む。一日8時間テレビを見ていれば3ヶ月しかやってなかった伝説の番組がリアルタイムで目撃できるのか。隙を見て黒糖ネオバターロールを食べる。プレーンとレーズンと黒糖でロールパン部門3位まで独占してるっていつかのパッケージに書いてたけどほんまかなあ。黒糖1位ってのもわかるような、意外なような。めちゃくちゃ悪い男を見かけたので昼休みに「めちゃくちゃ悪い男」聴く。この曲のやつに比べたらまだまだやと思う。そのまま流し続けているとゆら帝の「星になれた」になってラッキーだった。ブログの更新をする。やがて退勤。コーヒーとカレー粉を買って帰宅。味付きの刻み海苔がない。こういう時「心だけなぜかとても寒い」とSPEED貴子の声が聞こえるが、全身寒い。風呂、炊飯、ピンクのもちもちどら焼き。ゴミ出し、洗濯。洗濯するとなんもせんと寝た感がやわらぐ。炊けたので納豆とおくらとしらすをのせて食べる。こんな寒いのに凍ってるやつをごはんにのせて食べてる自分がわからない。友人とライン。部屋にハンガーをかけるとこがなくて困っているという。わたしの部屋は長押(なげし)(←自分のためのふりがな)があるのでラッキーだったと思う。ニトリが部屋干しグッズを展開していて便利そう。ドア枠にガッと挟むやつとか、ドアに引っ掛けるやつとか。「でも壁があいてるから壁にかけたい」ないもんはないですし、でけへんもんはできません。ハンガーの話もしたことがあって、とにかくベランダの洗濯物が飛んでいく、ハンガーを固定すると服だけ飛んでいくというので「フェルト地のハンガーにかけたらいい」と言うと、「それはクローゼットの中で使うハンガーでしょ」「濡れるやん」で話が終わった。このへんの線引きが人それぞれだなと思う。そういえば茂木美月さんがトークイベントで「何が嫌かを軸にして家事のやり方を考えるといい」と言ってたな。これか。茂木さんの例は「皿洗いが嫌いだったけど嫌なのは食器用洗剤が注ぎ口でグニュグニュしてることだったのでディスペンサーを導入しました」みたいな話だった。中居くんも言うてました、何かを選ぶときは何になら耐えられるかを考えなさいと。金スマかな。
ミュージックラインのゲストは家入レオ。この人となんばさんの組み合わせがなんか好き。家入レオがけっこうグイグイ行く。照れたら声がでかくなるのが可愛い。何をしても寒いので寝る。

2/7(金)
寒い。コーヒーをいれる。トーストにマシュマロクリームとシナモンパウダーをのせて食べる。車内で文藝に載ってた鈴木大拙南方熊楠の論考を読みかけるが、出てくる固有名詞がわからなさすぎて挫折。金沢に鈴木大拙の記念館が、白浜の京大の水族館の横に南方熊楠の記念館がある。前者だけ入ったことがある。人が少なく静かで、儲からなさそうなのにちゃんとしててよかった。いとうせいこうの福島モノローグを読む。昨日から数分に一回( ・3・)こんな顔でため息をついているのだが呼吸おかしくない?呼吸が浅くなってる。どないしよ。取引先からの郵便の封筒で、消印がついてて窓がついてないやつを見せてくれと言われる。半年に一回くらいの頻度で言われる。入社してからずっっと言ってるがここには窓がついてるやつしか無い!一度「何に使うんですか?」と聞いたら「何でもいいでしょ、ないの?」と言われてから「ないです」と即答しているがまだ来る。一生来るんじゃねえ!死ね!!!!!!疑問をもったり背景を知りたがる人間がこんなに疎まれると思わなかった。うっすらわかっていたけど確信に変わった。大学のキャリアセンターで教えといたほうがいい。「難しく考えないで、言われたとおりにやってくれればいいから」言われたとおりやって後でやり直しさせられるとこまでこっちは経験済なんで自衛させてくれよ。たぶん説明しといたほうが楽できると思うけど、今説明しなくてすむほうをとるんやね、説明できないんじゃないか。退勤、まっすぐ帰宅。ミュージックラインのゲストはNakamuraEmi。それにそなえて家事など済ます。数日前BISが歌の「しゃくり」について話していたけど、これがそうなのかなーとか思う。

2/8(土)
どれだけ働かせるんだ。出勤。職場のバレンタインは何もしなくてよいが、そういえば入社当時に先輩らがそれなりにやっていたことと
同期:「何かしたほうがいいですか?」先輩:「強制じゃないよ、わたしらはするけどね」私:「聞かなかったことにしよう」
2年後
後輩:「何かしたほうがいいですか?」わたし:「初年にやらなかったらやらない側の人間になれるよ」
というやりとりを思い出す。後輩に「何も伝言ゲームできてないじゃないですか、勝手に変えちゃだめですよ」と言われる。
退勤、帰宅して袋麺焼きそばをつくって食べる。彼氏来る。フットサル用の靴が欲しいらしいのでゼビオへ行くことに。まったく縁のない場所であるし体育会系の客にビビるが、買うものがある人につきそうとさほど気まずくない。エプロン姿の、毛色の違う店員がいると思ったらプロテイン売りのおっちゃんだった。一旦帰宅。アラレちゃんのバレンタインチョコ渡す。コーヒー、ふわふわチョコおかき、節分の豆でお茶。なら瑠璃絵へ。相変わらず真っ暗で寒い印象が残るイベントだ。ガードマンが拡声器で声掛けしないといけないのもいまいち雰囲気が出ないポイントか。コロナウイルスの影響か、もともと夜はこんなもんなのか、海外からの旅行客がおらず久々に周囲の人々が何を話しているかわかる状態。サイゼリヤで食事。奈良駅サイゼリヤの客層はことさら若い。こういったことを気にせずワインを頼んで文庫本を開いて休日の午後を過ごすのが人生の目標。天王寺サイゼリヤにそういうおじさんがいた。ドリンクバー、牛すね肉のパスタ、豆のサラダ、普通のピザ、プリンとメリンガータの盛り合わせ。間違い探しを楽しむ。あとは職場の話など。レストランでできる話っていうのがあるな。他愛もないことには変わりがないけど。

2/9(日)
さっさと家を出てアマオケの練習へ。電車内で駅スタンプの旅SL編を読む。

駅スタンプの旅 (SL編) (エイ文庫 (045))

天神橋筋商店街フォルモサ書房で買った。旅がテーマの本屋らしい。気楽に読めるうえにつっこんだ話題もあっていい本。松屋でシュクメルリ定食。半券に「シクメル定食」とある。オーダー通すときの略称をここで統一しているのか。熱いので全然食べ終わらないが、雪が降っているぶんおいしい。楽しく練習。ミーティングで集客の話。団員個人の考え方を尊重しつつ運営で手を打つって難しいけど、そこで出てくるのがグラフ。「かしこい人って性格かしこいね」というかしこさ0の会話を高校の後輩としたけど、こういう場面のことをいう。そのへんにいた人と練習後サイゼへ。お互い似た者どうしだということがわかった。好きなことを好きなだけ喋り散らかすので同じ話を何度もしてしまう。相手に同じ話をされた時は流さず「言うてましたね」と返す。という共通点がある。全然あかん。しかも「いろいろ喋ってもらうのはかまいませんけど、あまりネットを鵜呑みにしたらだめですよ」と言われ、耳が痛い。これたぶん付き合い長い友人に話したら爆笑されると思う。一番搾りジョッキ(プラスチックだった!でも中身はおいしい)、豆のサラダ、ピクルス、辛味チキン、パエリア、ベーコンのったピザ。ちょっと頼みすぎた。

2/10(月)

お昼休みに職場の人にトイレで「コンタクトしたことありますか?コンタクトにしようかなと思ってるんですけど今出てった子なかなか入ってなかったじゃないですか?なんか怖いなと思って」と話しかけられる。年上の方だったので意外でかわいかった。夕方には目がショボショボ。加齢かな。退勤。まっすぐ帰宅。土日両日サイゼリヤに行ったのでお腹が重い。キャベツ納豆豆腐味噌汁みたいな自分なりのリセット料理みたいななにもかもがあやふやな料理をつくって食べる。味もあやふやで決まっていないが、モサモサ食べているとほっとする。嬉々としてサイゼリヤに行ったのに罪の意識に苛まれるのは納得がいかない。まあでも辛味チキンは一皿でよかったけども。疲れたので寝る。

2/11(火・祝)
布団の中でぐだぐだしているうちに映画の時間が迫ってくる。飲まず食わずで遊びに出発。とりあえず家から出られるのが映画のいいところ。ファミマでたまご焼きサンドイッチを買って映画館のロビーで食べる。たまごサンドの卵より調和って感じがする。溶いてるからか。「念念(邦題:あなたを、想う)」。台湾の植生~!海原とか空とか広々とした映像を見ると肩甲骨の間が広がる感じがする。この季節に暖かそうな映像をみるのも心地いい。肩こりによさそう。絵画を制作する場面がよかった。Tシャツいっちょで両手にすくった絵の具ベシャア!ご都合主義的な展開もあるけどもういいや。お兄ちゃんも妹もみんな幸せに生きていってください。百福でカレーを食べようとしたが並んでいるのでパス。サケトメシは夜からか。土日休みのアアベルカレーの祝日営業に押し寄せた人らの行列を目にしてビビる。肥後橋へ移動。日曜のオフィス街が大好き。カロブックショップへ。カレー亡命大成功。

着込みすぎの格好で歩いて暑いのでアイスコーヒー。カロに初めてきたときは雑貨やリトルプレス目当てのところがあったけど、ようやく一押しのハードカバーにも目がいくようになってきた。

痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学

「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ

といいつつリトルプレスとサルビアの靴下を買う。国立国際美術館「インポッシブル・アーキテクチャー」展へ。行って後悔した展示などほぼないのになにをぐずぐずしていたんだわたしは。音楽ホールの模型なんかは楽器ケースをしょった自分が楽屋口を探してウロウロしながら展示に入っていけた感じがした。兵庫県立美術館で触っていい展示を見たことがあって、触ってよければこんなに長い時間同じ作品が楽しめるのになという感想をもったことを思い出した。教養のある人はとっかかりを自分の中にたくさんもっているので、作品の前で想像をめぐらせることができる。建築を勉強している人なのか、学生ぽい若者が多かった。でも全体的には図面や模型に親しみがなくても楽しめる構成になっていたと思う。パラレルワールドの生駒、パラレルワールドの国際会館、パラレルワールドの国立競技場。コレクション展も構造物ぽい作品が出ていて目新しい感じがした。なんか映像作品が奥にあるのかなと思ったらキーボードの上に猫が伸びていて和んだ。落合多武「猫彫刻」。どうやって和音を押さえているかの謎は猫の身体のしたに隠されていてわからなかった。美術館を出てフェスティバルプラザに向かう。大好きなので。ブルーブルーエで靴下買う。ここ2年ほど靴下を買うの控えていたが、カロでスイッチが入った。着るものに興味がなくなってきたから靴下かなんかで自分に刺激を与えるしかない。このままでは野人になってしまう。帰路。フィールヤングを持っているので電車内で時間を忘れる。

FEEL YOUNG(フィールヤング) 2020年 03 月号 [雑誌]

いつも車内で本を読んでるけどここまで夢中になれるのは久しぶり。雑誌の最新号はときめくなあ。和山やま先生、クロマティ高校みたいなおかしな高校に、古屋兎丸みたいに端正な女の子を山ほど登場させてくださりありがとうございます。安野モヨコ作品のテンポの良さに驚く。ストーカーの目がイっててほんとに怖いのに、次のコマで病院に駆け付けた主人公の勢いでおっさんのバーコードがファサッてなってるところにしびれた。最後かいけつゾロリ風というか水戸黄門ルックになってるところとか。切り替えがすごい。途中、部屋の中のぬいぐるみの居場所がないのでミニじゅうたん風シートを買いに行く。キャンドゥでみつけたが買うのをやめたやつ。やっぱり買う。ネット上にシルバニアファミリーの家に敷いて遊んでいる記事があった。ガワはないけどうちもそうしよう。ほかにドライカレーの素、レトルトのキーマカレー鯖缶、白いお皿。真っ白なやつがほしくなったから買ってみた。ちょっと小さいかもしれんけどトーストにはちょうどいいか。帰宅。風呂。オケの練習の録音流す。洗濯。カロで買ったhortaのショコララスクとコーヒー。なんか落ち着かないので日記を書く。最近固有名詞がほんとに出てこなくなった。楽しい思いをしてもすぐに忘れてしまうのではないかと不安になる。夜中、カルボナーラうどんを作るが玉ねぎを焦がしてしまい失敗。あと安いベーコンは買ってはいけない。同じ値段だったらウインナーとかハムの方が扱いやすいのかな。

2/12(水)
コーヒーだけ飲んで出勤。車内でカロで買った「りぶろ・れびゅう」を読む。卒業文集みたいな装丁だが、歯ごたえのあるブックレビュー。母方の祖母が施設で転倒、骨折、手術のため入院するという連絡。おばあちゃんはもう40年以上未亡人だけど、自分の機嫌をとって工夫して生活してる感じが好きだった。キンカンシロップ漬けにしたりテレビ見て大爆笑したり(今思うとたぶん意識的に爆笑してた)。数年前に鬱っぽくなって施設に入っている。工夫や心がけも老いには勝てないんだなと暗い気持ちになる。ただ全般にわたって、クヨクヨ悩む時間が減った。「わたしが気にしても事態がよくなるわけじゃない」まで到達するのが早くなった。雨が降っているのでどこにもよらずに帰宅。家になにもないかと思ったがけっこうあった。マーボー春雨の素とか肉豆腐の素とか。ローソン100にしか100円前後のスンドゥブの素はないと思っていたが普通のローソンにあったのを見つけて買ってあったやつ、があるのは嬉しかった。すっかり忘れていた。スンドゥブつくる。なんか仕事忙しかったから疲れた、寝る。

2/13(木)
温い。コーヒー、食パンにマシュマロクリームとシナモン。新潟の古本もやいのフリーペーパー、なしのつぶて#004を持って出勤。初めて手に取ったけどなかなか読み終わらなくていい。注釈がたくさんついているからかな。湿気で前髪が終わってしまったのでピンで留める。久々にデコ出しした。この方が運が開けるらしい。昼休み、もう半休とって帰るっつってんのに後輩が「どこいくんや」「誰のライブや」「何人組なんや」としつこくおっさんに絡まれていたので済んでから「最初に内緒ですって言ったら終わるよ」と言う。見てられん。ブログをいらう。自分の記述を見てSPEEDの熱帯夜をyoutubeで流す。トップに出てきたのが再録バージョンで、貴子の語りがちょっとだけ棒じゃなくなってる。やがて退勤。寒くないので嬉しくなってライフへ。もみのり(一週間)、冷凍あさり(一ヶ月)、チーズクリームペストリー(半年)など探していたものが変えた。行くスーパーは変えないとだめですね。雨か気温かわからないが電車がくさい。帰宅。風呂。冷凍してあったイワシトマトチーズ焼きでパスタ。思ったよりおいしい。オケの練習の録音を流しつつポメラで日記を書く。わりと衝撃的なできごとがあり、喜怒哀楽ぜんぶがワニワニパニックのように顔を出す事件だなこれは。日記を書いて整理。関係者でメールのやりとりをしているが、こういうときに性格が出る。メールうまい人メールうますぎる。練習中指揮者の先生が「同じフレーズが繰り返されてますね、70年代のフォークソングみたいな、かなしみに♪出会うとき~♪」と歌っていた曲を調べる。どうやら中村雅俊ぽい。夜中、おかざき真理「かしましめし」1を読む。

かしましめし(1) (FEEL COMICS)

「あんま若くない人が社会にもまれてる」というトーンの中で何するか、というのがフィールヤングの見どころだと思う。食べてる時はもうちょっと淡泊な方が好み。

木曜日は君と泣きたい。 (フィールコミックス)

あと、ハル敬語使う男の人登場させがち。