4/16(木)
頭がべとーっとして目が開かない。飲まず食わずで出勤。隙を見て魚肉ソーセージを食べる。半休をとっているので昼前に退勤。天気もいいし、ちょうど「健康のために歩いてる婦人」みたいな格好なので散歩することに。昼食は久々の若草カレー。毎回毎回想像よりおいしい。こんなおいしかったか。五食入り冷凍若草カレー2000円、安い!迷ったがまだ散歩をしていないのでやめておいた。なんとかコロナ渦を生き延びてほしい。若草カレーを出てアーケードの内外をウロウロする。人通りがけっこうあって、ここって地元の人の生活通路だったんだなと思う。インバウンドで観光客が沸いてるときは一本違う道を使ったりしてたのかも。雑貨屋の店頭に手作り布マスクがあったので買う。コガネムシ柄とか古札?柄とかがあって迷ったが、多分つけられないので単色のものにした。このあたりですれ違う人は布マスク率が高い。売ってるからか。生活圏の違いを感じた。途中、成人女性(マスクで年齢よくわからず)ふたりが公園で縄跳びしていて羨ましい。わたしも偶然を装って平城旧跡に現地集合して友人と凧揚げなどしたい。気のすむまで縦横無尽に歩き回り、古本屋「柘榴の國」へ。相変わらずとっつきにくい音源が流れていて最高だ。女性の笑い声が延々続いたりして現代美術の展覧会でカーテンめくって真っ暗な展示室に入ったところのインスタレーションで流れていそうな訳のわからなさだ。エロい本コーナーが大きくなっていて嬉しかったが、前に買ったやつをまだ積んであるのでパス。埃だらけの「えろちか」をパラパラめくって眺めていると、各人が好き勝手なことを書いていてたいへん活気がある。でも多分この時代だから女性の書き手はいないよなーとしんみりした。結局、以前から気になっていた「富士日記」と「死の棘」を買う。安くて状態もいい。柘榴の國を出て三条通を通って駅に向かうと、なつかしい気持ちで胸がいっぱいになった。中学生くらいまでは三条通りと小西さくら通りが奈良だったのだ。パン屋シャトードールに寄ってシュークリームとピーナツバターを買い、調子が良かったので久々に献血に行く。3年ぶりだった。この、献血ルームの中で次どこへ行ったらいいかとか、何されるかわからん感じがヒリヒリしていい。海外滞在歴を聞かれたときに何人か留学経験のある知り合いの顔が浮かんだ。献血できなかったりとか、ワンクッション置かれたりする人が思ったよりたくさんいるんだな。成分献血中にテレビを見ることにしたが、いいのがない。3年前に行った献血ルームはBSが映ったので、スカパーかなんかで無料放送していた「アレッポ最後の男」を見た覚えがあるが、ここは地上波のみ。教育テレビにチャンネルを合わせると楽しかった。厚切りジェイソンが英会話番組のお兄さんをしていたりとか。デザインあ の音楽がヒーリングミュージックぽくて献血ベッドの耳元のスピーカーから流れてくるのをききながらウトウトしていると極楽だった。やがて献血が終わり、極楽から地上へ降りて帰路へ。合法的に職場と自宅以外のところへ行ったという満足感があるが、このご時世に血の成分あげちゃうというのは、献血ルームはもちろんそんなことは言わないが、免疫が落ちてリスキーな行為なのかもしれない。石田純一は電話インタビューで「気を付けて、気を付けて、もう一回気を付けて」と言っていたが、キャッチーでうまい言い方だ。
帰宅、風呂、炊飯。あまり食欲がない。裁縫をして心を落ち着けよう。かんたんな作り方を探して布マスクをつくることに。マスクが買えないからつくる、マスクゴムがないからTシャツを割いて代用する、みたいな記事を見ていると戦争経験者がモノを捨てられないのがわかる気がする。献血ルームで巻いてもらった止血用のサポーターを捨てようか迷う。捨てたけど。サポーターはともかく、2月~3月に捨ててたマスクから紐だけでもとっておいたら布マスクの材料にできたよなーと思う。超スモールステップの作り方(ことろ無料型紙工房というところです)のお陰でそれらしいものができる。「ぴったり重なるはずですが、ちょっとぐらいずれても気にしない!」「まずひとつ作ってみましょう」心が折れない語り口に助けられた。今日に満足して寝る。
4/17(金)
全然目が開かない。ツボとか押して様子を見る。合谷を押したらまあまあハッキリしたので起きる。昨日買ったシュークリームを食べる。久々のごついシュークリームだが、買ったその日に食べたほうがおいしかったかも。まあいいやまた買おう。家を出て、電車内で島尾敏雄「死の棘」を読む。
まだ数ページしか読んでいないのに堂々巡りのホラーだ。これ読み終わるまで続くのかな。文庫で厚さが3cmくらいあるのだが・・・やがて退勤。運動不足を解消すべく、何駅か歩いて帰ることに。
職場から歩いて帰ってみたところ、ほぼすべてのお酒にポップがついてるかなり楽しい酒屋を見つけ、テンション爆上がりで買った虎斑(とらふ)霧島です。 pic.twitter.com/4Dwswcvl5T
— かみのけモツレク (@decoi0222) 2020年4月17日
酒屋を出てまた歩き、ローソン100でキムチと冷凍オクラとさといも。乾物コーナーものぞいてキクラゲでも買おうかと思ったがそういうのはない店だった。帰宅、風呂。買ってきた焼酎をあける。夕飯は袋麺焼きそば。具は小松菜とギョニソだったが案外マッチしていた。
4/18(土)
朝、コーンマヨトーストを食べる。昼はうにくらげスパゲッティ。夜はカレーうどん。ツイッターじゃないことをしよう、と朝から布マスクを2枚縫った。これで3枚つくったことになるが、布を変えたり縫い方を変えたりするのが楽しい。なみぬいより、かがりぬいが好きでうまくできることを思い出してからがとくに捗った。作業のおともはラジオだが、再放送ばっかりになってきた時間帯がある反面、番組によっては台本を出演者に送付、出演者の家から放送したりして収録の工夫をしているようだ。昼過ぎ、マスク作りがひと段落するとまた手持無沙汰になる。部屋に積んである本はたくさんあるのに、キンドルで無料のマンガを探して読んでしまう。町麻衣「アヤメ君ののんびり肉食日誌」4巻まで。
研究室ラブコメっていいよなー
研究領域というか、やってること(ワニ洗いとか)がこの人と近い。読んで日が浅いのでとっつきやすかった。
どちらも長期連載中で、本誌ではスピンオフみたいな感じで展開中なので1巻を読めると状況の把握がはかどる。こんな刺さる台詞を吐きまくれる中学生いませんよと思うが、掲載誌がフィーヤンだからこのさじ加減になるのかな。童顔のかわいい新任教師であっても、通勤は車。中学生とは移動手段に圧倒的な差がある。同じように車で登場する、聖の母親の一筋縄ではいかない感じ!
4/19(日)
桜エビのソーセージというのを買ってあったのでそれを食パンにのせてマヨネーズと青のりをふって焼いて食べた。味うんぬんより開けにくさが気になった。一度甘やかされてしまうともう戻れない。こういう訳でワンタッチオープンとか、こちら側のどこからでも切れますとかに企業努力を惜しまないんだなとわかった。客が流れる。それなら、こちら側のどこからでも切れますが嘘の時があり続けるのはどういうことなんだろう。やってる感か?食後、Tarzanが室内トレーニングに使える自重トレ特集号をキンドル他無料にしていたので、無用の長物となっていた着圧タイツを履いてちょっとやってみることに。
物音もたたないし、スペースもさほどいらないので気に入った。その後、洗濯をして買い物にでかけた。料亭の営業自粛によって高ランクの刺身がスーパーに流れてきているらしいのでそれを確かめたいのもある。鰹なんかは大きい個体のランクが高く、切り身の形でそれがわかるという。正直普段から刺身を見ているわけではないのでよくわからなかったが、デカいような気もするしおいしそうなので記念に買った。スーパーから帰宅し、何を食べようか迷う。タイツの着圧がキツすぎるのか空腹感がうすい。明日の弁当に入れれるように炊き込みご飯にしよう。鮭とキノコと白だしを入れて炊飯。ロックアイスを買いにドラッグストアへ。あたりを歩き回ろうかと思ったが、先週より曇っていて寒い。ドブ川につがいのカモがいて得した気分に。このあたりは夜しか通らないから見たことがなかったが、カモがいるのか。帰宅、炊き込みご飯とホタルイカのサラダを食べる。食後にコーヒー。そういえばコーヒーいれたら日記を書けたなと思いだしたので。ポメラを開いて日記をかく。やがてお腹がすいたので晩御飯に。売り場に並んでいるときはよくわからなかったが、カツオのたたきは箸でつかむとかなり大きいことがわかった。おいしいけど、ひとりで刺身を端から端まで食べるのはやはりさみしい。四切れ残して醤油とかコチジャンで煮てお弁当のおかずにした。 夜中、目が覚めるとラジオ深夜便の朗読が流れていた。だれの作品か考えながら、引き込まれて最後まで聴くと森絵都だった。調べると「出会いなおし」収録の「青空」。そういえば小、中学生時に「カラフル」「DIVE!」「つきのふね」など作者名で追っていたな。
4/20(月)
プルーンと芋の甘露煮とヨーグルトを食べて出勤。やがて退勤。今日も数駅歩くことに。途中ダイソーに寄る。短い縫い針一本しかないので針セットが欲しかった。マスクの材料となるゴム、ガーゼや手ぬぐいは売り切れ。ミッフィーのお花見用紙皿、割りばし、コップがかなり可愛かったが使うあてがないので見送る。100均はこの状況でも相変わらず楽しいが、行楽用品を見ると気分が落ち込む。ダイソーを出て歩いている途中で業務スーパーのような形態の店を見つける。1キロのマヨネーズなど文化祭の模擬店で使うような大容量の商品にテンションが上がる。人気のないだだっ広い店の中、大喜びでミックスビーンズ、冷凍のれんこん等見慣れないパッケージのものを買い込む。おなじみのツナ缶やトマト缶なども安かったので入れてしまい、めちゃくちゃ重い。なんとか帰宅、風呂。好物の成城石井のエスニック焼きそばと日曜につくってあったホタルイカのサラダ。金曜に買ったワインもあける。もともと焼酎派でワインを買うのって2本目くらいなのだが、自分なりにポップを読んで選んだワインがいい香りでおいしくてテンションが上がった。
夜中、ツイートに添えられている画像に惹かれ「World for Two」をダウンロードしてプレイし始める。ちょっともうゲームでいいからコビット19の蔓延していない世界に身を置きたい。「どうぶつの森の世界はコロナがない」と職場の後輩が言っていたことにも影響を受けている。奇麗なドット絵と優しい音楽に癒される。ゲーム音痴としてはチョンボしても死なないのが嬉しい。
4/21(火)
変な時間に目が覚め、空腹だったので目玉焼きの入ったみそ汁をつくって食べてまた寝る。また起きて出勤。急にデスクとデスクの間にビニールカーテンを設置したり、エレベーターに2人以上乗るなと張り紙をしてみたり、ロッカー利用人数を減らすために私服勤務にしたりするが、個人がマスクを着用するかは自由。通達以前の声かけ、指導がまったく行われないという従来からの効率の悪さが明るみに出ている。読んで気持ちのいい内容ではないが、記録として残しておく。やがて退勤。今日も数駅歩いて帰ることに。週の中ほどに有休があると退勤後も元気。駅のホームでハトが交尾をしているのを見物。ツイート検索をすると最近の投稿がぼちぼち拾えるので、季節的なものなのか。帰宅、風呂、炊飯。れんこんとししとうとツナでサブジっぽいものをつくり、レトルトカレーの副菜にする。加齢のせいかレトルトカレーが胃にもたれるようになってきた。副菜がうまくできただけにバランスの悪い一皿になってしまった。食後、「World for Two」をプレイ。あー詰んだな、というときに絶妙なタイミングでヒントが提示されるので作家にすべてを握られている感じがしてそわそわする。ゲームに慣れていない。
4/22(水)
また変な時間にうなされて起きる。これがコロナパンデミックドリームなのか。最近起き抜けに古い言葉がひとつ、ポンと浮かぶことがあるがただ古いだけの言葉なのでどうしようもない。「カボヅカ君」とか。「アナム&マキ」とか。どこからなぜ今日出てきたのかまったくわからない。食パンにハムをのせてマヨネーズ絞って黒コショウふって焼いて食べる。南キャンのふたりがインスタライブ漫才?をしようとしたがしずちゃんの画面が90度傾いたまま、の顛末が知りたくて山里のツイッターアカウントを見に行ったところ、ジャンクのラジオの企画でヤマサト春のパン祭りをしているらしくてリスナーのパンの投稿リツイート祭りになっていたので後で見よう。出勤したが半休をとっていたのですぐ退勤した。開放的な気分で散歩していると迷ってしまったが、巨大な団地は構造物としても見応えがあるし、花壇もあって楽しい。いたるところでツツジが見ごろ。しまむらで五本指ソックスを、ユニクロでパーカーを買った。いよいよ自分の味に飽きたので大阪王将で酢豚定食。イカ団子というのがコロンと一個だけ入っていて、なんとなしに最後に食べたら思いのほかおいしかったので今度来たら単品で頼もうとメニューを確認したが、なかった。ザーサイとイカ団子でビール飲もうと思ったのに…