0722-0729

7/22(水)

5:40起床。6:00にマンガコインが充填されるから今から読み始めたらたくさん読めると気づいて即、マンガParkで成田美名子花よりも花の如く」を読む。かなり生活に侵食してきた。劇中劇のドラマが終わり、ドラマのメイキングが始まった。演じるとはどういうことなのか。「敬語を使いつつ、スペースを空けておいてくれている」というモノローグにしびれる。やりとりの繊細さ、やりとりにならない部分(モノローグ)で思いやりが届いたことが描写されていて最高だ。

朝食はトースト、ベーコンエッグ、しいたけとほうれん草炒め。朝、時間があるときには本を読んだりネットをしたりしていたが、朝食をしっかり食べるのがいいんじゃないだろうか。とバテかけて気づいた。朝食っていうしばりがあるとイチからメニューを考えなくてもいいし。食後、コーヒーをいれてバニラバーを挿したものを飲みつつ、充填されたマンガコインでまた「花よりも」を読んで出勤。

電車内でキム・グミ「あまりにも真昼の恋愛」を読む。

あまりにも真昼の恋愛 (韓国文学のオクリモノ)

職場にて正午、弁当は昨日の焼きそば、プチトマト卵炒め、かぼちゃとにんじんボイルレーズン和え。昼休み、アニメ「忍たま乱太郎」を視聴。誰か出てくる度に所属とフルネームで呼びかけてくれるのでこいつ誰ということがない。なんと新規に優しい作品なのか。

やがて退勤。職場のメロン好きとロイヤルホストへ向かう。メロン好きに便乗してメロンのパフェを食べる会。夕飯どきだったのでケールサラダとジャワカレーを先に食べた。一度買ってうまく調理できず、ひたすらゴワゴワした記憶しかなかったケール料理の正解がわかった。カレーには漬け物とチャツネが添えられていて、ネットで料理界隈の人が絶賛しているロイホの気質みたいなのがなんとなくわかった。メロン好きはデザートを選ぶ際、「どれが一番メロンかなあ」と言っていて一貫性があった。花形のブリュレパフェは一定の層がブリュレですからねという話をした。わたしはメロンヨーグルトジャーマニー。プレスリリースによると1995年からヨーグルトジャーマニーを販売しているらしい。何味かわからないアイスがおいしい。

メロン好きと別れて帰宅、風呂。ラジオのニュースで「緩やかに感染が増大している」ということにしたいらしいことを知る。そうですか。ラジオを切る。この連休、メロン好きは親孝行をかねて近場の旅館に家族で宿泊するらしい。その際旅行キャンペーンで恩恵を受けられるんだかどうだかわからない、という話を聞いた。まじで恩恵とかどうでもいいからスットコドッコイな顛末からはできるだけ距離をとりたいのだが、こういう感覚をもった人がここにいるということを知れた一幕だった。


7/23(木)

7:30起床。曇り。ごろごろしているうちにまた寝てしまい、9:30起床。ネットを見たり、紅茶を入れて日記を書いたりする。昨日帰宅したときに羽アリが玄関前で帯状に蠢いていたことを思い出し、外出がおっくうになる。洗濯をし、昼ご飯に豚キムチうどんをつくって食べた。安もんのキムチ、やっぱり変な味。

食後、たじまこと「水曜日のトリップランチ①」を読む。

水曜日のトリップランチ(1) (ポラリスCOMICS)

こうの史代みたいに手足が大きくて存在感のある絵で、こういう絵は立ち絵でも動きが出てなんか好き。漫画をおすすめしてくれたMさんは単行本派なので、コミックポラリスのサイトで扉絵がカラーで見られること、WEB連載ではVRシーンがカラー掲載されていることなどをお教えした。なんだかマンガ界、目まぐるしい。松虫あられ「自転車屋さんの高橋くん」の未読分を読む。これもトーチWebでの連載。

自転車屋さんの高橋くん 分冊版(13) (トーチコミックス)

たとえばピアスをする/しないという文化圏の違いを超えて両想いになった2人が、お互いを思いやる姿に胸が熱くなる。眠る遼平を見て「寝るときは外さなくてもいいのかな」と心配するともちゃん、ピアス穴をあけていないともちゃんにピアスをプレゼントしてしまう遼平。ブログで「想像力は優しさだ」という旨のことを書いておられた方がいたが、そういった想像力の可能性を感じられる。こういう作品が生み出され、手に取ることができる世界だと思えないくらい、現実世界で陰惨な展開が続いているのはなぜなのか。

夕方にかけて洗濯物をじりじりと軒下へ移し、小雨が降る中なんとか乾かした。おやつにチーズクリームペストリーを食べながらTwitterのDMの返信。最近1000字くらいのメッセージを何人かとやりとりしていて、交換日記のようで楽しい。夕飯は白飯にとうふとキムチと納豆をのせ、もみのりとごま油をかけたぶっかけ飯。

食後、山口瞳「年金老人奮戦日記」を読む。

年金老人奮戦日記 (男性自身シリーズ)

平成三年の日記だが、デストラーデってこのくらいの時代の選手なんだなと思った。高校の名前でしか知らないから・・・。あと、春にサントリーホールの楽屋見学をされている。サントリーのホールであることをまったく意識していなかったが、ゆかりの画家(宣伝部長)の絵が指揮者控え室にかかっていて、関係者である山口瞳はバックヤードを見学できたりする。いいなー。指揮者の山田一雄が亡くなったという記述も出てくる。誰かが亡くなり、知らせをうけたときに言及するのは富士日記と同じ。

風呂に入ってまた本を読み、まだ眠くならないので25時からのラジオ「あいみょんオールナイトニッポン」を聞いてみることにする。放送作家とかスタッフとガンガン喋っている感じがANNぽい。aikoオールナイトニッポン水曜を担当していた時、毎週楽しみにしていたことを思い出した。


7/24(金)

7:30起床。昨日書いた日記をnoteにアップしてまた寝た。10:00起床、ベーコンエッグとチーズクリームペストリーを食べた。正午ごろ、卵、牛乳、パン、洗濯用の洗剤、米を買いにドラッグストアへ行く。予想外に空いていて、駐車場のガードマンが暇そう。小雨がぱらついている。

帰宅、昼食に焼きそばをつくって食べる。今度はマヨネーズ、かつおぶし、青のり、天かすがかかったパッケージどおりのレシピ。食後、蒸し暑いのでクーラーをつけ、カーテンの裾を繕う。

夕方、スーパーへ出かける。モロゾフでプリンを買い、夕飯の総菜を買った。売場によって人口密度に差がある。スーパーのレジにて、前に並んでいたジジイが98円分のポイントを使うかどうかで数往復のやりとりを必要とするようなジジイで、かなりスムーズに指をなめてお札を出していた。マスクを下げたりする動作がまったく見えなかった。店員はゴム手袋で防御していたが(暑いよな)、わたしが後ろに並んでいたということは・・・と後で気づいたが、嫌悪感より先に「あっ、ネットで見たやつだ」という感想が先にきた。

帰宅。モロゾフで買ったプリンをおやつに食べる。お皿に出すタイプのとりわけプリンだったが、味はガラスのコップのと同じに思えた。少しして、風呂。夕飯はうなぎの太巻きあじのお寿司、コロッケ、しょうが天と金麦。

食後、マンガParkでLalaのバックナンバーを一冊読んだ。

LaLa 2018年 06 月号 [雑誌]

成田美名子作品の掲載紙ということで読んでみたのだが、高校生ラブコメと並んで異国のお姫様とかが出てくるファンタジックな作品も多い。いまいちどういう人が読んでいるか想像しづらいが、たとえば高校のクラスメイトとかに人知れずLalaを読んでる子っていうのがいたんだろうか。ヤングマガジンアッパーズを読んでいる人間がいたんだから、いるか。

ツイッターではカオスラ代表の黒瀬陽平退社に対するツイートが散見される。パワハラをしていたらしい。DOMMUNE10周年 × カオス*ラウンジの芸術動画1周年 合同記念番組 「ポストパンデミックと芸術の使命」、面白かったんやけどな。

 

decoi0222.hatenablog.com

 

この人は確かカジサックと共演した際に理不尽ないじられ方をして怒ってたけど、他人の痛みを想像するのは難しいということか。


7/25(土)

9:00ごろ起床。コーヒーをいれて、モロゾフのチーズケーキを食べた。プリンより背の低いガラスの容器に入っている。この容器を何かに使えないかな。彼氏は「そうめん食べるやつ」と言っていた。外は雨。やがて家を出て、Mさんとの待ち合わせ駅へ向かう。駅も電車も人は少な目。もうホットケーキミックスはふつうに売ってたけど、みんな何をして過ごしているのかな。電車内で成田美名子「あいつ」を読む。

あいつ (白泉社文庫)

感受性についての悩み!コミカルなのに深遠な話。

Mさんと合流し、スペイン料理屋へ連れて行ってもらう。AランチとBランチのあいのこのようなランチ(ありません)(メインはAランチがいいけどAランチにはついていないサラダも食べたい)をかなえるべく、単品のサラダを注文することになり、Mさんがお店の方と相談してくださる。いくつかのやりとりの末、メニューにないサラダを注文できた。外食って、こうするんだなあと思った。甘えてみてよかった。

店をでて本屋Folkへ向かう途中、お喋りに夢中になり曲がる角を間違えてしまってウロウロしている間に土砂降りになってしまった。なんとかFolkへ到着。前回訪ねたのは古本半額セール時だったので棚が様変わりしているかなと思ったが、商品が多くてそこまで変わっているように見えなかった。文脈棚のような、そうでないような、雑然としたFolkの棚のファン。「アニマ」という雑誌の1989年5月号を買う。初めて目にするので詳しいことは何もわからないが、読むのが楽しみ。

アニマ 1989年5月号

Folkを出て、近くのギャラリーにも入ってみる。こういうのは自分ひとりでは入りにくいので助かった。ステッカー購入。ギャラリーを出てセブンイレブンネットプリント。Mさんも紙もの好きなことがわかっていたので、昨夜ネットプリントで作品を公開している方の告知ツイートからナンバーを控えておいたのだ。どうやら連休前はちょっと公開が多くなること、短歌を詠む人の中にネットプリント公開文化がありそうなこと、「折本」で検索すると文字書き(対応するのは「絵描き」)(この分類を教えてくれたのは中学の下校友達Tちゃん。絵描き)の方の作品が引っかかりやすいことがわかった。短歌、食べ物新聞のたこやき号、創作BLマンガ、文房具についてのエッセイ、推しが中華街で食べ歩きしている様子を描いた二次創作マンガ、推しカプがそれぞれ綴ったという体の創作日記を出力。わたしがコピー機で作業している間にMさんがおすすめお茶セット(カフェラテとコースターぐらいでかいクッキー🍪)を買ってきてくれていて、イートインコーナーで休憩しつつ作品を鑑賞。オフィス街コンビニの大規模イートインも、土曜昼過ぎは閑散としていた。何の作品の二次なのかさっぱりわからずとも、フォントやレイアウトが興味深く、各人の創作に対するパッションとか、界隈のエネルギーのうねりが伝わってきて楽しいひとときだった。

セブンイレブンを出て、時間調整のため雨の中散歩。鳩もカラスもボッサボサで心配になったが、後から調べたところ雨天時は水たまりで水浴びをすることがあるらしい。散歩中、「とびだせ緑」的なマンションのベランダ菜園鑑賞、古いビル鑑賞、散歩途中で見つけた輸入雑貨屋で成田美名子作品のインテリアの話などをして、時間調整完了。

最後は谷四のマフィン屋で夕食。にゅうめん、鶏とキャベツの炒めもの、ラムコーク。マフィンはおみやげに。帰宅、風呂。湯船につかることに。ロフトで買った高級入浴剤BARTHを入れる。炭酸の効果も高いように思えるが、何より無着色無香料なところが気に入ってしまった。バブがまだまだあるのに。


7/26(日)

9:00ごろ起床。コーヒーをいれて、きゅうりトーストを食べた。洗濯はできそうにない天気。映画をみにいくことにした。映画館へ向かう電車内で山口瞳「年金老人奮戦日記」を読む。全然読み終わらないが、いばらず、かといって自虐しすぎず、味わい深くていい日記。

一本目、河合宏樹監督による齋藤陽道のドキュメンタリー映画「うたのはじまり」。予告編でうたわれていた子守歌の起源がわかる場面の鮮やかさは目が覚めるようだった。あと、子守歌には寝かせるという目的があって、寝たらそこで曲が終わるというのが発見だった。小林紗織(小指)による絵字幕「Score Drawing」も興味深かった。五線譜の上に描かれているが、音符とは違って縦方向の動きがたくさんあった。

終了後、おなかが減ったのでセブンイレブンに食料調達に走り、Mさんおすすめのカニカマのお寿司を買う。「香り箱の寿司」という商品名で、おにぎりの棚に並んでいた。香り箱というのは高級カニカマの名前らしい。感染症対策で館内ベンチが撤去されているため軒下の喫煙所で立ち食い。酢飯がさっぱりしていておいしい。

二本目、佐々木育野監督による友川カズキのドキュメンタリー「どこへ出しても恥かしい人」。どの場面を切り取ってもポストカードにできそうな構図のよさ。これがドキュメンタリーだなんて。ちあきなおみ「祭りの花を買いに行く」が流れるシーンでじーんとする。競輪場をウロウロしているだけなのに。終了後、通路にて登山客風アウトドアファッションの婦人(黄色いゾウ柄のガーゼマスク着用)が「よかったよね!」と声をかけてくる。こういったことは初めてだが、この婦人は上映前にトイレの洗面台で口をゆすいでいた時に「あまりする人がいないけど、うがいもしたほうがいいわよね!ありがとう!」と話しかけてきたのでさほど驚かなかった。

【婦人の「どこへ出しても恥かしい人」の感想】
一本筋が通った人というのはああいう人のことをいうのだ。あんな人はいない。友川カズキは顔もかっこいいが後ろ姿に哀愁があってとてもいい。ああいった哀愁、発言の説得力というのはつつましやかなアパート生活から生まれてくるものだろう。自宅で映画の製作チームに手料理をふるまうところが最高だった。茶碗が空く前におかわりをよそってあげるそぶりを見せていて、よく気のつく人だ。たこ八郎さんもそういうところがある人だった。だから仲良くなったのだろう。話しかけてごめんね、おばちゃん興奮しています。以上。

確かに食事シーンは最高だった。よく使い込まれた調理器具と狭い台所、手際のよさからも暮らしぶりが想像できた。そのほかのシーンも距離感が絶妙で、「全身小説家」と同じくらい好きな作品かもしれない。ものを取り落とす瞬間や表情がサッと変わる瞬間などがもれなく捉えられていて見応えがある。

映画館を出て、松屋で遅い昼食。牛めしと豚汁、生卵セット。滋養だ。松屋を出て、おかしのデパートでのど飴と和菓子チロルを買う。その後コーヒー屋でコーヒーフロート。席でポメラを取り出して日記。日記ガチ勢だ。お客が少なくて集中できた。窓から往来する人々を眺めていたところ、近くのカレー屋の店主が子連れで横断歩道をわたっていた。ここからはスリランカカレー屋の店主が店員とチャリで買い出しに出かけるところを発見したこともあり、アツい窓だ。18時の閉店時間が近づいてきたので切り上げて退店。雨は上がっていた。帰りの電車のお客は少な目だが全体的に若い。無印へ寄り道して石鹸置きを買い、スーパーでゴーヤなど買って帰宅。風呂、夕飯はさつま揚げと白飯。


 7/27(月)
6:30起床。弁当に入れるベーコンエッグを焼き、昨日買ったゴーヤの下処理をする。コーヒーをいれ、マフィンとパイナップルを朝ごはんにした。カットパインにシナモンをかけるのにはまっている、とMさんが言っていたのを真似した。コーヒーに合う味。マンガParkのマンガコインを消費してから出勤。

電車内で熊倉敬聡「藝術2.0」を読む。

藝術2.0

こういう本って帯がついてた方が読み始めてからもとっつきやすいかも。図書館で借りたので帯はなし。なんだか目が滑るので著者が実際にした取り組みについての記述を読んでいく。参加したセミナーの主催が元ヤマギシ会メンバーだ、というところで二度見。あと、軽井沢の大学村での田辺元野上弥生子の往復書簡の話。

職場にて、気づいたこととかめぼしい情報(自社が出してる求人とか)をグループチャットに流すようにしているのだが、グループのメンバーの反応が薄くてムッとする。ありがとうございますとか了解しましたとかはいちいち言わなくていいということにしているものの。ムッとするけど、実は自分にとってどうでもいいことなのでは?と考えて気を鎮める。今に始まったことではないし、わたしの流す情報に興味がないんだったらどうしようもない。もし一言いいたくなったら占いでも見てタイミングをはかろう。弁当のおかずは枝豆、さつま揚げ、ベーコンエッグ、もみのり。

やがて退勤、帰宅、風呂、炊飯、洗濯。水曜日まで雨予報だが小物を洗っておくことに。風呂上がり、キムチやっこでビール。かけすぎたごま油がおいしい。夕飯は白飯とゴーヤチャンプルー。キムチやっこで既に豆腐を食べてしまったので厚揚げを使った。

食後、ブックマークしている日記ブログを読む。週イチ更新の方は月曜にアップされる方が多い。連休中は美術館へ行ったり、葛西の水族園に行ったり(いいなー)、小説を書いたり、労働されたりしていた様子。ツイッターではアベノマスク追加8000枚に対するツイートが散見される。怒り疲れているようすの人もいる。図書館が感染症対策で閉鎖されないうちに、と斎藤陽道と友川カズキの本を予約。明日行く。電気をつけたまま寝落ち。


7/28(火)
7:00起床。今週のハードコア星占いで「ちゃんとしろ、着飾れ」とのことなので凝った髪型をしようとしたが、うまくいかず。コーヒーをいれて、きゅうりトーストを食べた。まだ時間があったので、パイナップルとヨーグルトも食べた。出勤。電車内で山口瞳「年金老人奮戦日記」を読む。平成四年はまだ介護ということばが浸透していないらしく、福祉協議会事務局長のことを「老人を風呂に入れたり、いろいろと世話をする仕事だそうだ。」と書いていて隔世の感がある。自分も生きていた時代なのに。

職場にて、グループチャットでひとりで発言したりアイコンでニコニコ顔をしているのがアホらしくなってアイコンをハトのおよめさんに変えた。

ハトのおよめさん(11) (アフタヌーンコミックス)

「うるせえ」「おみせやさんって何だよ、『店』を売ってンのか!?」明るい顔つきでもって、暴言しか吐かないのがハトよめのいいところ。弁当のおかずはゴーヤチャンプルーにみそを足して、弁当用に濃い味にしたもの。

取引先の支店で新型コロナウイルスの感染者が出た、という情報がちらほら流れてくる。おのおの「出た」以外の言い方を考えてほしい。8月いっぱいの時短営業、シフト勤務を決めた取引先からはFAXで連絡が来る。

やがて退勤。図書館へ向かう。風が強く、湿っぽくて、内陸なのに潮のにおいがするような気もする。図書館では文庫本を中心に選ぶ。本の重さが辛くなってきたのも加齢かな。図書館を出てイオンへ寄る。パステルマスクというウレタン製のマスクを売り出していると聞いたので。ワゴンには数人お客がいたが、さほど混乱はしていなかった。レギュラーサイズのみ、白色と薄紫色があった。他のサイズ、色はワゴンになかった。試しにひとつ買う。

夕飯はとんかつ屋でおろしロースカツ定食。大根おろしとキャベツを大量に食べた。帰宅、風呂。湯船につかるとへとへとになった。

寝る前に、斎藤陽道「異なり記念日」を読む。

異なり記念日 (シリーズ ケアをひらく)

書かれている出来事が映画「うたのはじまり」と同時期で、副読本としてとてもいい。映画で描かれていたのが父子の子守唄の共作の瞬間なら、ここで描かれているのは父の口から子守唄がこぼれ出た瞬間の話。どういう経緯で唄い始めたのかが気になっていたので、貸出中じゃなくて助かった。


7/29(水)
6:30起床。なんとなく最近つけていなかったラジオをつけると、片山杜秀じゃないことはわかるけど限りなく片山杜秀みたいな声と語りの人がNHKFM古楽の楽しみ」で話しておられた。気になって調べてみるとゲストの音楽学者で、テレマンの研究をされている佐藤康太という方だった。ゲストだから次にどこで語りを聞けるかわからないのでメモ。7時のニュースにて、大阪市の松井市長が5人以上で会食をしないように呼び掛け。そうですか。コーヒーをいれて、きゅうりトーストを食べた。食後、マンガParkで成田美名子花よりも花の如く」を読む。

花よりも花の如く 13 (花とゆめコミックス)

毎日読んでいたらいつの間にか13巻になっていた(柱のコラムでわかる)。マンガParkの作品紹介コメントに「能楽師、憲人の恋と舞台!」と書いてあるのだが、ヒロインのまわりの登場人物も増えてそれらしくなってきた。ちゃんとけんちゃんが序盤より確実にかっこよくなっているように見えるのが不思議。

昨日買ったパステルマスクをつけて出勤。息がしやすい。自分だって息がしやすいことを優先するけど、マスクが形骸化しているのを体感。電車内で鈴木智彦「昭和のヤバいヤクザ」を読む。

昭和のヤバいヤクザ (講談社+α文庫)

 

サカナとヤクザの人だ。手に取るのは初めて。「ヤバ(笑)」と思ったときに口角を上げられるのがマスクのいいところ。こらえるより顔にもいい気がする。

職場にて、弁当のおかずはレバー生姜煮とほうれん草卵炒め。昼休み、レビューブログで朝生愛という人の新譜が紹介されていて、聴いて気に入った。そうか、自分は「音数の少ない」音楽が好きなんだ。委託殺人のニュースを読んでいると、見覚えのある単語が出てきた。ドクター・キリコだ。

Dr.キリコの贈り物

装丁に惹かれて(どこに惹かれたんだろう、フォントかな)中学生のときに図書館で借りたのだが、これが一番最初に読んだルポルタージュだと思う。あまり内容は理解できていなかったかもしれないが、報道されている内容がすべてではないという前提が自分の中にできたのは確か。

午後、職場の人間にやたらイライラしているのでしいたけ.占いを読む。そういう時期だから、お参りするといいらしい。ポリウレタンのマスクをつけて過ごして気づいたこととして、呼吸がしやすいというよりは、息が吸いやすいが、吐きにくい。差がある。頬を触った時の感触が大福というか求肥に似ている。マスクをやたら触ってはいけないけど。

やがて退勤。帰宅、炊飯、風呂。ご飯が炊けるまで楽器の練習をした。前、回らなかった指がなぜか回るようになっていた。たまにこういうことがある。夕飯は白飯と、有賀薫さんのゴーヤ豚汁。ツイッター、noteで話題になっていた通り驚きのうまさ。料理は掛け算なのかもなと思う。