0806-0811

8/6(木)

6:45起床。晴れ。コーヒーをいれ、トーストにマヨネーズをかけて食べた。ヤマザキ超芳醇。そういえば芳醇を売っているのをあまり見たことがない。味は、スギ薬局ヤマザキにつくらせているサンリッチと同じに思える。

出勤。駅まで歩いていると、久々にウレタンマスクではなく布マスクをつけた顔が汗で蒸れてぐちゃぐちゃになった。電車内で友川カズキ「一人盆踊り」を読む。

一人盆踊り (ちくま文庫)

中上健二と飲んだくれ、森敦と会ったエピソード。

職場にて、弁当のおかずは手羽元のすし酢煮。Iさんが料理の失敗の分岐の話をしていた時に教えてくださった、すし酢しか入れないというレシピ。きれいな照りがついた。ご飯も酢飯にしてみたが、食べやすくていい。しばらくお弁当の白飯は酢飯にしようかな。

やがて退勤。スーパーへ寄るとレジの列が異様に長く伸びていた。日中に非常事態宣言関連のニュースでも出たかと思ったが、棚卸で閉店時間を早めていただけだった。何も買わず帰宅、洗濯、クーラーをつける、風呂。

夕飯は冷ややっこに塩、ネギ、ごま油で熱したごまをジューッとかけたもの、まぜそば風うどんソースをそうめんにかけたもの、金麦。揖保乃糸はむちむちでおいしかった。冷ややっこはネットで見てやってみたレシピだが、ぜんぶ生のほうが好きかも。

食後、「一人盆踊り」を読了。「すぐケンカになるけどどこへ行ってもケンカになるということはこちら側に原因があるんだよね」と映画「どこへ出しても恥かしい人」で言っておられたが、ほれ込んだ人に対しては一直線な感じがする。そうしてつくった詩や絵、歌が何曲か紹介されていた。個人に対して作品をつくるなんて最高の愛情表現じゃないか。

寝落ちしていて、3時ごろ起きて水出ししていたカルディのシナモンティーを飲んだ。温度のせいもあるかもしれないが煮出すのと味の印象が全然違う。クリアやなあという味。江戸川コナンの推理が真相に到達したときに、頭のうしろに走る閃光が自分の頭のうしろにも走っているような感じ。齋藤陽道「声めぐり」を何章か読んでまた寝た。


8/7(金)

7:00すぎ起床。くもり。コーヒーをいれて、ピーナツバタートーストを食べた。クーラーのせいかちょっとだるい。出勤する電車内で田辺聖子「おせいさんの落語」を読む。昭和の関西弁はいいですね。電車の人出が多いので、無責任に「まともな企業様は非常事態宣言発令時の本気を出せ」とここ2週間くらい思っているが、とくに変わらず。

職場にて、弁当のおかずはカニカマとコーンとゆで卵。ごはんは酢飯にした。するとセブンイレブンの香り箱の寿司に近いものが食べられた。スティックタイプじゃないカニカマはリッチな味がする。

やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はマレーシアのインスタントラーメン。

MyKuali Penang White Curry Noodle (4 Packs) ペナン ホワイトカレー ヌードル 4個セット 並行輸入 [並行輸入品]

ホワイトカレー味だが、ごはんですよをボソボソにした味噌みたいな得体のしれない大袋があって、怖かったから焦って全量溶いてしまって激辛になった。作り方はわりとちゃんと読むほうだが、中国語とマレー語?しか書いていなかった。イラストは全種類の袋の中身を丼にすべてぶちまけている絵で、厳密にいうと嘘だった。どうも丼の端にベトッとのせておいて少しずつ溶いて食べるらしい。そんなわけで真っ赤なホワイトカレーラーメンができあがった。スープの香りが最高。飲めないけど。

食後、いつの間にか寝落ちしていて、日が変わるくらいに目が覚めた。支度をしてもう一度寝ようとしたが暑くて眠れず、クーラーをつけてもまだダメで、3時頃から齋藤陽道「声めぐり」を読んでいた。

声めぐり

インターネットの中では聴力に障害があることを意識せずにすむことからのめり込み、毎日のように文章をアップしていたらしい。そのころ書いたものについてはいいと思っていないようだったが、読ませる文章が書けるのはこの頃たくさん書いたからかもと思った。考え事で眠れないときはネットより本がいいな。終盤にさしかかったところで眠気がきたので今だ!と電気を消して布団をかぶった。


8/8(土)

7:00起床。松虫あられ「自転車屋さんの高橋君」を読む。

自転車屋さんの高橋くん 【電子限定特典付】 (1) (トーチコミックス)

トーチWebが全話公開すると聞いて楽しみにしていたのだが、3連休の楽しみを1日目起きてすぐにやってしまった。読めていなかった話に出てきた遼平の友達が見られてうれしい。遼平はモテる設定だが、恋のライバルとして元カノや遼平のことが好きな女性が出てくることがまだないことがこの作品らしさのような気がする。恋の障壁はともちゃんの会社の男性陣。対山本戦が終わって(休戦状態?)課長(部長とどっちだったか)との戦いで苦戦するともちゃん。恋愛の問題は自分の問題ですよねという展開。行く先々で偶然鉢合わせをするのは、岐阜っぽさなんだろうか。確かに昨年行ったときにコンパクトな感じはした。

9:00ごろ、コーヒーをいれて、カニカマほうれん草トーストを食べた。食後、拭き掃除。なんとなくぬいぐるみを干す。日記を書いていると、Mさんからお買い物の誘いがあり、午後から行くことに。身支度をして正午すぎ出発。駅は部活帰りの高校生、テニス帰りの人、子供会の団体などでにぎわっていた。楽器を持った高校生、大学生も。所属するアマオケではどうやって練習を再開するかアンケートをとったり話し合ったりしているところで、ここ数日自分の立場や意見が定まらず悩んでいたので複雑な気持ちに。この状況に対してクラスター対策がまだ無症状の感染者をひとりひとりあぶり出していくようなものだなんて、まったく対策が追いついていないように思える。

駅でMさんと落ち合い、会員制の卸売のショッピングセンターへ連れて行ってもらう。天井が低くて、増改築を繰り返したのかおかしな場所に2、3段ずつの階段や柱が頻出。「食堂」や「喫茶室」のある昭和のショッピングセンターだ!この建物と物量ならもう定価でもいいけどな。冷やかし、つきそいの客が少な目なのも集中できていい。Mさんの評価軸は綿100かどうかというところにあるので、下着も、ワンピースも、寝具も、靴下も、まず触って利き組成をするところから買い物がはじまるのだった。利き組成の精度に驚く。それに比べるとわたしはほぼ組成を把握せず暮らしている。体質が変わってよくじんましんが出るようになったので意識するといいかもしれない。

ショッピングセンターを出ると18時前になっていた。夕食は台湾料理屋でとった。隣の席がイケイケの女子大生で、tinderで失礼なことを言われムカついたからおとりのアカウントを作りおびき出してブッチしたとか9月ならワンチャン旅行行けんじゃねとかいうファンキーな感じでおびえたが、ここで持っていかれてはいかん、とMさんと励ましあいながらマンガの話などした。あとおもしろかったのは酸梅湯のペットボトルの開け方。密着させた中ブタをはが「し」やすくせず、フタに刃がついているという開け方の方向性の違い。

食事を終えて店を出ると、「どこまでも歩いていきたくなるような夜ですね」とMさんが言ったとおり、空気がひんやりしていて過ごしやすくなっていた。路上の人らはおのおのスタバのテラス席、植え込みの端などに座ってのんびりしていた。自宅マンションの前で夜空を見上げるとオレンジ色の月が出ていた。帰宅、風呂。半日うろうろしたので寝付きがよかった。


8/9(日)

8:00ごろ起床。コーヒーをいれて、ヨーグルトと昨日買った野菜クラッカーを食べた。10:00ごろ家を出て、10:30に彼氏と駅で待ち合わせをした。駅構内の「ファミマの前におる」とメッセージを送ったところでファミマで花椒味のスナック菓子等を展開していることを思い出し、店内をうろついて2種類くらい見つけて(小規模店舗だった)満足し、買わずに店を出たのだがまだ彼氏の姿も連絡もない。もう着いている頃だが、と高架の上から周辺を見下ろすと、路面店のファミマの駐車場で自転車に乗った彼氏がきょろきょろしているのを見つけた。めちゃめちゃ暑そう。電話をかけて足止めし、合流。あのやりとりの後でなぜ自転車で現れたんだろう。このように彼氏との待ち合わせの詳細があと一歩で詰めきれず、スムーズに会えないことがたまに起こる。合流した後こちらを責めるようなことは一切言わないのでうやむやになり、原因もわからないままだ。この日も「電車に乗ってくると思ったんだよね」「うん」で終わった。他の人間とどのように待ち合わせをしているのかいっぺん見てみたい。

11:00少し前にコメダ珈琲に着いた。クリームコーヒー(コメダのコーヒーフロートはこれ)とモーニングセットを食べた。かつて喫煙コーナーだったところで、天井が高く静かでいい席だった。スポーツ新聞を読む男性、文庫本を読む女性、現地集合をするおじいさん二人組(「着きました、タバコ吸う席にいてます」と電話。喫煙席だったころから会合が続いているのかな)、朝ご飯を食べる家族、カップル。トイレに立ったついでに絵本コーナーから「モチモチの木」を席に持ち帰って読んだ。

モチモチの木 (創作絵本6)

記憶より人物の顔がかわいい。ジサマが腹痛で倒れたところで「あれっ、死ぬんやったかな」というと興味なさげだった彼氏が「えっ死ぬん」「なあ、死ぬん」と慌てたのがちょっと面白かった。

12:00すぎに店を出ると日が高くなり気温も上がっていた。あまりの暑さに「うあああ」と叫ぶと誰もいないと思っていた植え込みのそばに喫煙者が隠れていて、大声に驚いてビクッとなった姿が目のはしにうつった。ヤンチャそうな若い男性を自分がビビらしたのが変な感じだった(ごめん)。無人の国道沿いを歩いてスポーツ用品店へ寄って彼氏の部屋着を買い、100均で急遽自分の帽子を買い、業務スーパーへ行って冷凍のレンコンなど買う。業務スーパーを出て歩道を歩いていると、マスクが数メートルおきにポイ捨てされている。

いつの間にか14:00前になっていて、目に付いたくら寿司へ入ると30分待ちだった。賑わっている。カウンター席OKにしたらそこまで待たないだろうとふんで整理券を取った。ネット予約組を来店前から何度も呼び出しつつ、飛び込み来店組を間に滑り込ませていく店員。空振り前提の呼び出しをし続けるのは結構疲れると思う。途中、待合い席をチラッと見て「お盆やから多いね」とあきらめて帰って行く家族がいた。そっか、お盆か。

食事を終えて15:30ごろ帰宅、シャワー、洗濯。17:00から所属するアマオケのオンラインミーティング。画面にうつる仲間を見て、行儀がいいなーと思う。鎖骨から上くらいが写っている画面内はかなり窮屈だと感じるのだが、よくじっとしているな。自分のようにガサガサするのも考えものだが、ハンドサイン等はもっと使っていったらいいんじゃないかと思った。聞こえるかどうかとか。ミーティング内容はというと、この人らにはついていけないから降りよう、と決めていたはずなのにこうしてやりとりすると素敵な人達だから一緒に活動したくなり、思いは千々に乱れた。

19:00、ミーティング終了。スーパーへ買い出しに。総菜が大量に売れ残っていた。くら寿司が混雑していたし、外食に戻ったのか?帰宅、風呂。21:00、夕飯は焼きうどん、はるさめ中華サラダ、金麦。炎天下を歩いた日は体力がごっそり持って行かれているのを感じる。よく寝られそう。


8/10(月)

8:00起床。よく晴れていて、入道雲が出ている。寝具を洗濯。外がサウナ状態なので何枚でもかかってこいという気分。コーヒーをいれて、小倉マーガリンコッペを食べつつメールをしたため、日記を書いた。食後、トーチWebで全話公開されているスケラッコの「大きい犬」「盆の国」「平太郎に怖いものはない」を読む。

大きい犬 (トーチコミックス)

盆の国 (トーチコミックス)

平太郎に怖いものはない 前編 (トーチコミックス)

霊や怪異の描かれ方が恐ろしいばかりでなく、ものによっては間抜けでかわいかったりして引き出しが豊富な感じがした。そういえば昨夜、何者かによって8日の夜11時ごろにともされたニセの送り火がニュースになっていた。ニュースを読んだときは騒動の内容がよく理解できなかったが、「盆の国」で送り火がえがかれていたためなんとなく送り火の位置づけがわかった。「平太郎~」は、GIF動画のようにコマが動く仕掛けがついている。WEBマンガで大ゴマより威力のある効果が次々生み出されているのを目撃している感じがする。

昼食はたらこスパゲッティ、おやつにフレンチトーストと魚肉ソーセージ。木曜の冷ややっこのごま油のせいか台所の床がベタベタなので重曹水拭きをしてみる。

今日はFMココロでレギュラー番組を放送しつつ、各番組でシティポップをかけまくるという企画をしているらしい。嫌いではないがさほど興味がわかないシティポップの見方が変わることを期待してずっと流しっぱなしにしているが、踏み込み方が足りないように感じる。NHKFMの「今日は一日○○三昧」のようにひとつの番組として構成できるわけではない、とか感染症対策でスタジオにゲストを呼べない、などの制約のせいかもしれないが。
夕飯はゴーヤ豚汁、白飯。食後、トーチWEBで意志強ナツコ「アマゾネス・キス」の公開分を読む。

アマゾネス・キス (1) (トーチコミックス)

今何の話をしているかが数ページごとにわからなくなるという迷作。もう一度読みたいかと言われるとそうは思わないが…この表紙の占い師の易学との向き合い方がかっこよく、プロはこんな感じかもなと思わせる説得力があった。

寝る少し前、両親からお盆に帰省するように誘われて迷っていることを彼氏に相談した際に「誘われたなら行ってもいいと思う」「会ってあげたほうがいい」「ごちそうが出てくるよ」と言われて胸がいっぱいになり涙。メッセージの入力欄に「ふえーん」と入力しているとなんだか喉につかえる感じがしてきた。これは咳き込むと喘息の発作ぽくなることがわかったので、お茶を飲んだり吸入薬を吸ったりはちみつをなめたりしてどうにかおさめた。最近症状が落ち着いていたので焦る。ストレスか?明日会社へ行けるのか?顛末を彼氏に送るが、2年くらい前に最初に病院へ行って咳喘息の診断を受けたときにした説明をまたイチからするはめに。こんなに話したことを覚えていない人間っているのだろうかと思いつつ説明していると、夜に症状がきつくなることや、いなし方を思い出してきて助かった。

喘息の症状が出た時、「ヤバい、遊んでる場合じゃなかった」と思った。それなりに心を痛めて涙を流してはいたが、タブレットで「えーん」と入力したり「ぴえんの顔はないかな」と探して彼氏にメッセージを送ろうとしているのが人間臭いひとコマだった。


8/11(火)

昨夜は部屋に蚊がいて、2時から1時間おきに目が覚めた。その都度電灯をつけて仕留めようとするのだが見つけられず、タオルケットに全身を入れて眠ってはタオルケットをはねのけ、出てきた腕を刺されることの繰り返しだった。5時にやっと飛んでいるところを見つけ、フマキラーをかけて殺した。そしてまたすぐ寝たのだった。

7:00起床。野菜クラッカーを食べ、ゴミ出しをした。食欲がなかったがまだ何か食べておきたい。ツイッターで「朝ごはん」と検索すると旅館の朝ごはんが出てきた。盆休みの人もいる狭間の出勤日だ。冷蔵庫にスライスチーズがあることを思い出し、ほうれん草、しいたけ、卵、チーズのみそ汁をつくって食べた。なかなかおいしい。うだるような暑さの中出勤。電車内で田辺聖子「おせいさんの落語」を読む。

おせいさんの落語 (ちくま文庫)

ツチノコあさま山荘事件が時事ネタとして盛り込まれていたりする。表紙にもツチノコが。胸元にハートがついた女性ぽいのは嫁さんロボ。職場にて、弁当のおかずはゴーヤチャンプルー。とうふを入れるのを忘れた。やがて退勤、炊飯、風呂。湯船につかることに。入浴剤は白桃薄荷の香り。

そういえば今までの人生で桃のフレーバーは柄ではない気がして選んでこなかったのだが、好きなフレーバーのような気がしてきた。蒟蒻畑だって、自分が好きなフレーバーはほかにある気がしていたが桃が一番おいしいと思う。これは認めよう。選ばなかったのはピンク色と紐づいているからかな。胸キュンピーチのシャンプーの刷り込みか?

夕飯は白飯と台湾オムレツ的なもの。土曜に食べたのが忘れられずレシピを検索してあさりで作ってみたが、火力や手際が重要な料理は苦手なのでちがう天津飯のようなものができあがった。味はおいしい。

食後、何かはしていたはずだが寝落ち。ここ最近で一番よく眠れた。