1126-1202

11/26(木)
もう木曜日だ。祝日ばんざい。金曜に一日有休をとるより月曜が祝日だったほうが楽。「もう木曜日だ」がポイントな気がする。4日働いたことになったぞ、というような。7:45起床。コーヒーをいれて、黒糖ネオバターロールを食べた。ツイッターを見ると、西川貴教がボディビル?の滋賀大会で好成績をおさめていた。滋賀の大会を選んで出場するんだなと思った。まぶしい朝日の中出勤。電車内で「紀行全集世界体験12アフリカ」を読む。 

紀行全集世界体験〈12〉アフリカ (1978年)

職場にて、弁当のおかずはさといものゆかり和え、かぼちゃキーマカレー。卵でとじたらオムレツみたいになるかと思ったが、構成要素すべてが渾然一体のペースト状となり、中東のおかずのようになった。味は調和がとれていておいしい。午後、来客ブースから「コロナ怖いですねぇ~」と聞こえてくる。言っていることとやっていること(対面で商談)がばらばらだ。一応WEB商談用ブースがあるのだが、設置した社員ひとりしか活用していない。一階に降りると看板メーカーから150㎝X100㎝くらいの薄いダンボールが届いていた。中身はアクリルパネルで、ワイワイ言いながら食堂やブースに設置していた。パネルに全体重をかけて古来の生活様式のまま業務遂行をめざす弊社。

やがて退勤。スーパーへ寄り、パン、卵、きのこ類、水菜など買う。帰宅、風呂。夕飯は先ほど買ったラム肉の焼肉丼。付属のたれと羊名人の味。

ニュースにて、Gotoトラベルの出発地は未だ不問のままとのこと。何もかもが中途半端なまま。ツイッターで知ったのだが、理化学研究所がスーパーコンピュータ「富岳」でシミュレーションしたところ不織布マスクが一番飛沫を通さないことがわかったという。ウレタンマスクを初めてつけたときに「こんなんでいいのかなあ」と感じた頼りなさが裏付けられた。

 

decoi0222.hatenablog.com

 

11月に入ってからマスクを2枚重ねにしている人を見かけるようになり、ちょっと気になっていた。もっと早く検証できたんじゃないかというのは疑問。官製マスクが配られる前にとりかかってくれたらよかったのに。とりかかってはいたが、何事も実証するには時間がかかるとかそういうこと?


11/27(金)
8:00起床。コーヒーをいれて、明太フランストーストを食べた。5種類もチーズがのっているらしいのだが、量が多めであることしか感知できず。上あごを火傷しそうなのでひっくり返して齧る。下あごに当たったとしてもすぐよけられることがわかった。可動域の問題かな。今日は通院日なので午前休をとっている。

9:30、診療所着。2か月前と比べて患者が激減している。定期健診の人がおらず、予約の受付もだいぶ絞っているんじゃないかと思う。出がけに靴箱を見ると、中敷きに「健さん」とかかれたスリッポンに目が留まった。青紫色でかっこいい。小さな黄色いラベルがついていてそこにも「健さん」とかかれていた。土木作業用のようだが、待合室にいる男性は杖をついた後期高齢者ばかり。ワークマンに売っているのを普段づかいしているのだろう。帰って調べるとやはりそうで、税込でも700円そこそこ。トレーニングシューズとして愛用している人も多いという。黒や白もある。真っ黒のスリッポンはなかなか気に入るものがないのでいっぺん試着してみたい。

その後ちょっと楽器を弾く。指によって確度や筋力が全然違うのが気になってきた。みんな人差し指並みに充実していればいいのにな。昼食にメンチカツ、水菜と豆もやしキムチの炒め物、白飯を食べて出勤。電車内でコレット著作集4巻を読む。

やがて退勤。駅で彼氏と合流し、居酒屋でキムチ鍋を食べた。餅とチーズだけが巻かれた春巻きとか、とんぺい焼きなどの居酒屋メニューも楽しんだ。パーテーションの向こうの男女が急に黙ったのだが、どうやら食事中は一切会話していない様子。食事が終わったころにまた会話が始まった。確かにこうしておけば濃厚接触者でなくなる訳だが、実行するには合意形成がなかなか難しい。


11/28(土)
8:00起床。明太チーズフランストースト、水菜のサラダを食べた。コーヒーをいれて、フランやチロルチョコなどもつまむ。10時過ぎ、特にすることもないので彼氏と連れ立ってワークマンへ行った。五本指ソックスが豊富で嬉しかった。冬用の温かそうなのを購入。昨日見かけたスニーカーは足の形に合わなかったので見送った。大抵の靴がそうだが、爪先の広さに合わせると踵が合わない。ワークマンを出て、先々週検眼したメガネ屋にメガネを受け取りにいく。知り合いが結婚して苗字が変わってメガネ屋のデータがイチから取り直しになったらしいことを思い出す。それは嫌だな。

メガネ屋から出ると雨が降っており、くら寿司に走り込んだ。11時過ぎだったので待ち0だったが、自分で受付をすませて席番号を発券するシステム。食後も端末の会計ボタンを押すといつの間にかうどん等のサイドメニューが清算されている。あとはセルフレジなので店員とのやりとりが発生しないようになっている。来るたびにシステム改修が行われている印象がある。細かいところでは端末で注文時に寿司ごとに注文ボタンを押すようになっており、注文カートのページがなくなっていた。お盆に来たときとびっくらポンのゲーム内容は一緒なのに、必要なところはどんどん手を入れている様子。

くら寿司を出ると雨がやんでいた。なんとなく入ったシュープラザで買う予定のなかった靴の中敷きを買う。クッションがきいていて足の負担が減りそう。スニーカーのデザインはメンズのを気に入ることが多いし、爪先はごついし中敷きで調節していこう。シュープラザを出て、柿や柑橘類が実っているのを眺めつつ歩いて帰った。昼寝などしているうちに暗くなり、風呂に入って明日の朝炊けるように予約炊飯してまたベッドに入った。マンガ図書館Z小坂理絵作品が読めることがわかった。「ヒロインをめざせ!1」を読む。

ヒロインをめざせ! 1 (講談社コミックスなかよし)

メタ的な視点からのツッコミやぼやきがあると、大人になっても楽しみやすい。

その後、マンガParkにあった雪野下ろせ「ならしかたなし」を数話読む。

ならしかたなし 1 (花とゆめCOMICS)

もういいかなと思って閉じようとすると急に面白くなったりする。爆発力を秘めている。


11/29(日)
9:00起床。首を寝違えてしまった。体を起こしていれば治るような軽いもの。朝食にメンチカツ、なすとうす揚げのみそ汁、白飯を食べた。なかなかオケの練習に気持ちが切り替わらないので取り組んでいる曲のCDを流そうとするが、ラジオから芥川也寸志が流れてきたのでそのままにする。昨日のハチャトリアンでも感じたが、曲ごとの切り上げ方がかっこいい。古来の様式から抜け出て、あっさりとした幕引き。ちょっと楽器を弾いて、梅干しおにぎりを持って出発。電車内で鼎書房の三島由紀夫研究本を読む。

 

三島由紀夫・豊饒の海 (三島由紀夫研究)

三島由紀夫・豊饒の海 (三島由紀夫研究)

  • 発売日: 2019/05/15
  • メディア: 単行本
 

 専門書でもA5の薄い冊子だととっつきやすい。潮騒執筆時に訪れた伊勢かどこかの、海上を監視する青年を気に入って晩年まで文通しており、書簡が公開されていて興味深い。自分が数年にわたって文通を止めてもまた「ご無沙汰しております」と手紙を書き、やりとりが復活するというのは珍しい関係のように思えるが、文通ってそういうものだったんだろうか。

練習が始まって終わり、帰りの電車でキャラメルミルクティーを飲んで休憩した。先週、先々週のような旅行者は見当たらない。今週はボックス席のある車両を見かけなかったが、感染症対策のひとつだろうか。帰宅、風呂。夕飯はキムチ鍋。肉のかわりに餃子を入れた。ラジオからはモーツァルトの二重協奏曲が流れていて、しばし取り組んだときのことを思い出す。

食後、ツイッターでウイルスの専門家が「東京、大阪、北海道は実効再生産数から見て、もうピークアウトしている」と見解を示していた。今から自粛しても感染規模は同じとの事。関連死を警戒しているようす。ちょっと調べてみたが、対立する意見も多くよくわからない。今晩のニュースでは感染者数を「日曜としてはもっとも多い」と形容していて、「3日ぶりに100人を切りました」などと検査数を無視していたいつかの日曜とは違う方向性の原稿になっているのは確か。


11/30(月)
7:00起床。昨日の鍋の残りに米を入れて雑炊にしたものを食べ、コーヒーを飲んだ。今朝は一段と寒いがパーカーのまま、手袋やフードでしのぐことにする。出勤する電車内でファージョン「ムギと王さま」を読む。

ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫)

石井桃子の自作「山のトムさん」が良すぎてこちらの印象が薄い。こっちを先に読んだらよかったな。職場にて、弁当のおかずはピーマン、さといもゆかり和え、ウインナー、目玉焼き。昼休み、チェリまほの最新話をニコニコ動画で視聴。コミカルなシーンがたくさんある回なのでコメントが重なり合って読めないほど投稿されている。大声で想いを伝えるシーンは野外で、十分すぎるほど距離をとって撮影されている。すわ乱闘か、という場面で安達が「ええーーーっ!」と誰よりデカい声で驚くところに、乱闘との縁遠さを感じてよい。ドラマの中に、乱闘を初めて見た人のリアクションをとっている人がちゃんといることに安心する。

その後、あるブログの作者が「一度生のパンダを見てみたいけど東京か和歌山か神戸にしかいない。九州に来てくれないかな」と書いているのを見つけた。知らず知らずのうちに受けていた生パンダの恩恵。

やがて退勤。帰宅、洗濯、風呂。夕飯はかぶとベーコンのシチュー、白飯。有賀薫さんのシチューかけご飯のツイートを見てつくった。味噌を入れるとご飯に合いますね、というようなリプライがついている。味噌と牛乳を入れた時点で「変なみそ汁」になってしまったのでシチュー方向にふるべくコンソメをちょっと入れ、「どっちつかず(の汁)になってしまう」と騒ぎながら黒こしょうをふるとまあまあの味になった。レシピを参照しないからこうなる。ラジオからはベートーヴェン交響曲第4番が流れている。4番がこの頻度で流れるなんてさすがベートーヴェンイヤーだ。しかし、何度聞いても印象の薄い曲。緩徐楽章はわりと好きかも。食後、紀行全集12アフリカの伊谷純一郎「ゴリラとピグミーの森」の抜粋部分を読む。これは岩波新書で読んだことがある。

ゴリラとピグミーの森 (岩波新書)

やはりダントツで面白い。コレットも明日図書館に返すまでにもう少し読みたいところだったが、寝落ちしてしまった。


12/1(火)
7:00起床。コーヒーをいれて、クリームが練り込まれたスティックパンとソーセージを食べる。昨日に引き続きルーターは切ったまま。家を出る時間まで「きたれ、バウハウス」展の図録を読む。買ってずっと積んであったもの。テーブルに広げないと読めない本はこうなりがち。ラジオからはヒンデミットウェーバーの主題による交響的変容とマーラー交響曲第5番が流れていた。葬送行進曲はベートーヴェンに影響を受けていたりするんだろうか。今調べるとあのリズムが当時の葬送行進曲の形式らしい。出勤する電車内で石井桃子「山のトムさん」を読む。

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

突然家に訪ねてきた見知らぬ男性が獣医さんとわかるまでの不穏な描写に女性と子供の家族の開墾生活の苦労が現れていて胸がギュッとなる。職場にて、弁当のおかずはかぶとベーコンの炒め物、梅干し、プルーン。

昼休み、ツイッター鶴見済さんの「「誰がどうした」ばかり考えるのをやめる」というブログ記事を知る。

人間の世界について考えるなら、自分が考えているのは具体的な個人についてなのか、人間社会の問題についてなのか、自己チェックしてみるといい。

とても共感できる。ノートに日記を書いていたときは具体的な個人についての記述だらけだったが、書いても読み返しても得るものは少ない。ブログだと基本的にそういうことは書けなくなり、「人間社会の問題について」切り替えて考える習慣ができつつある。

やがて退勤。図書館へ寄り道。YA棚、今年亡くなった作家の特集棚、三島由紀夫の特集棚から借りる。三島の小説をパラパラめくってみるが、借りる気にならない。ドナルドキーンと誰かが三島について書いた本があったのでそれにする。作品より作家のほうがキャッチー。図書館を出てラーメン屋に入り、ドラゴンアッシュ関ジャニ∞を聞きながら塩ラーメンの夕食をとった。食券制だが、プレミアム商品券を持った客にはテーブル会計で対応。カウンターには席ごとに3㎝くらいの厚さの衝立が立っていた。チャーシューがおいしい。

この間ミュージックラインでカナブーンのギタリストが低温調理にはまっていると話していたが、こういうおいしさが家で味わえるということかな。ドラマーは体温調節に余念がなく、季節の変わり目には替えのアウターを持ち歩いているのでリュックがぱんぱん。もう収録時、放送時から季節が進んだのでアウターに迷うことも少ないだろう。フミカスと不倫していたベーシストはいつの間にか脱退していた。ボーカリストは休業中らしい。調べると夏に赤い公園の津野さんとユニットを組んで配信シングルを出していた。休業発表は津野さんが亡くなった直後。

帰宅、風呂。瀬尾幸子「これでいいのだ!瀬尾ごはん」を読む。

これでいいのだ!瀬尾ごはん: 台所まわりの哲学 (ちくま新書)

昔読んだものをまた図書館で借りてきた。表紙の卵かけご飯はとてもおいしそうだが、卵黄だけをのせるレシピなので全卵使ったほうがおいしく食べられるだろう。自分が全卵派だということがわかったのはつい最近、得正で卵黄のみの卵かけご飯を食べたときのことだ。運ばれてきたときはリッチな見た目に心が弾んだが、ズルッとすすれないことが残念だった。自分が食べたいものを自分で考え続けることの重要性が全編にわたって書かれている。

その後、鬼海弘雄「世間のひと」を読む。

世間のひと (ちくま文庫)

図書館の追悼特集棚にあった。表紙のような、市井の人の肖像の作品集。キャプションのつけ方に被写体との距離感が出ていて面白い。大喜利かと思うものもある。普段から「昔」や「今」が主語の話はあまり信用しないようにしているが30年以上撮り続けている作品群を見ると、今は「濃い人」が少ないという著者のコメントは本当かもなと思う。


12/2(水)
7:30起床。さくらラテを飲んで、明太子チーズトーストを食べた。食後時間があったのではらだ有彩「日本のヤバい女の子 静かなる抵抗」を読む。

日本のヤバい女の子 静かなる抵抗

ネットで話題になってるのをよく見かけるけどWebメディアを読んでもピンと来ずブラウザを閉じてしまう、という作家が何人かいてそのうちのひとり。本を通読できると見方が変わることがある。しかしややくどく感じたので置いて家を出る。

電車内でアサダワタル「住み開き」を読む。

住み開き 増補版 ──もう一つのコミュニティづくり (ちくま文庫)

サードプレイス的な場でトラブル処理に追われるのはどこも一緒なんだなと一例目でめんど臭くなる。隣に座っている女性は乗車時に列に並ばずさりげなく割り込んできてムカついた。自分が本調子でないと気づいたのは職場に着いてからだったが、生理が来る前に気づけるようになってきた。

職場にて、弁当はきのことごぼうの炊き込みご飯、青のりと干しエビの炒り卵。

やがて退勤。春の自粛期間中は百貨店が短縮営業になり、仕事帰りに寄れなくなったことを思い出して行っておくことに。ネットで見たイカスミ鍋のもとを無印良品に探しにいったがなかった。キャンドゥには200円でサンリオのマスコットが売っておりかわいかった。100円では作れない顔だ。わたしが棚から去ったあとに女学生がふたり店員に案内されてやってきて、キャッキャとはしゃいでいた。話題作らしい。クロミちゃんは売り切れ。売っていたのはシナモロール、ポチャッコ、ポムポムプリンなど。

カルディに寄ったところなんとハッピーヒッポがあった!大喜び。

 

decoi0222.hatenablog.com

 他にインスタントコーヒー、茶色いマシュマロ2種(ダージリンとコーヒー)を買う。父親が小学生くらいの娘に対して、「かりんとうだ!」と連呼しているがかりんとうで気をひくのは難しいのではないか。「り」にアクセントがあった。この父親は別の棚で「お父さんの『辛くない』は信じない!」と怒られていた。

帰宅、風呂。夕飯は肉豆腐。しょっぱい。ラジオのニュースにて、香港の民主活動家3人に実刑判決、収監される。みな20代。

食後、トーチWEBで「自転車屋さんの高橋くん」の最新話を読む。

自転車屋さんの高橋くん 分冊版(15) (トーチコミックス)

遼平の部屋のシーン。昼休みに読もうとしたが、ラブシーンだったので慌ててブラウザを閉じたのだった。作者のキャラ愛が作品にどう出るかが自分にとって地雷になることがあるが、この作品ではさほど気にならない。ツイッターでキャラ愛を語って、作品内に持ち込まないからだろうか。