0128-0123

1/28(木)
8時前起床。コーヒーをいれて、クロワッサンを食べた。ラジオをつけるとブラームス交響曲第2番が流れてきた。昨日の1番と比べるととっつきやすさが全然違う。しばし交響曲の難易度について考える。長大なので、何が実現できて何が実現できなかったか、自分はどこにどう寄与したかを捉えるのが難しい。オケとしての到達点をはかったり共有するのも難しい。そのような話題は飲み会で深い時間に出てくるものだったが、コミュニケーションの仕方を変える必要がある。今朝も憂鬱なので見た目だけでも快活になるように、KAVUの半ズボンを選んだ。通勤電車の中で川崎智子「整体対話読本 ある」を読む。

整体対話読本 ある

東洋医学にも頼ろう。職場にて、弁当はあさりチャーハン。辛ラーメンの粉の味。

やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はかぼちゃと豚肉、きのこを蒸したもの。凍った肉に揉み込めるわけもなく、味付けに失敗した。食後、読書など。その後彼氏とLINEで岐阜のポーズ→クレヨンしんちゃん47巻鵜飼の話→金田一少年の(鵜飼に)見立て殺人 の話などする。金田一少年の陰惨な感じは、金田一耕助横溝正史のイメージだったんだという当たり前の事に気づく。

金田一少年の事件簿―雷祭殺人事件    マガジン・ノベルス

画像とともに「これ持ってたしオッパイずっと見てたわ」と送るがスルーされる。こういう話には一貫して乗ってこない。金田一のサービスショットについてはモヤモヤするが、サービスされていた部分もある。

ツイッターにて、招待制の音声SNS「Clubhouse」に言及する人多数。mixiも最初は招待制だったことを思い出す。


1/29(金)

8時前起床。コーヒーをいれて、6Pレアチーズケーキ、白パンを食べる。NHKFM「クラシックカフェ(再)」で数曲イギリスの弦楽合奏が流れた。好物だ。公式サイトより曲目をメモ。

「セレナード ホ短調 作品20」
エルガー:作曲
弦楽合奏)アカデミー室内管弦楽団のメンバー、(指揮)ネヴィル・マリナー
(12分06秒)
ポリグラム POCL-4421/2>

「風よ、南に吹け」
伝承曲:作曲
(合唱)オックスフォード・ニューカレッジ合唱団、(指揮)エドワード・ヒギンボトム
(2分38秒)
<ワーナー WPCS-6013>

「ケリー・ダンス」
モロイ:作曲
(合唱)オックスフォード・ニューカレッジ合唱団、(指揮)エドワード・ヒギンボトム
(4分09秒)
<ワーナー WPCS-6013>

「リンデン・リー」
ヴォーン・ウィリアムズ:作曲
(合唱)オックスフォード・ニューカレッジ合唱団、(指揮)エドワード・ヒギンボトム
(3分10秒)
<ワーナー WPCS-6013>

オーボエ協奏曲 イ短調
ヴォーン・ウィリアムズ:作曲
オーボエ)ニール・ブラック、(演奏)イギリス室内管弦楽団のメンバー、(指揮)ダニエル・バレンボイム
(18分40秒)
ポリグラム POCG-6014>

「青柳の堤」
バタワース:作曲
管弦楽)イギリス室内管弦楽団、(指揮)ジェフリー・テイト
(6分47秒)
<EMI TOCE-6420>

交響曲 第3番「田園交響曲」」
ヴォーン・ウィリアムズ:作曲
(ソプラノ)イヴォンヌ・ケニー、(管弦楽団ロンドン交響楽団、(指揮)ブライデン・トムソン
(36分05秒)
<Chandos CHAN8594>

「あげひばり」
ヴォーン・ウィリアムズ:作曲
(バイオリン)ピンカス・ズーカーマン、(管弦楽)イギリス室内管弦楽団、(指揮)ダニエル・バレンボイム
(13分33秒)
ポリグラム POCG-6014>

 

昨日の夜中は時折突風が吹いていたのが音でわかるくらいだったが、しばらく暖かかったので油断して上着を間違えてしまい寒い。通勤電車の中で牧野雅子「痴漢とはなにか」を読む。

痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学

行為も痴漢。行為をする人も痴漢。という指摘から始まる丁寧な筆致。

職場にて、弁当のおかずはベーコンと大根の炒め煮。昼休み、ニュースサイトを見ていると楽天の新料金プランが今日発表されることを知る。午後、記者会見後にツイッターを見ると「0SIMの再来だ」と識者が騒いでいた。わたしが携帯電話会社と契約しているのは電話番号保持のためなので、ぴったりのプランだ。もっとも、0SIMの再来という評価にはその安さと、そのために採算がとれず数年でサービス提供が終了するのではないかという懸念が含まれている。

やがて退勤。100円ショップに寄り、CDラジオのリモコンのコイン電池とミッフィー型の鉛筆削りを買った。帰宅、風呂。夕飯はツナキムチ鍋。奮発したキムチがいい仕事をしていて、生姜を入れただけでそれっぽい味になった。

食後、松虫あられ「鬼娘恋愛禁止令①」を読む。

鬼娘恋愛禁止令(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)

松虫あられのギャグというか返しのセンスが好きで、作風や絵柄に関わらず支持できる。


1/30(土)
昼まで寝ていた。起きて洗濯、そうじなどする。昼食はキムチうどん。鍋をするときに酒も飲まず、シメが翌日の一食になることが多くなってきた。16時、彼氏が家に来る。たこ焼きを買ってきてくれた。タイミングも量(15個)もちょうどいい。幾度となく家に招いて遊んでいるが、そのたびにこちらの反応や起こったことが彼の中に蓄積されていて、ふるまいが微調整されているのを感じる。シコシコ日記を書かなくともそういうことができる人がいるのだ。21時前、連れ立ってスーパーへ夕飯を買いに行く。お客はまばらで、揚げ物コーナーにはカレイのから揚げしか残っていなかった。帰宅、夕飯は冷凍ギョーザ、うまき、チョレギサラダ、白飯。

チョレギサラダといえば中原アヤ「ラブコン」で小泉と大谷が昨日の夕飯について話していたときに出てきた「焼肉屋さんのチョレギサラダ」というドレッシング(知っチョレギ?)だが、もう誰もそんな昔の話はしておらずネットで調べても何巻かはわからなかった。ここで書影でも載せて今後は想起するのをやめようと思ったのだが。

食後、牧野雅子「痴漢とはなにか」を読む。性的なことを主体的に語ろうとすると、おどけるしかない時がある。そういう相手には語りかけなくても、相手にしなくてもいいということがわかったのはつい最近のことだ。

「コロナ禍日記」の植本一子の章、「個人的な四月」も読む。

コロナ禍日記 (生活考察叢書 1)

日記執筆中に「個人的な三月」という本を自費出版していて、大量の本をの運搬を娘ふたりに手伝ってもらうシーンがあった。上の娘が夕飯にシチューを用意している日もある。子供達が大きくなって手を焼いている描写が減り、助け合って暮らしている様子が知り合いのことのように嬉しい。


1/31(日)
昼まで寝ていた。コーヒーをいれて、チーズトーストにはちみつをかけて食べた。

12時過ぎ、彼氏と散歩に出発。16時過ぎまで散歩をする。自分の家から出発して月に数回、3時間ほど散歩をしているのに地図がまったく頭に入っていない。おなじみのコースが多くなってきたので彼氏が地図を見て新しいルートを開拓してくれるようになった。10年ほど前に開発された新興住宅地の脇に古びた中学校が建っている。わたしの高校のクラスにもこの中学校出身の子がいたが、山あいの小さな学校だったのでごく少数だった。その間に新駅ができ、マンションや戸建て住宅が立ち並んで周囲の環境がすっかり変わっていた。通信環境はまだこれかららしく、楽天回線だと野外でも電波が入りにくい箇所がある。

途中でマクドナルドへ寄って遅い昼食を食べた。500円のスパチキセット。先週、家のポストに入っていたマクドナルドのチラシを熟読し、セットのポテトをSにして50円引いてもらえることなど知っていたがまたしても注文に生かすことはできなかった。絵の具のようなサーモンピンクのスパイシーソースが見かけによらず辛い。2Fフロアの客はまばらな上、数組が休憩中のスタッフだったが、キッチンでは大勢のスタッフが大量のオーダーをさばいていた。ドライブスルーやデリバリーの注文が殺到しているようす。店員が客席からキッチンに持ち帰ったビッグマックの箱を開けると、塩レモンソースのチキンタツタが入っていた。混乱が伝わってくる。スタッフは学生風の若者が多く、顔つきは明るく活気があった。

帰宅、風呂。夕飯は合い挽き肉となすとオクラのカレーみそ汁、白飯。汁ものにオクラを入れるといい感じのとろみがつく。

21時、アマオケのオンライン会議。緊急事態宣言下での活動、何を基準にしてどう考えたらいいかわからず、意見を求められてもグニャグニャしたことしか言えず。ポメラでメモをとりながら聴く。団員にアンケートで何を問うのか。参加意思以上のことを委ねすぎないほうがよい。活動方針は役員で責任を持って決めたほうがよいという意見が心に残った。

会議終了後、似顔絵作成サイトで遊ぶ。レトロゲームのようなドットの絵柄。ギターやサッカーボールやビールジョッキの他、プレステのコントローラーやガラケーを持たせることができる。ピースサインの他にアイーンやゲッツをさせることもでき、絵柄と同じくネタが古い。SNSもない時代にどう使われたのか想像しづらいが、とにかく夢中になった。以前、洗顔料の宣伝の一環で宇仁田ゆみがパーツを描き下ろした似顔絵メーカーが公開された時も数日にわたって遊んだので、好きなんだと思う。


2/1(月)
8時前起床。コーヒーをいれて、クロワッサンを食べた。曇り空だが、さほど寒くはない。通勤電車で神谷美恵子「島の診療記録から」を読む。 平凡社のSTANDARD BOOKSというシリーズ。薄くてとっつきやすい。

神谷美恵子 島の診療記録から (STANDARD BOOKS)

50年ほど前の文章なので精神疾患については研究途上だったと思うが、現代に通用する強度があった。慎重な筆致によるものか。患者や病気への態度との一貫性を感じる。

職場にて、弁当のおかずは合い挽き肉とチンゲン菜の卵とじ。オイスターソースの味。やがて退勤。帰宅、風呂。HNKFM19時のニュースは議員の不祥事(銀座のクラブで会食)に時間を割いていた。時間がもったいない。カスの進退などどうでもいい。また、大阪府の吉村知事が緊急事態宣言の解除要請基準を設定。感染者が平均300人以下、7日間。アマオケの本番は2月末なので緊急事態宣言の発令期間は気になるところだが、議論についていけず何もしていないのに消耗する。積極的疫学調査をやめつつあることにより感染者数が減っている側面があるので、感染者数を主な基準にする政策自体がおかしい。しかし、それに付き合わないと社会的な影響を想定できない。

夕飯はキムチ鍋、白飯。夕食後、引き続き色々な似顔絵メーカーで遊ぶ。胴体部分の着せ替えが楽しい。パーツ選択よりパーツそのものの作画が出来栄えに影響を及ぼすことがある。彼氏の顔はビオレのキャラクターの画風でかなり再現できるが、わたしの顔はどうやっても似なかった。ツイッターにて、「感染者数が減っているのに死者が減らないのは『そういうこと』である」「9割の国民が緊急事態宣言の延長を希望しているのに(同じ割合の国民が)外出を控える訳ではない民族」という内容の投稿を見かける。


2/2(火)
8時前起床。コーヒーをいれて、ハッピーヒッポを食べた。NHKFM7時のニュースによると、政府は法の改正案内で緊急事態宣言の前段階にあたる「まん延防止等重点措置」を設けることを検討しているという。空き箱をドカドカ持ってこられている気分。グループLINEに「多少徒労感を味わってでも準備に手は抜きたくない」と投稿があり、立派な態度に感嘆する。この精神力で数々の結果を出してきたのか。徒労感、全然味わいたくない。

どんよりした空のもと出勤。雨はやんでいる。電車内で塩沢美代子・島田とみ子「ひとり暮しの戦後史」を読む。

ひとり暮しの戦後史―戦中世代の婦人たち (岩波新書 青版 924)


職場にて、弁当のおかずは酢鶏

終業後、部署内でのもめ事の関係者として上司に呼び出される。「今までのことは全部水に流して、明日からゼロから頑張っていこうや!」「挨拶、声出しは基本!」とのこと。「なっ?」とひとりずつに確認。もうこれで経緯を振り返ることはできなくなったし、呼びかけのセンスもなさすぎる。自分らで話し合いができない上にこんな奴に介入させるなんて最悪すぎる。頷くのにかなり抵抗があったことから改めて自分が巻き添えをくって損していると怒っていること、他人の行いを上司にただしてもらいたかったことを知る。勝手に殺し合いでもなんでもせえという思いが全員殺すに移行した。

やがて退勤。本の内容がまったく頭に入ってこない。改札を出ると、駅の広場で近所の寿司屋が恵方巻を売っていた。十数人の行列。今年の節分は2月2日らしい。理由は読んだものの忘れた。昨年は豆を買った。鬼のイラストが描かれたテトラパックの個包装になっていてかわいかった。今年は夏くらいから何回か大豆を買って食べていたので、今は別にいいやという感じ。家までずんずん歩いていると気分が回復してきた。本で読んだ五種体癖の特徴だ。

帰宅。何も食べたくないが空腹で気分が悪いのでお湯をわかして飲むと、だんだんラジオの内容が耳に入ってくる。気をとりなおして炊飯、風呂。風呂をすませて夕飯ができつつあることに落ち着いてくる。夕飯はささみと松山あげの炊き込みご飯。ささみに揉み込んであった柚子胡椒の味。松山あげは溶けて形がなくなってしまったが、ところどころで風味が残っている。食後、楽器を弾く。へたくそになっていたが、これで今日は楽器を触った日になった。その後マンガ。アプリを利用しているが、もうティーンズラブなど読んでいる場合ではない。興味はありつつ読んでいなかった武田一義「ペリリュー」を読む。

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1 (ヤングアニマルコミックス)

初登場、即死が続く。戦地でのひとりひとりの兵士の小ささ。

石井ゆかりの占いに、愛があったというのは自分の行いに対しては言えないことなのではないかという序文がついている。ハッとする気持ちと、あいつらもこれ読んでハッとしてくれよという泣きの気持ちと。


2/3(水)
7時半起床。コーヒーをいれ、はちみつトーストを食べた。マーガリンに冷蔵庫のにおいがついている。炒め物などでさっさと使い切ろうか。弁当用にベーコンエッグを焼き、炊飯器に玉ねぎと手羽元と水、しょうがを入れて汁物を仕込んだ。予約炊飯にしようと思ったが、生の手羽元が釜に入っているのでスイッチを入れて出勤。通勤電車内で「整体対話読本 ある」を読む。とりあえず手を動かすというのはあまりいい対策ではないのではないかというのが今朝ふと思ったことだが、頭の気を身体に巡らせるという点ではよさそうだ。物理的に手も足も動かしてやれ。

職場着。デスクに塩をまいてウエットティッシュで拭く。強い怒りを感じたときに「殺人が法で禁止されていてよかったな」という、ネットで見たフレーズが頭に浮かぶことがあり、割としっくりきている。「死ね」とかより自分でハンドルを握っている感じがいいんだと思う。遠吠えっぽくてコミカルなのもいい。こういうことを考えている人間と昨日上司がした雑な呼びかけは非常に相性が悪い。卓上メモにSHKSYNと書き殴る。SATUZINGA HOUDE KINSI SARETEITE YOKATTA NA 抵抗の仕方がことごとく根暗で気持ち悪い。

弁当はささみと松山あげの炊き込みご飯、ベーコンエッグ。ささみは熱いうちに食べたほうがいい。やがて退勤。百貨店に寄り、好きな総菜とコーヒーとカレー味のタレにつかった鶏むね肉を買った。催事コーナーでバレンタインのチョコレートも調達。もっといいのが見つかれば自分で食べればいいし、さっさと用意しておくに越したことはない。昨年1月中に買ってそう思った。帰宅、朝仕込んだスープをちょっと食べる。風呂。夕飯はささみ入りクッパ。ウェイパーと辛ラーメン粉の味。手元が狂って乾燥わかめが大量に入ったので引き揚げて明日の弁当のおかずにする。「わかめ お弁当」で検索してわかめ炒めにした。食後、武田一義「ペリリュー」を読む。

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2 (ヤングアニマルコミックス)

飢えて、食料調達に出て、撃たれて、怪我をして、口減らしのために囮にされる。そんな中でも、天皇陛下からのメッセージが届く度に上層部が沸き立つ。「ゆきゆきて神軍」で奥崎謙三が怒りをもって昭和天皇の戦争責任を追及しつづけていたのがなんとなくわかった。その後「自転車屋さんの高橋くん」を読みにアクセスしたトーチWEBで水木しげる「戦争と日本」が一話だけ読めた。

漫画で読む「戦争と日本」ー敗走記ー (SPコミックス SPポケットワイド)

雄大な自然の描写がペリリューと同じ。このジャングルも戦況が悪化すると、ペリリューみたいに焼け野原になってしまうのか。戦地で果物を食べていたと何かで読んだが、この話でもパパイヤを食べるシーンがある。パパイヤはふんだんにあり、おいしそう。

NHKFM「ミュージックライン」今夜のゲストは安藤裕子。新曲「衝撃」は進撃の巨人の世界観を背負って歌唱する、その姿は人様には見せられないような激しくヘビーなものだ、という話。アコースティックギターを使ったアレンジにすると楽曲自体も穏やかなものになり、そっちならライブでできるかも、とのこと。パフォーマンスありきではない音源作りって楽しそうだなと思った。