2/25(木)
8時前起床。うがいをすると親知らずがちょっと疼く。この年まで何の治療もしていない。たまに疼くので数年前に虫歯治療のついでに聞いてみたところ、「ちょっと顔出してるけど何ともなってないよ」とのことだった。未だに顔しか出ていない。コーヒーをいれて、ハムチーズパンを食べた。今朝も風が冷たい。通勤電車の中で「整体対話読本 ある」を読む。
ベートーヴェンは整体界でも有名らしい。骨盤が閉じていて、捻れ体質の人として。自分の中で鳴っている音が他人と共有できないという状況、体質が珠玉の作品を生み出したという。
職場にて、弁当のおかずはいわしのかば焼き、成城石井の総菜(高野豆腐入り五目豆)。午後、誰もやると言わず浮いたままの案件に業を煮やして手を出すが、入れ違いで手配されていて自分の作業が無駄になってしまった。こういうときに手を出すほど能力があるわけでもないので、信頼して待ったほうがよかった。手を出してしまうのは小学生の時から。他人に働きかけたり待ったりするくらいなら自分がやる。大した手間でもないことがわかっていると余計に早い段階で他人を見切ってしまう。調べ学習の時間、郷土料理の冊子を作った際に同じことをやった。図書館の本の内容を写せばそれでよさそうだったのでせっせとかるかんのレシピを写した。出来上がった冊子に私の字が数ページにわたって続いているのを見て母親が「なんであんたばっかり」「損してる」「これはあんたがかわいそうやから言ってる」と言ったことをよく覚えている。皆のやる気がないことより母親に言われた内容が嫌だった。調べ学習のねらいはまったく達成できていないのだが。
やがて退勤。ドラッグストアで納豆とチキチキボーンを買う。帰宅、風呂。夕飯はもちはだまるのスープの予定だったが目を離した隙に水分が吸われてグチョグチョになってしまった。水餃子のようにタレをつけて食べた。味はおいしい。食べ過ぎ、徒労感によりふて寝しかけるが、どうにか起き上がってちょっとだけ楽器を弾く。
2/26(金)
朝方、オケの人、ツイッターでフォローしている歌人、バンドマンが入り乱れる悪夢。集団でよその家に侵入、占拠しているところに家主がドアをこじ開けて入ってくる。肩や顔をつかまれて詰問されるが目覚めることができない。5時半に水を飲んでもう一回寝る。8時起床。コーヒーをいれて、ハッピーヒッポと6Pチーズケーキを食べた。雨の中出勤。電車の中で中野翠「お洋服クロニクル」を読む。
相変わらず変な服の話が面白い。変だけど可愛かった服、変だから許しがたい服。後者はスポーツウェアの「しぶき柄」について。職場にて、弁当のおかずはからあげ、成城石井の総菜(高野豆腐入り五目豆)、ごまだんご。午後。一応送っときます、とやった仕事に対して「皆さんいつもプラスアルファのお気遣いをいただけるの、ほんまに嬉しいです。」と返ってきて涙が出そうになる。昨日勝手に自爆して落ち込んでいたので余計に。かなり負担が重い仕事をひとりでこなしていて、その精度も高くてなおこんな言葉が出るなんて。「皆さんいつも」が頭についているのもすごい。徳だ、徳が服を着て歩いている。やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はししゃもとプチヴェールのオイル蒸し。
2/27(土)
6時半起床。コーヒーをいれて、トーストを食べた。今日はアマオケの練習。電車の中で中野翠「お洋服クロニクル」を読む。コムデギャルソンが出たてのころにセレクトショップでレインブーツを買ったりしている。「妙に可愛かった」らしい。また、上田三根子と遊んでいる場面が出てくる。ぼくのなつやすみ2の実況者が、ヒロインの服装が高校生と思えないほどおしゃれだと話題にしていたことを思い出した。
練習前にツナマヨおにぎり。練習の休憩中、「後ろの音ってどんなふうに聞こえてますか？自分は後ろにいてその、時間差を感じてしまっていて･･････」と話しているのが聞こえてくる。「なんかズレてません？」をここまで丁寧に言えるなんて。時間差を感じてしまっている自分！上手な人ほどこういう時下手に出ることがあるが、ただへりくだっている訳ではなく座っている場所によって音の聞こえ方が違うという見地に立っている。わたしは普段あまり意見を言ったりする余裕はないが、「どんなふうに聞こえてますか？」は覚えておいたほうがいいフレーズ。この日別の場所でも聞いた。
帰宅。おやつに紅茶、ビスケット、ナッツ。スーパーへ買い物に。鮭のあら、ホタルイカ、チキンカツなど買う。夕飯は鮭とプチヴェールときのこの塩焼き。食後、練習の録音を聴きつつ指揮者の先生の名前でGoogle検索。明日の演奏会本番後にオンライン打ち上げをするにあたり、幹事が質問箱を設置してくれている。何か提出すべくネタ拾い。質問はまとまらなかったが、面白いインタビュー記事がいくつか読めた。
2/28(日)
7時起床。コーヒーをいれて、牛乳パンを食べた。電車の中で武田百合子「犬が星見た」を読んだ。
この日は所属するアマオケの演奏会。読書してもあまり頭に入ってこなかった。
会場入りしてリハーサルが始まる前、マスクをつけた顔が見分けられず人違いをする。オケの人だから知り合いだが、周囲の人に「あっ間違ってる」みたいな感じで注目されたので「間違えました。皆さんおはようございます」と言って立ち去る。既にテンションが上がっていてやたら快活にふるまってしまう。昼食は弁当を作っていってホールの楽屋で食べた。初の試み。コンビニで食べ物を調達するのが下手なのでこのほうが落ち着いてよい。具は昨日の鮭と成城石井の煮豆と卵焼き。
本番1時間前、Ｙに「本番中ずっと気になること言っていいですか？どうします聞きます？」と言われ「聞く」と即答すると「マスク裏表逆ですよ」と。昨日開けたFittyマスクがこう凸置いて下が顔側だとわざわざ個包装でコンドームのパッケージのように指定していたのでそうしてみたのだが、今日のはFittyマスクではない。あっ！こういう事もあろうかとマスクをもう一枚持ってるぞ！でもそれはFittyマスクだからどっちみちYのような、こう凸置いて上が顔側論者には逆だと思われてしまう。ネットでそっちが多数派ぽいという事も知っている。目印のFittyのレリーフ文字も他人からは見えない。人前に出るのに。どうしよう。予備のマスク意味ない。というところまで全部話してその場にいたＳにわかりやすいマスクをもらってつけかえた。マスク裏表警察がネットで発言するようになってからずっと気になっていたことをこのタイミングで指摘されるという展開。そしてわたしは話がくどい。Sに「なんか今日楽しそうですね？」と言われる。なくなるかもしれなかった演奏会の日を迎えられてとても嬉しく楽しい。本番が始まって終わった。
帰宅、風呂。19時よりオンライン打ち上げ。夕飯は水菜とホタルイカのスパゲッティ。仕切りがよかったのでオンラインのメリットが最大限に生かされていた。発言する人は限られるが、それは対面の飲み会でも大体同じだしチャットでチャチャを入れられるのが楽しかった。チャットルームでこんなに楽しいことはないと思ったが、皆そうでもないようだ。大人になっても陰キャは陰キャ。聞き専の人がけっこういる。
緊急事態宣言、大阪府・京都府・兵庫県・愛知県・岐阜県・福岡県の6府県は解除。
3/1(月)
7時半起床。コーヒーをいれて、ヤマザキの牛乳パンを食べた。読んでいるブログに登場したパン。おいしかった。クリームに塩気がちょっとあるのがいいのかも。通勤電車の中でジェニファー・アッカーマン「かぜの科学」を読んだ。
巻末ふろくが面白い。海外の市販薬、サプリメント、民間療法など。
正午まで仕事をして午後は半休をとって退勤。がらがらの阪急電車に乗って昨日の会場へ。財布を忘れた。財布も定期券も携帯電話もこの年まで落としたことがなかったのに。はしゃぎ過ぎたらしい。無事財布を受け取り、山科へ。目的は無印良品の大型店。休日は混雑しそうなのでこの機会に行ってみる。山科の駅、街は様々な年代の建物、施設で構成されていた。その外側に山。昭和の香りのする駅ビル(調べたら1998年オープンだったので違った)に無印良品のえんじ色や木目の帯がついているような入口から入店。
昼食がまだだったのでMUJIカフェでメインと3品のおかずの定食を食べる。MUJIカフェを利用するのは初めてかも。メインは豚バラ大根、おかずはリンゴとカッテージチーズのサラダ、ホタテのサラダ、しらすと海苔の白和え。カレーの副菜にしてもおいしそうだなと考えるカレー脳。山科の高校生はMUJIカフェで勉強している。連れと遊ぶのでまったく捗っていないのは他の地域の学生と同じ。
カフェを出て、キッチン用品売り場近くの「恥ずかしい料理」の展示を見る。これも目的だった。誠光社とはまた違った趣の展示。流し台の上にオーブントースターと共にオフショットが並んでいる。写真は無印良品のアクリルフォトスタンドに入っている。写真展の説明はまな板に。まな板の横にはわたしの部屋の冷蔵庫内の写真。いい感じでこの空間に収まっている。きゅうりトーストの写真は大きく引き伸ばされていて、冷蔵庫についたチリのひとつひとつまではっきり見える。
展示の周りには料理本の棚が並んでいる。その周りに健康や旅の本も。MUJIブックスの棚を見るのも初めてだが、空間が広すぎてあまり本に意識が向かない。「MUJIBOOKS人と物」という500円の本も出版しているようだ。佐野洋子、杉浦日向子の巻が欲しくなった。しかし、こういう企画の本は「やっぱり原本で読みたい」と新たな不満というか、理不尽な気持ちが出てきそうだったのでやめた。古本の棚があったのには驚いた。「古紙になるはずだった本」という取り組みらしい。この古本の棚、そして地下の食料品売り場のオープンキッチン、ぬか漬けコーナー、寿司カウンターなど大型店ならではのスペースが発見できたのはよかったが、平日なので係員がいなかったし休日は間口が狭すぎて何をやってるかわからないだろうなというスペースだった。肉や魚がとてもおいしそうに見えたのは商品の質がいいからなんだろうか。コロッケを入れるプラ容器に肉が入っているのはドラッグのアオキと同じ。
最上階の本屋へ行ってみると、吹き抜けにパイプオルガンが設置してあるのが見えた。なんとバブリーな。ちょっと調べてみたがよくわからない。案の定、演奏機会はほとんどない。お客には見向きもされていなかった。メンテナンスが大変だと思うのだが。
クイックジャパンのaiko特集号は置いていなかった。
帰宅、風呂。胃もたれ気味なので夕飯はなし。19時くらいに寝て、22時から24時まで「結局、ウナギは食べていいのか問題」「整体対話読本 ある」「お洋服クロニクル」を読み、読了した。
3/2(火)
7時半起床。きのこと厚揚げの炊き込みご飯を食べて、コーヒーを飲んだ。小雨がぱらつく中出勤。気温は高い。アレルギーの症状が強く出そうな天気。駅や電車内でも花粉症なのか洟をすすったり目をこすったりしている人をよく見かける。電車内で中村好文「普段着の住宅術」を読む。
イラストに味があってよい。
職場にて、来客用の会議室のひとつが発足されたプロジェクトチーム用の物理的な部屋になっていた。メンバーのデスクは既にあるのに。令和のオフィスとは思えない。来客もじゃんじゃん受け入れて対面で商談をしているので部屋が足りない。本番前に舞台袖で「指揮者の先生、この箇所は劇的な和音が使われてるし、お客さんに地獄を見せるような表現にしたいと言ってたね」「地獄を見せないと」「(わたし)さんにとっての地獄ってなんですか？」「職場かな」「朝8時なり9時なりに出勤したらもうあの和音が鳴ってるわけですね」という会話をした。ここに地獄がある。弁当はきのこと厚揚げの炊き込みご飯、レバーの生姜煮。
やがて退勤。帰宅、風呂。MHKFM19時のニュース、体感的にコロナウイルス関連の項目が少なくなってきた。ワクチンを入れていた冷凍庫の電源の取り方がまずくて1,000回分ダメになったりしてはいるが。夕飯は豚キムチ丼。おいしくできた。食後、領収書整理。ラジオからはショスタコーヴィチの交響曲5番が流れている。以前よりこの曲のよさがわかってきた。ピアノの活かし方。
その後、MUJIブックスの選書はどのようにして行われているのか調べる。編集工学研究所というところがやっているらしい。MUJIブックスの他は近畿大学の図書室の一角や、企業の社員食堂にある本棚を手掛けている。独自の分類が特徴。正直あまりピンときていない。
山科の駅ビルで見たパイプオルガンが気になって調べていると、あそこは元々大丸があったところで名古屋の松坂屋、東京の三越本店にもパイプオルガンが設置されていることがわかった。三越のパイプオルガンについては記事も多く論文もあり、ここが日本での系譜の始点のような気がする。名古屋や東京のは定期的に演奏されている様子。山科に奏者を呼んできて演奏機会を増やすのは厳しそう。
3/3(水)
7時半起床。コーヒーをいれて、はちみつトーストを食べた。通勤電車の中で梶谷いこ「『恥ずかしい料理』制作日誌」を読む。今2周目を読むのはいいタイミングだと思う。新型コロナも2周目。職場にて、弁当のおかずはきのこの目玉焼き。
やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯は粉末のみそクリームスープ、ささみカツ、水菜と卵のサラダ、白飯。NHKFM19時のニュースにて、緊急事態宣言の発令が続いている首都圏で感染者数の減少が鈍化。変異株かな。確か昨日、神戸で変異株の感染が広がっているとラジオのニュースで聞いた。以下はNHKニュースウェブより。
神戸市は、感染の実態を調べようと、ことしに入ってから先月１８日まで、市内で新型コロナウイルスに感染した人のうち、１０３４人の検体を調べました。
検査は、市環境保健研究所で、ウイルスに変異が起きているかを調べ、変異が確認された場合、ゲノム解析を行い種類を特定します。
この結果、１月１日から２８日の患者に変異ウイルスは確認されませんでした。
一方、▼１月２９日からの１週間では、変異ウイルスの疑いがある患者が４.６％、▼先月５日からの１週間は１０.５％、▼先月１２日からの１週間は、１５.２％と、割合が徐々に高まっていることがわかりました。さらに、現在、確定作業中ですが、先月１９日以降は、変異ウイルスの疑いのある患者の割合が半数に及ぶ可能性もあるということです。
なぜ神戸で多数確認されるかというと、ちゃんと調べているからというのが理由ではないか。新型コロナウイルスに関して万事がそんな印象がある。
食後、トーチWEBで松虫あられ「自転車屋さんの高橋君」の最新話を読む。遼平の元カノ登場。3巻までともちゃんの背景を丁寧に描いて、満を持しての登場。
