0624-0630

6/24(木)
7時すぎ起床。コーヒーをいれて、キャロットラペ、レーズン食パン、森永のリーフィというレモン味のパイ菓子を食べた。あとちょっとで進物用になりえるリッチな味。TMから「(漫画)『国宝のお医者さん』が(借りたものを)返す用の袋に入ってるんですけど、教えてもらっただけで先輩から借りたわけではないですよね?いります?いらんか…」とメッセージが来ている。貸していない。自分のブログを検索。言及していない。作品について調べていると、地元の本屋で奈良の作品として推されていて、試し読み冊子を読んだことを思い出した。

国宝のお医者さん 1 (BRIDGE COMICS)

国宝修理装こう師のもとに学芸員が訪ねてきて物語が始まるという枠組みがあって、その学芸員が持ってくる手土産のチョイスが抜群。それでTMに紹介したのだった。
通勤電車の中で 村上和子「洋菓子天国KOBE」を読む。

 

 

タイトルの割に洋菓子そのものの紹介にページが割かれている。フランスの祝い菓子「ドラジェ」を知る。実家にあった先々代の電子レンジの説明書の表紙の、ハート型をしたピンク色のケーキのまわりにこれが散らばっていたはず。中身はアーモンドだったのか!ドラジェはともかくなぜあんなぶりんぶりんのケーキの写真が表紙だったんだろう。バブリーな時代に発売されたオーブンレンジという側面があったからか。

職場へ向かっていると、コンビニから昨日嫌いになった社員が出てきた。ここから数分間こいつの背中を見ながら歩くのかと思うと耐えられず遠回りする。見たことのなかった、職場の近所の会社の始業前のようす。うちの職場の裏のゴミ置き場からゴミを収集してくれているおじさん。自販機で好きなジュース(サントリーの「すっきりしたトマト」)を買った。職場にて、弁当のおかずは鮭フレークとレタスの炒り卵。塩とマヨネーズの味。塩ではなくオイスターソースにしたらよかったな。

やがて退勤。スーパー2へ寄る。早々に果物コーナーで台湾パイナップルを籠に入れたのでずっと重い。アメリカンチェリー、甘鯛、鮭など買う。今日は魚がおいしそうに見える。帰宅、風呂。ラジオからは現代音楽が流れている。今週はずっとそうだった。取り上げる機会を増やして、ばらけさせてくれないかなあと思う。パイナップルを切り分けていると、手がピリピリしてきた。生は酵素の力が違うな。やってみてよかったが、もうやらないだろう。ヒラタケ、プチトマトを冷凍。

夕飯は総菜コーナーで買った海鮮マカロニサラダ(おいしい)、パイナップル、アメリカンチェリー、ポテトチップス。かちわりワインも飲む。


6/25(金)
7時半起床。コーヒーをいれて、黒豆パンを食べた。ラジオからはワーグナーの「タンホイザー」が流れていた。あれは序曲だったのか?かなり長く感じられた。昨日Iさんから送られてきた、わたしのホロスコープを見た感想が「ワーグナーかよ!」だったことを思い出す。ネットで調べて自分で見るのは根気が必要なので、コメントをもらえると捗る。

通勤電車の中で茸本朗「野食ハンターの七転八倒日記」を読む。

 

野食ハンターの七転八倒日記

 

内容もさることながら、文体がいい。往年のインターネット記事の、機敏で楽しい自分ツッコミ。cakesで連載されていたらしい。

職場にて、後輩が急に退職意志を伝えるメールを送ってきたことにより動悸がしてマスクを外して返信を書く。文章を打っていると、前に夢の中で同じ文章を打ったことがある気がしてきた。デジャヴなんだろうけど。

また、同僚から「オリンピックが終わったら秋から冬にかけてまた新型コロナウイルスが蔓延する。そうなったら職場でも感染する人がいるかもしれないし、オフィスに入れなくなる。その時のためにリモートワークできないか考えてみたいと思ってる。どう思う?」とメールが来る。この人は陰謀論にハマりかけているんじゃないかと思ったこともあったが、今、職場イチまともな発言をしている。なんとか協力したいが、弊社上層部には出社機会を減らすためにリモートワークをするという発想がない。オフィスが閉鎖されたときに従業員を働かせる手段。

やがて退勤。スーパー2へ寄り道。ドリップコーヒー、MOWのラムレーズン味を買った。TMにおすすめされたMOW、徐々に取り扱いスーパーが減っている限定商品らしい。昨日ひとつ買って「売ってたよ」とLINEすると「最&高じゃないですか!」と返ってきたので今日あわててTMの分を買い足した。帰宅、風呂。夕飯はみょうがといわしのスパゲッティ。いわしの漬かっていた油と、にんにく醤油の味。パセリもかかっている。なくなりかけの白ワインもいれた。いい感じに食材が使えた。今日は夕方からずっと身体が重かった。


6/26(土)
6時起床。四つん這いでトイレまでいって用をたす。コーヒーをいれて、ピザトーストを食べる。早起きできたので洗濯。ピーターバラカンのラジオ番組を久々に聴いた。ミャンマーや台湾の民俗音楽のような、でも新譜だったりして相変わらず選曲もリクエスト曲も楽しい。

家を出て、電車の中で栗原康「アナキズム」を読む。

アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ (岩波新書)

文章の締め方、既視感があるものもある。オーレ、オーレ、オーレイ!とか。定番だったのか。

職場にて、「いつもありがとうございます」と言われて照れる。何回かミスを指摘したことを指しているのだと思うが、母の日じゃないんだから。

やがて退勤。昼食はおしゃれうどん。小松菜とウインナー入り。マーガリンと白だしと黒胡椒の味。彼氏に作って出したら「おしゃれうどん」と言っていた。実家でこういうものは出てこなかったんだろうなと想像するが、考えてみればうちの母親もこういうメニューはつくらなかった。父親が日曜の昼、たまに気が向いたときにつくる創作料理に近い。これは「ウインナー うどん」で検索したら出てきたレシピだが。食後、昼寝。低気圧を克服するには迎え撃つ必要がある。

夕食は鮭のクリームレモンパスタ。コンソメと牛乳とスライスチーズの味。食後、楽器を弾いた。単純な楽譜であっても、手元が狂うと一音一音のシェイプがすぐ変になる。


6/27(日)
6時半起床。コーヒーをいれて、ピザトーストを食べた。家を出るまで時間があるのでWEB漫画など読んで過ごす。8時過ぎ家を出る。電車の中で栗原康「アナキズム」を読む。アマオケで取り組んでいる曲をプレーヤーで聴きながら。どっちつかずになった。

10時前、西宮大谷記念美術館着。しとしと雨が降る中、敷地の入口に向かってIさんを待っていると、大谷竹次郎の胸像が目に入った。家族とともに中庭に立っているのは知っていたが、こうして入館前にチケットを買う人を背後から見ていたとは。Iさんと合流。竹次郎の胸像を見て気分が高揚してしまい、「庭が最高です」と入館前に庭を一周。Iさん「私設美術館はいいですね、梶井基次郎記念館のようですね」「いい水琴窟だと思います」とのこと。ここ以外の水琴窟を知らないので感想を聞いてみた。カモがいるのをはじめて見た。

入館し、石内都「見える見えない、写真のゆくえ」展を見る。2回目。順路でいうと一番最後の、暗室で現像作業しているところの映像がやはり好き。床に置かれた漬け液を入れる箱の幅がロール印画紙の幅と同じ。流しの横幅は少し余裕があるものの、縦幅いっぱいにロールを入れて作業。室内に広げて干されるとシーツのよう。どんな額に入っていたかを確かめに最初の展示室に戻ると(シリーズごとに色が違うものの、どれも同型のシンプルな額に入っていた)、室内ではかなり存在感があったのに展示室の中では小さく見えた。

 昼食は淡水軒でとった。ベルトコンベアのようにお客がさばかれていく。追加注文はできない。狭いキッチン、狭い客席。客は皆じっと黙っている。できあがった料理は客がカウンターから手を伸ばして取る。緊張感のある店だったが、冷やし中華も水餃子もやさしい味だった。テレビでは東京オリンピック出場予定の各国の選手団の意気込み(?)、ワクチン接種状況をOBや、Youtuberが解説。いつの間にかYoutuberが専門家になっていた。

 その後、本屋巡り。

帰りの電車で柚木麻子「あまからカルテット」の中から一編だけ読んだ。

あまからカルテット

トントン拍子すぎる気もするが、それでいいんじゃないかと思える。


帰宅、風呂。夕飯はれんこんとピーマンとツナのカレー炒め、とうふ、めかぶ、白飯。帰ってお茶にしようかという気分だったが夕飯まで一気にすませた。寝るしたくをととのえてゴロゴロしていると眠気がやってきたので21時台に寝る。日中から今晩はどこにお灸をしようか考えていたが、しなかった。

作りたい女と食べたい女 1 (it COMICS)

「食べさせたい女」でちゃんと出てきた。奥歯の書き込みがすごい。


6/28(月)
6時半起床。コーヒーをいれて、レーズン食パンを食べた。ふとん干し、トイレ掃除、フローリングにクイックルワイパー。昨日買った本をしまう。フリーペーパー、フライヤー整理はまだ。

家を出て、通勤電車の中で室井綽「飲みものを美味しくのむ」を読む。

職場にて、弁当のおかずは卵焼き、れんこんごまゆかり和え、甘鯛の煮つけ。頭を梨割りにする、という工程を無視して買ったその日に炊飯器に放り込んで煮たもの。骨だらけ。やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯は汁なし辛ラーメン。わかめを足したらおいしい。

食後、自分と生年月日が同じ有名人がいればホロスコープを見られる人が記事にしているものを見ればいいと気づき、探したら一時話題になった人がいた。これからは取り上げられることも少なそうだが、もう他人とは思えない。

腹の立つことがあったが、なかったことにしてやれと思う。日記に書かなければそうなる。


6/29(火)

7時半起床。コーヒーをいれて、ピザトーストを食べた。お腹が冷えて苦しい。昨日お灸した時も効きが激しい感じがしたが、ひざの内側のツボはとりやすいのかもしれない。押すと気がめぐる気がする。陰陵泉というらしい。下から陰陵泉をとって、それを足掛かりにして三陰交をとると「ここだァー!」というところに当たりますとIさんに教えてもらった。三陰交はまだ当たっていなさそうだが、陰陵泉はとれたんじゃないだろうか。

家を出て、通勤電車の中で竹内悊「生きるための図書館」を読む。

生きるための図書館: 一人ひとりのために (岩波新書)

石井桃子が児童文学の普及のために尽力している部分。

新編 子どもの図書館〈石井桃子コレクションIII〉 (岩波現代文庫)

ここにまとめられているらしい。 

職場にて、弁当のおかずはラタトゥイユ、みょうが酢漬け。

 やがて退勤。帰宅。とてもお腹がすいている。米が炊けるまでポテトチップス立ち喰い。夕飯は甘鯛の煮つけ、白飯。まだ外は明るかった。食後、読みかけの本を読み終える。大杉栄が言うところの「無言の直接行動」、10代のころからずっととっている。アナキストの真似はなかなかできないが、極端な実例を知ることが行動力に繋がる、とあとがきで作者。風呂、弁当作り、MOWのラムレーズン味、お灸。オタマトーンを取りに来ることになっているTMと食べることを想像して買ってあったMOW、「家はちょっと」と言われて余っている。


6/30(水)
ラジオをつけると天気予報で、7時の番組かと思ったら6時だった。今晩から天気が崩れる。洗濯機を回し、白湯にレモンを入れて飲む。

洗濯が終わるまで松田青子「おばちゃんたちのいるところ」より2編読む。

おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are (中公文庫)

独身女性の暮らしを切り取るのに、固有名詞が効いている感じがする。おやつとか、スキンケア用品とか。いずれもドラッグストアでは買えなさそうなもので、覚えていられないがなんとなく地に足のついた感じがしていい。闘い一辺倒ではないというか。

コーヒーをいれて、ピザトーストを食べた。ラジオからはモーツァルトの協奏交響曲が流れている。大名曲。最高の朝だ。

家を出て、電車の中で茂木貞純監修「神社のどうぶつ図鑑」を読む。

神社のどうぶつ図鑑

体系的にまとまっていてわかりやすい。

職場にて、弁当のおかずはポテチとオリーブとヒラタケの卵とじ、アメリカンチェリー。スギ薬局プライベートブランドのポテトチップスには食べごたえのある量が入っており、食べても食べてもまだあった。こんな状況になるのは久しぶりだ。

取引先に(持続化)給付金詐欺の疑いがかかっているとかで、2020年の4月分と5月分の納品書と請求書の控えを警察に提出する必要があるらしい。上司の言う「コピー」はPDFにしたほうが捗ることが多いので指示を無視してPDFを複数の役員にメールしておいたが、警察関係者が遠路はるばるコピーを取りに来るらしい。全ての取引先とこんなことをしているのだろうか。もともと普通郵便で送られてきた書類なのだから、メールで集めればいいのに。他にも書類探索する必要があるのか、いつ来るのかと身構えていたが、知らないうちに来て帰っていったようだ。こういう時だけ普段事務員にやらせている来客応対を自分らでするんだな、としらける。

やがて退勤。雨雲を振り切れるかと窓の外を見ながら電車に乗っていたが、最寄り駅に着いた時点で大雨。「最高の朝だ」などと言って寝具を干して家を出た今朝のことが思い出される。ずくずくになって帰宅。風向きが幸いしたのかさほど洗濯物は濡れていなかった。風呂。NHKFM19時のニュース。「東京の感染拡大が止まりません」なんと既視感のある展開か。夜にはめずらしく野球のニュースに時間を割いている。彼氏に「大谷がホームラン打ち過ぎて、ちょっとないぐらいニュースで尺とってる」と送る。「ちょっと嘘みたいな活躍やからな」と返ってくる。夕飯は白飯、餃子スープ。レタス、わかめ、トマト、きのこが入っていて、辛ラーメンの粉の味。冷凍ギョーザは焼かないと潜在能力を発揮できないようにつくられている。食後、大谷が高校時代に作成したマンダラ形式の目標達成シートを見る。ゴミを拾ったり挨拶をしたりして運を引き寄せようとしているのが面白い。運を強くするのは「ドラ1 8球団」のため。実際にどうなったか調べると、「もしメジャー志望を表明しなければ、確実に8球団以上のチームが1位指名したのではないか」とのこと。ふーん。

今日は夕方から左足が重かった。寝る前にお灸。お灸している時はお灸しかできない。マインドフルネス的な、こういう時間をもつのはいいことのような気がするが、やはり扱いが難しい。気楽にできるように、皮膚の厚いところに据えていこうかな。