1014-1020

10/14(木)
朝食は納豆スパゲッティ。
通勤電車で林央子「つくる理由」を読む。

つくる理由 暮らしからはじまる、ファッションとアート

今帯を見て思ったが、丸亀に行ったのは10年も前なのか。この本は紙がしっとりしていて撫でながら読むと手から染みこんでくる感じがする。

職場にて、弁当のおかずはさばじゃが和え、ハムエッグ。
スーパー1へ寄って合い挽き肉、冬瓜、チンゲン菜、小松菜など買う。成城石井に青パパイヤのソムタムがあるらしいという情報をネットで見たので探してみたが、なかった。

帰宅、風呂。買ってきたアップルパイを食べる。仕事中からずっとアップルパイの口だった。手頃なものが買えてよかった。夕飯は蒸したチンゲン菜に肉味噌をのせたもの、白飯。

10/15(金)
朝食はアップルパイ。時間に余裕があったので洗濯。長袖のシャツを手にとったが、着たら暑かったのでやめにした。日曜からはガクッと気温が下がるらしい。外にでるとまだまだ日差しが強い。

通勤電車で「美術館と建築」を読む。

美術館と建築

本文中や、対談の途中でフォント数をいじられると余計なお世話だと思う。戸梶圭太でも読もうかな。

職場にて、弁当のおかずは肉味噌の炒り卵、きゅうりの塩漬け。レモンと山椒の味。昼休み、楽譜の製本。今週に入って連日生保の営業がフロアに出入りするようになった。これも感染症が蔓延する前の風景。午後、トイレットペーパーで簡易シンクロフィットのようなことを試す。蓋をしている感覚が経血コントロールをしやすくしているような気がする。

やがて退勤。郵便局に寄って転送サービスの手続き。ネットでやろうとした時の煩雑さはなんだったんだというくらいあっさり終わる。なんだったんだというか、アプリケーションを入れさせてマイナンバーカードを使わせようということなんだろうな。

帰宅、風呂。夕飯前に職場でもらったどら焼きを食べたら寝てしまい、食事をとりそびれる。夜中にさばじゃが和えと蒟蒻畑を食べる。ツイッターにて、エキノコックスの話題を見かける。早く手を打たないと大変なことになる勢VS注意喚起のためなら大げさで雑なことを言ってもいいのか、北海道を何だと思っているんだ勢

10/16(土)
朝食はアップルパイ、よそいきのきゅうりトースト。
出勤。電車のなかで林央子「つくる理由」を読む。
退勤。帰宅。ミートソース、マカロニサラダをつくる。
昼食はドリア。食後ごろごろしていたら胃もたれ
縦エディタというアプリケーションを入れて、PDFファイルをつくる。シメケンプリントは小さい字一択なので、とにかく大きく設定。冬瓜を煮る。

18時、サンマルク着。イベントに誘ってくださったOさんと顔合わせ。小さいボタン、細いプリーツのたくさんついたトップス。鎖骨の間ではネックレスの黄色い石が光っている。秋服っていいなと思った。繊細なデザインのアイテムがよく似合っていた。人とお茶をするのも久々だし、どんな格好で来られるんだろうと想像して、こんな感じか~、と楽しいのも久々だ。「奈良ビブレのことみんな好きだったのになんで潰れちゃったんでしょう」「ブリトラの細根さんはお花屋さんなんですよ」など好き放題話す。ネットで発信する際の名前について。わたしには本名で発信したいようなことがずっとない。

10/17(日)
ぜんぜん起きあがれない。朝食はアップルパイ。今日はアマオケの練習。譜面を開いて準備をするが、もういない団員に想像の中で怒られたりして調子が出ない。寒いからか、空腹だからか、生理中だからか。今回の生理はいつまでも量が多い。ワクチン接種後に生理が重くなる人もいるらしいが、それだろうか。音源を流して嫌な想像を追い払う。さばじゃがトーストを食べて家を出る。

電車の中ではフェリックス・クリーザー「僕はホルンを足で吹く」を読んでいた。

僕はホルンを足で吹く~両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝~

腕のないことにフォーカスしすぎないように語りが進んでいくが、タイトルはこれなんだなと思った。でもこのタイトルでないと、モーツァルトのホルン協奏曲の動画巡りをしていて知った奏者だと図書館でわからなかっただろう。「ホルンのベルの中の手」は凄く緊張感のある章。発言力と実力の一騎打ち。

アマオケの練習が始まって終わった。楽しかった。参加してよかった。先週マーチンのサンダルを履いていた人がマーチンのブーツを履いていた。今日はMがヤフーオークションで落とした楽器を持って現れて一同仰天した。子供を実家に預けて練習に来る場合があり、実家にサブ楽器を置けば手ぶらで家を出られるらしい。当たり外れ、タイミング、維持管理など懸案事項がたくさんあって楽器を買うのは難しいので、思いついても実際にやる人は少ない。練習中、持ってくるのを忘れた弱音器のかわりにパッとハンドタオルを装着して「こういうのでも弱音になるんですよ」と涼しい顔をしている。その後「僕はある種の境地に達していて、」と話しながらティッシュで楽器を拭いてケースにしまっていた。楽器拭きをケースに入れ忘れ続け、遂に布を用意するのをやめるという境地。そういえば何度か楽器拭きを貸したことがある。忘れ物をして、年上の人間の前でこんなに堂々としていられるのはすごい。もういない人間に想像の中で怒られた後だったので痛快だった。

マンションに帰り着いた時、エントランスがガヤガヤしているので引っ越しかと思い扉を開けて先に出てもらおうとしたら、警察官が数人がかりで不織布に包まれた何かを運びだそうとしているところだった。「先に入ってください」と言われるが横を通りたくなくて数秒あたふたする。横倒しになっている何か。ひえ~、と思って「ひえ~」と言ってしまう。エレベーターは無臭だった。縦にして乗せたんだなと思った。部屋に入ってベランダから見下ろすと、何かはパトランプのくっついたハイエースのような車両に積まれて出て行った。作業していた何人かは別の車に乗って反対方向へ走っていった。帰宅、風呂。夕飯は白飯、鮭とれんこんと小松菜の炒め物。オイスターソースとマーガリンの味。

10/18(月)
起きて窓を開けるとキンモクセイの香りが少しして、冷たい風が入ってくる。ここは高層階なのにどこの木から香っているんだろうか。布団を干す。コーヒーをいれて、はちみつシナモントーストを食べる。気のせいということにしていたが、インスタントに牛乳を入れるにしても、もう少し奮発したほうがいいかなという味がコーヒーからする。パーカーをはおって出勤。通勤電車で金原ひとみ「fishy」を読む。

fishy

スピンが黒色でかっこいい。

職場にて、弁当のおかずは卵焼き、マカロニサラダ、昨日の鮭の炒め物。昨日食べた時は鮭は塩焼きに、野菜は別のおかずにしたほうがよかったと感じたが、今日は味がなじんでおいしかった。濃かったのかな。昼休み、ワードで作業。やはり文章は広いところで書くほうがいい。職場のフロアはこの時期に蒸すという風通しの悪さ。

帰宅、風呂。夕飯はマカロニサラダ、冬瓜の煮物、なすとツナの炒め物。サラダ油、醤油、はちみつ、酢、ごま、ネギの味。

食後、日記を書く。NHKFM「ミュージックライン」のゲストは岡崎体育。今日もチョケ紳士だ。南波さんが「薄汚ぇパーテーション」と言っていたが、コロナ禍の長期化を感じさせるアイテムだ。

10/19(火)
コーヒーをいれて、はちみつシナモントーストを食べた。

通勤電車で金原ひとみ「fishy」を読む。登場人物の性格はそれぞれだが、地の文に人格はあるのかとか、あるとしたらそれは金原ひとみ節ということなのかということを考えた。不穏でシリアスな場面が続く中、モノローグで過剰なサービス精神が発揮されている感じがして、声を出して笑ってしまう。ほかの作品でもそうだった記憶がある。想像上でスマホを投げるなら豪速球。突如差し挟まれる「高速の流しそうめん」という比喩(掬えないことを表す)。何の前振りも補足もなく繰り出される「愚可愛い(おろかわいい)」という形容詞。無駄オブ無駄。そういえば昨日読んだWeb日記に「無理オブ無理」という記述があった。言い回しの鮮度のよさ。ぴちぴちだ。

職場にて、なんだか喉が乾く。弁当のおかずはウインナーとなすとピーマンのソース炒め、卵焼き。午後、軽い頭痛がするのでこめかみにタイガーバームを塗る。

やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はにらと餃子の鍋。シメは汁なし辛ラーメン。鍋の具のだしを麺に吸わせた汁なし辛ラーメンをつくるために鍋をしている。食後、彼氏から「豚さんは国外逃亡したみたいや」というメッセージと豚の絵文字2種が送られてくる。おとついから毎日スーパーに行っているのに豚肉の棚が空なのだという。言い回しとしてはさほどうまいと思えないが、豚が日本国外に行ったのではなくて彼氏が豚肉の売っていない世界、例えばイスラム教圏内の万代にスリップしているとは考えられないだろうか。というような想像、というか文章が頭に浮かぶ。金原ひとみの影響だ。

10/20(水)
朝食はなし。家の前の通りを共産党選挙カーが走り抜ける。チャイコフスキー交響曲4番を流しておけばいいと思う。クラシックファンにしかわからないネタだが、今からでも市井の人に覚えてもらうといい。選挙カーから流れるチャイコフスキーの4番を聞いてみたい。オフィスに熱気がこもって暑いのでそれに合わせた格好で家を出ると当然寒い。昨日の七分袖シャツより今日のスケスケカーディガンの方がましなのは手首が冷えないからだろう。

通勤電車の中で「つりが好き」を読む。

つりが好き: アウトドアと文藝

栞を用意できた日には薄手のわりにスピンのついた本を携えている法則。アウトドアと文藝、と小さく書かれている。シリーズなのか?今年の春ごろから彼氏が釣りを始めたので手に取った。川の中のわさび、餌として使うハチノコを採るなど、周辺の情景が味わい深い。

職場にて、弁当のおかずはなすとツナの炒め物、ゆで卵。今週はどこの部署も余裕がありそうで、電話もあまり鳴らず静かで、休みをとっている社員もちらほらいて嵐の前の静けさのようで不気味。

やがて退勤。手袋をしている人を見かける。早いようにも思えるが手を、というか手から暖めるのはいいかもしれない。新鮮な空気を吸おうとマスクをはずすと寒い。帰宅、風呂。参加するイベント内で流すラジオをリモートで収録。めちゃくちゃ楽しい。ツイッターのスペースやYoutubeで、無料だったり更新頻度が高かったりするものをたくさん見かけて不思議だったが、収録の楽しさが理由なのかもしれない。

夕飯はなすミートスパゲッティ。おいしかった。ケチャップとウスターソースでつくったミートソースだが、ショウガが入っていることで好みの味になっている。食後、ホットカーペットの上で日記を書く。