0407-0412

4/7(木)
コーヒーをいれて、はちみつシナモントーストを食べた。今朝は気温が高く、いちごが瑞々しくておいしい。

家を出て、通勤電車の中でヨーゼフ・ロートウクライナ・ロシア紀行』を読む。

ヨーゼフ・ロート ウクライナ・ロシア紀行

職場にて、弁当はぶっかけうどん。午後、もう上司に何を提案しても受け入れてもらえないのだが、わけのわからないメールで集合をかけておけば黙って定時後の予定を空けてミーティングに参加してもらえると思われては困るので牽制のメールを送る。日程調整には専用ツールを使えばいいと思いますとマジレス。調整さんはリクルートの手を離れ、調整さんにほれ込んだ人が起業した会社に譲渡されていたことを知れたのは面白かった。飲み会の幹事から送られてきたリンクをタップし、初めて調整さんを使った時の、視界がパッと明るくなるような気持ちは今でもなんとなく覚えている。確か自分でもアンサンブルの練習日程の調整に使ったことがある。この一連の流れを開発チームは「幹事転換率」と呼んでいたらしい。

signal.diamond.jp

やがて退勤。帰宅、風呂。NHKFM19時のニュースにて、ウクライナのアスリートの中には東京オリンピックのメダルをオークションにかける人もいるというニュース。また、ウクライナへのアメリカの軍事支援など。カレーが煮えるまで大前粟生『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の「バスタオルの映像」を読む。

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

「モラルの差」を人に伝えること、人に向かってしゃべること、人に向かってしゃべっていると思えない人がしゃべっている時におしぼりを被って「おまえは透明なものに向かってしゃべっている」と抵抗すること、勝手に恋人ヅラしてくる男に笑顔で「きっしょ」「もうええって」とガラス窓越しに言ってやること。夕飯はツナと小松菜のカレー。味付けはカレールーのみ。なかなかおいしい。生姜が効いているのかな。食後、楽器の練習。

4/8(金)
コーヒーをいれて、マヨコーントーストといちごを食べた。家を出て、通勤電車の中で『美術/中間子 小池一子の現場』を読む。

美術/中間子 小池一子の現場

40歳を目前にしてハワイ大学に留学。それを知らせるのがハガキなのも、印刷のデザインもおしゃれ。持参するように連絡があり、ハワイに持っていく私物のスニーカーとカメラの写真があしらわれている。また、海外留学生向けの「カメラをお持ちの方はご持参ください。これから購入なさる方は、写真関連用品は免税で買えば出費が少なくてすむということをご留意ください。」という案内を「オフィシャルな機関から出される手紙がこうだということになぜかほっとしました。」「当たり前のことが、当たり前に書かれているのです」とありがたがっているのも印象的だった。この感覚が無印良品のラベルに書かれた文章につながる。なぜ安いのか、なぜこの形状なのか。「ものは書きようだ」と日記に書いたこともあるが

decoi0222.hatenablog.com

最初にあのラベルを見た時に、中学生ながら好ましく思ったことを思い出した。

職場にて、弁当のおかずはかぶと小松菜の炒め物。やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はおしゃれうどん。小松菜とウインナーを入れてマーガリンと白だしで味つけした焼きうどんをこう呼んでいる。

4/9(土)
コーヒーをいれて、ぎょうざトーストを食べた。ケチャップとチーズで大体ピザまんのような味になる。家を出て、京都へ向かう。ひたすら遠回りし、各駅停車に乗って満員電車を避ける。その甲斐あって読書がはかどった。『美術/中間子 小池一子の現場』を読んでいた。お昼は大宮のムジャラでとった。チキンと豆と豚の三種盛り。卵はあったら必ずのせると決めているが、これはおいしそう!今後は副菜を味わうために豚とか牛とかマトンとか風味の強いカレーを見送ることにしようかなということを考えた。それくらい副菜が嬉しい。お子様カレーは500円でジュースもついていて良心的。入口近くに雑誌『FRUIT』のバックナンバーが閲覧用に大量に置いてあるのを出がけに見つける。また来れるかな。

二条駅まで移動し、駅前のマチマチ書店へ。展覧会の図録がたくさん並んでいた。小池一子の携わった「現代衣服の源流」展のものがあれば見てみたかったが、さすがになかった。雑誌のバックナンバーが買いやすい値段でたくさん並んでいたので2002年の美術手帖を買った。歩き疲れたのでベンチに座りたかったが、二条駅前には見当たらず。二条城の周りを歩き回って目についた公園に入って休憩。端のほうから缶コーヒーを飲みながら家族連れを眺める。無理矢理読書。案外休まった。

15時、近くの会場でピアノトリオのコンサート。タイユフェールはフランス6人組唯一の女性。フォーレを演奏する前に第二次世界大戦中に作曲された楽曲を今演奏するということについて少し話されたのも印象的だった。

スーパーへ寄って帰宅、風呂。スーパーで弁当が買えればよかったのだがはしごしても買ってもいいと思えるものがなく、グズグズしていたら夕飯を食べずに寝てしまった。4時ごろに服がバサッと落ちる音に怯えて目が覚めて起き上がる。外で鳥がさかんに鳴きかわしている。ウグイスのような、割と複雑なパターンの鳴き方。里芋コロッケを食べた。炊飯器に米をセットし、そこに鳴るのYoutubeチャンネルを見るなどしていた。サポートドラマー竹下さんの評価軸「めっちゃ練習してる(ちょっと違うか…)」「音の強弱をつけるのが上手い。曲の理解度が深いということ」。そこに鳴るの第一印象。「楽曲の音数が多く複雑だから厳しい人なのかと思って猛練習してスタジオ入りしたらピュアに音を楽しんでる人らだった」これは多分前後の発言、鈴木さんの補足「何年かしてから『へったくそやな~思いました』て言われたで」「キメが合うの意味がわからんかった」から読み取るとアンサンブルの精度が当時はちょっと甘かったということで、それでも音源は作りこめるところに打ち込みの自由度を感じた。
4/10(日)
一旦寝て起きて、カレー豚汁と里芋コロッケと白飯を食べた。家を出て、電車内ではてぱとら委員会『私たちの中学お受験フェミニズム』を読む。

家族に何をされたかは家を出てからわかる。10時40分にダイソーに集合してパーティーグッズを物色。ミッフィーとのコラボ商品が最高にかわいい。11時、イタリア料理屋でピザを食べる。窯で焼かれたピザは生地から良い香りがする。その後アマオケの練習が始まって終わった。「この曲録音が少ないよね」という話になり、どうやら評価が確立された音源のことを指すらしいのだが日々再現されまくっているのにいまだに指標にするのはカラヤンなんだなと思った。クラシック音楽の勉強の仕方としてはオーソドックスなやり方なのかもしれないが、あまりにも時代錯誤に思える。新譜が発売されると音楽評論家が記事を書いたりしているのだろうが、発言者の中であまり上書きされている感じもしない。

帰宅、風呂。夕飯は豚バラとこんにゃくの炒め物、枝豆、里芋コロッケ。玄米茶割りも飲んだ。

4/11(月)
コーヒーをいれて、はちみつシナモントーストを食べた。今日も朝からLINEでシルベーヌの話をしている。家を出ると何組か親子連れとすれ違った。小学校の入学式に向かっているようだ。制服がないと子供のフォーマルウェアの用意が大変だなと思った。女の子も見てみたかったな。

通勤電車の中で植本一子『ある日突然目が覚めて』を読む。試されているなと感じる。何がそんなに気に入らないのかわからない。三点リーダーか。私は作家に求めすぎではないか。

職場にて、弁当のおかずは里芋コロッケ、豚バラとなすのポン酢炒め。外側に細かい切れ目をたくさん入れた半月切りは面倒だったがやっぱりおいしい。

やがて退勤。スーパー1へ寄っていちご、卵、ニラだれ、しらす、ひき肉など買う。半額商品多数。帰宅、風呂。夕飯は鮭の西京焼き、納豆、白飯。鮭ハラスはクッキングペーパーで焼いた方がおいしい。しっかり火を通そうとしてもぬるぬるになる。食後、彼氏とLINE。地方の工業高校や商業高校とつながりがあり、毎年工場に新入社員を受け入れているのだが今年は「壮絶新人入ってきた」。見たことがない四文字熟語だ。彼の書いた日報の写真が添付されている。「今日はきかいにざいりょうを入れました」「すごくおもくて手がいたかった」「でもサポートしてもらってきかいにざいりょうを入れられてよかったです」ひたすらきかいにざいりょうを入れる一日。とにかく力がなく、分量どおりの材料が持ち上げられない。不登校ぎみだったというが、就労に必要な筋力もなくなってしまうのか。長続きしそうにないが、辞めてしまうと次がなさそうだ。彼氏の話を思い返してみれば工場に配属された新人で、十代にして厳しい境遇におかれている人が何人かいた。両親がおらず妹と二人暮らしだけど妹は家出して消息不明、東海地方にいるっぽいことだけわかっているとか。

22時、本屋プラグの嶋田さんと平山亜佐子さんのスペースを聴く。お題はベルリン少女ハート。ソフトバレエに楽曲提供を受けたこともあるという。「おっさんウケしそうなことしますねえ!」終わった後にライブ映像を見るとなんと、けっこう気に入ることができた。居心地の悪さが語られていたが、嘘の少なそうなステージは見ていて安心する。サビに入るとユニゾンになり、メンバーが歌いやすい音域に上がったことで歌唱が桁違いにパワーアップ。これは楽しそうな現場。

4/12(火)
コーヒーをいれて、しらすトーストを食べた。昨日買ったいちごも食べた。古都華1パック650円の100円引き。自分が見た中では底値。個体差も、一粒の中での差もなくどこを食べても味が濃くておいしい。ラベルに「ことか」とあるのでセカンドブランドという事なのだろうか。

家を出て、通勤電車の中で長谷川栄『美術館学ツーリズム』を読む。

美術館学ツーリズム

ダリ劇場美術館の見た目が強烈。

職場にて、弁当のおかずは鮭、きのこの目玉焼き、ブロッコリー。風通しが悪く暑いのでクーラーを勝手につけた。昨年までこの時期は必死に耐えていたが、初年度からこうすればよかったのだ。

やがて退勤。帰宅、風呂。NHKFM19時の県内ニュースにて、5日間連続前の週より感染者増。県の広域ワクチン接種の枠が余っているので県外在住の人も対象に。当日予約にも対応。夕飯は牛ひき肉とにらと豆腐のすき煮。食後、かぶで常備菜を作ろうとしたら腐っていた。豚ひき肉とニラだれで肉味噌をつくった。ラジオからプレンティのボーカルのソロ作品が流れてきて、音源を持っていた訳でもないのにそうとわかるもんなんだなと思った。確かきのこ帝国のライブでNHKホールに行った時に解散ツアーのポスターが掲示されていて、退館時に前を歩いていた女性がポスターにとりすがって、よよと泣き崩れる、という写真を自分の友達に撮ってもらっていた。なんだかお腹が空いているような気もするが、無視して歯みがきをする。ここ数日、気候に翻弄されて精神的な余裕がなくなっているのを感じる。明日はTシャツにシャツを羽織ろう。一度ここまで季節が進んでから春物を着るならもう天気予報を見てねじ込むしかない。その日に何を着たいかなんて朝起きないとわからないのに。それをしなければ今シーズンも着られなかったという後ろめたさがついてくる。襟が高く生地は薄く胸囲に余裕が少なく暑苦しく下着が必要でそのくせ五分袖や七分袖で冬は寒くて着られないトップスが疎ましい。服に罪はなく、デザインが気に入っていて手放すことができないでいる2着。お灸をして寝た。