0804-0811

8/4(木)

5時を過ぎてまた寝た。窓を開けるとよく寝られる。7時過ぎに起きてコーヒーをいれて、グラノーラを食べた。

家を出て、通勤電車の中で『音の力 沖縄アジア臨海編』を読む。

音の力 沖縄アジア臨界編

沖縄国際大学への米軍ヘリコプター墜落事故をテーマにした楽曲「民のドミノ」、美術作品についてのインタビュー。

面白いが、電車に乗り込んだ時から汗がひかない。この汗はなんの汗なのか。お茶を飲んだりツボをおしたりしていなしつつ職場にたどり着く。点温膏を貼った場所が悪かったのか。お尻のポケットに生理用品を入れているが、この厚みが暑い!膝の裏に汗が垂れていく。

やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯は鍋。冷蔵庫にしなびた白菜がずっとあって気になっていた。にらだれがおいしい。

8/5(金)

今日は休みをとっている。茶色い食パンにボロニアソーセージとチーズと塩もみきゅうりをのせて胡椒をふってよそゆきのきゅうりトーストにした。買ったときはマーガリンをぬって普通のきゅうりトーストにしたり、レモンマシュマロトーストもするつもりだったがしなかった。ここから3日、3枚全部よそゆきのきゅうりトーストにした。チーズと合わせたくなる味なんだろう。

洗濯物がたまっていたので洗濯を強行し、軒下で干してなんとか乾かした。ようやく楽器の練習をする。まとめサイトを読んだり音源を聴いたり、今更と思われるようなこともする。昼食は失念。企画オケの練習は夜の7時から。5時半から会場が使えるので行ってみると、ホールのロビーで代表と思われる団員が何やら険しい顔で電話をしていて、幹部と思われる団員が傍らでそっと見守っている。このオケは企画が走り出してしばらくしてから誘われたので本番前日の今日もお客さんのような状態でいるが、この、ただならない事が起こっている時の空気はどこのオケも共通なんだなと思った。部屋に入ってセッティングをしていると、新型コロナウイルスに感染したか濃厚接触者になったかで数名出演できなくなっていて、たった今3人目の代わりの奏者を探さなくてはいけなくなったという。これは今プロオケも同じような状況で、名古屋から大阪へ奏者が手配されたりしているらしい。夕飯を食べに外出しようとすると、先ほど電話していた人が立ってコンビニ弁当を食べていて、傍らにはやはり先ほど寄り添っていたのと同じ人が立っていた。夕飯はヒロコーヒーでとった。アイスコーヒーとホットドッグを注文。ホットドッグにはピクルスの小鉢がついていて、おしゃれでテンションが上がったがプレートとしての食べ進め方がよくわからなかった。指をサルサソースまみれにしながらホットドッグをイッキ喰いし、手を拭いてからコーヒーを飲み、忘れていたピクルスをポリポリポリポリ食べて終わった。急いでいたのもある。どれも味がよかった。戻ってドリップパックのおみやげを友人に渡すと(この前3人でヒロコーヒーの前を通りかかった時には満席で入るのをやめた)、「何ひとりで行ってんすか」「誘ってくれたらよかったのに」と笑っていた。ほとんど降りたことのない駅、イレギュラーな練習時間。この日はずっと夕飯をどこでとろうか考えながら動いていて店に入りそびれ、やっとありつけた。毎回こうなる。朝からずっと考えているのに店に入りそびれるのだ。人を誘う余裕がない。練習が始まって終わった。明日が本番なのに業務連絡が全然回ってこない。テキストがもらえず、そのへんにいる人に聞くしかない。末端がこれだと中心部には多大な負担がかかっているだろう。立って弁当を食べていた人の姿がいつまでも頭から離れない。あの人は今晩寝られるんだろうか。

8/6(土)

起きてよそゆきのきゅうりトーストを食べる。思ったより時間に余裕があるような気がしてまた音源を聞き、楽譜に書き込みをし、楽器も出して練習していたら家を出るのが遅れ、電車に乗っていたらいつの間にかゲリラ豪雨の中に突っ込んでいて「お近くの窓を閉めてください」「換気装置が作動しています」という車掌のアナウンスで顔を上げると窓の外が雨で真っ白になっていた。

電車の中では『国立美術館ガイド4国立国際美術館の名作』を読んでいた。

国立国際美術館の名作: 国立美術館初の公式ガイドブック (国立美術館ガイド)

何度も足を運んでいる美術館だが、まだまだ見たことのない作品を所蔵しているようだ。シュテファン・バルケンホールの女性裸体像は何度か見た覚えがあり、親しみを持っている。展示室にあると「あっ、裸だ!」という子供のような喜びを喚起させる何かがある。ポージングか?小ささか?顔つきか?陰毛の濃さか?

初めて降りる駅だったので昼食用の弁当を買う店の目星をつけていたのに見つけられず、改札横の極小ローソンの通路に楽器と一緒に分け入ってなんとかおにぎりとトマトジュースを選び出して本番会場へ向かう。歩道の上に音符があしらわれたタイルが埋まっていて、ホールまでの道しるべとなっている。平成初期に建てられたバブリーな建物。ピンク色のタイル、ロビーの壁面にはちびまる子のコミックの表紙絵のような世界観(ほのぼのとしたかわいさがありながらどこか不気味)を持ったレリーフ。休憩時間に写真を撮りまくった。本番が始まって終わった。舞台上で、昨日の電話の人は中プロの間じゅう泣きながら演奏していた。なんとか本番が迎えられて、この方の苦労が報われて本当によかったと思うが、痛々しい印象を持った。高校の吹奏楽部の運営委員の本番当日の様子を思い出した。プレッシャーに押しつぶされそうになって演奏どころではなく、何人かは過呼吸になって舞台袖でダウンしていた。このオケに誘われたときに「ゆるい」という形容詞をたくさん聞いた。「奏者が怒られない」という意味合いで安心できる(これはこれで大事)だけであって、ゆるさの弊害がそこかしこで見られた。メンバーの誰かがこんなにならないと本番が迎えられなかったのだろうか。私にだってできることがあったのではないか。やばそうなことはわかっていたのだから、自分から情報を集めてもっと早く本番会場に来るとか。いつもと違う場所に身を置くと、自分の至らなさがよくわかる。本番後、懐かしい面々と少し話せた。会食を設定しなくても再会できていい趣味だ。

帰りにスパイスカレーミルズで夕食をとった。牛丼屋のような気安さと安定した味の良さがある。値段(安い。チキンカレー480円)味付け(辛くない)のポリシーについて説明した文書もメニューとともに設置されている。私の生活圏内にも欲しい。お冷やの横にフリーのスパイスティー、テーブルにはカルダモンとミックススパイスとチリパウダーとあと一種類何か見慣れない調味料が置かれている。好みに合わせてかけられる。帰宅、風呂。電気を消して自室の窓から花火を見た。

8/7(日)

起きてコーヒーをいれ、よそゆきのきゅうりトーストを食べた。今日はアマオケの練習。先週の練習の録音を流す。洗濯。最近いつ雨が降るかわからないので出かける前に取り込む算段だがシーツもタオルケットも洗うという冒険をした。昼食にトマトそうめんを食べる。オリーブオイルをかけるだけ。途中でもみのりを入れる。これはまたつくるだろう。大物は優遇したこともあり何とか乾く。あとは軒下へ入れて家を出る。

電車の中では『体操をつくる』を読んでいた。

体操をつくる

触った側の人が気持ちよくなるという話の中でサルの毛繕いについて言及されていて、「動物はみんな知っています」。これだけ聞くと正直うさん臭い感じもするが、確かに群の中の上位のサルがすすんで下位のサルに毛繕いをするというのを読んだことがある。

練習が始まって終わった。とある団員が個人レッスンを受けている関係でプロ奏者に指導に来ていただいたのだが、その団員と演奏スタイルだけでなく体格や顔つき、話し方や服装もよく似ていて驚く。自分の先を生きている人として尊敬しているんじゃないだろうか。体格など、元から似たものを持っている奏者をひとつの目標にするのもいいのかもしれない。練習後飲みに誘われるが、「感染爆発してるので帰ります!」と強く言って振り切る。反動をつけないと誘いに乗ってしまいそうだったからだが、余計なことを言ってしまった。

夕飯は吉野家でとった。麦とろ御膳(鶏)。とろろチャンスゲット。麦飯の口当たりの軽さもいいし、もう何回か食べたい。セブンイレブンに寄ってネットプリントで出力し、食パン等買う。レジでビール券を使おうとしたら「ちょっとやってみていいですか」となり、ピッとしてくれたが使えなかった。帰宅、風呂。日記を書けずにごろごろ。ゆでた水菜を早く冷蔵庫に入れないと。気にしながら起き上がれない。ちょっと寝たが、喉がイガイガして飛び起きてうがい。怯えて目が覚める。最近何度かこの流れで夜中に起きていて、今までは大丈夫だったが今日は大丈夫かわからない。ここ数週間会っていないから感染源にはならないが、彼氏も療養中だ。幸い強い症状は出ていなさそうだが、薬は検査時にもらった解熱剤のみ。今日は府から食料が送られてきたという。ご飯、味噌汁、レトルトカレー、緑茶のティーパック、パンなど。写真を見て「チョコバナナ味のパン2個も入ってる」と送ると「チョコバナナ味のパン2個どころか5個も入ってるで」と返ってくる。日記を書く。

8/8(月)

起き上がっても全然目が覚めず、家から出られる気がしない。きゅうりトーストを食べていたら頭がはっきりしてきた。室温が高すぎるからという仮説を数日前に立てたのにクーラーをつけるまで考えが及ばなかった。家を出て、通勤電車の中で「Webちくま」や「あき地」を久々に読んだ。WEZZYはエッチな広告が大量に出てくるから人目につくところでは読めない。すし詰めの電車で本は広げられてもスマホのブラウザを立ち上げて何か見るのはなんとなく抵抗がある。一番混んでいる路線では近くのおじさんがポケモンGOみたいなゲームをしているのを見ていた。キャラクターがポケモンではないが、実際の地図と連動している。

職場にて、弁当はうどん。納豆入り。すだちおろしうどんのタレのすだちの味に飽きる。あと2回分ある。

やがて退勤。帰宅、風呂。退勤途中で喉が渇いたときのために水筒を使っているが、満タンのまま帰ってこれた。朝晩は確実に涼しくなっている。水筒のお茶と水ようかんで休憩。夕飯はビビンチャーハン。冷ご飯と、玉ねぎとコチュジャンに漬け込んだ豚バラがあったので使った。

8/9(火)

すんなり起きた。昨日悪あがきせず早く寝たからかもしれない。コーヒーをいれて、レモンマシュマロトーストを食べた。ロッキーマウンテンマシュマロから100円マシュマロに戻すと、なんとなく香りが安っぽく甘ったるい感じがする。家を出る。日陰に入ると空気がひんやりとしていて、道端では雑草が白いユリのような花を咲かせている。毎年戦争特番が増えるこの時期に見かけることもあり、ひめゆりってこれかなと思っていたこともあった。今「ユリ 雑草」でグーグル検索するとタカサゴユリっぽい。

通勤電車の中で『音の力 沖縄アジア臨海編』を読む。「どのみちフリーと言われるような音楽ですら、複数の人間が集まれば、なんらかの組織化は避けられない。そんな中で、どんな方法の組織だったら、自分の考えている生き方と矛盾しないかを考えていくわけだけど、そのことって、ほとんど僕にとっては作曲と同義なんです。」と大友良英が語っている。感銘を受けたのでメモ。

職場にて、弁当は作れなかったので買いに出た。初めてのスーパー。初めてのセルフレジ…ではなかったはずだが搭載されているシステムによって勝手が違い、かなりまごつく。このようなバグ客がいると店員がすばやく見つけてさばく。つきっきりで対応させてしまった。違うんです!最寄りのダイソーのセルフレジだったらできるんです!と心の中で叫ぶ。昼食はオムそばとソーセージ卵おにぎり。やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯はそうめんサラダ、うなぎボ~ン、復刻版のアサヒ生ビール。キレはいいけど後味があまり好きではない。ご飯にかつおぶしとチーズをのせて醤油をかけて食べた。食べながら先日の演奏会の本番の映像を見て自分のフォームが気になる。あまり身長が高くない奏者の演奏しているところを見ようと山崎信子の動画を探す。すぐ見つかるのは1990年前後のもの。顔つきも好み。この時代のドレスは袖のふくらみが巨大。ぼくなつの実況動画を見て寝た。

8/10(水)

起きてコーヒーだけ飲んで出勤。食パンを食べられない時のためにグラノーラを買ってあるのにそちらを食べる頭がはたらかない。ラジオからはグリーグのホルベルク組曲が流れていた。もともとピアノ曲だったのを、記念式典で演奏するために作曲家自ら弦楽合奏版に編曲したといういきさつが語られる。それが弦楽合奏の重要なレパートリーのひとつになっているので、なんでも編曲しておくものだと思った。「条件、条件、また条件」という片山杜秀の声も頭の中で響く。何かの本で、楽曲と編成についてそう書いていた。電車の中では引き続き『音の力 沖縄アジア臨海編』を読む。大城美佐子へのインタビュー。職場にて、弁当のおかずはイカの缶詰の卵とじ。玉ねぎがおいしい。

やがて退勤。スーパー1へ寄り道。お盆の需要を見込んで、肉屋が何千円もの値札をつけたパックを棚に並べている。野菜は安かったのでたくさん買う。ゴーヤ、にら、ヒラタケ、しめじ、しいたけ、えのき、ブラウンえのき、なす等。帰宅、風呂。夕飯はさわらの刺身、ポテチ(コンソメパンチ)、一番搾り

8/11(木・祝)

休み。平日と同じ時間に起きた。コーヒーをいれて、コーンマヨトーストを食べた。洗濯もした。川崎智子さんが「男と整体」について話すのをスポティファイで聞く。男、男社会、仕事。なんとなく行きたくないというのは直感がはたらいて身体が反応している。男性の身体の中にもそういった女性性がある。直感は充分理由になる。聞きながらキノコの下処理。沼野充義イリヤ・カバコフの芸術』を読む。

イリヤ・カバコフの芸術 (五柳叢書)

ゴミというゴミはなく、あったものを移動させてゴミとして忘却しているという旨の記述がある。実家にいた時、思ったようにゴミを出せなかったのが苦痛だった。不用品をまとめて置いておくと母親が袋を開けて「本当にいらないのか」「これも使える」「あれも使える」と見せてくるのだ。母親にゴミ捨てを任せず、自分で直接ゴミ置き場に出しに行くべきだった。

12時前から昼寝。寝すぎて図書館へ行きそびれそうになり、昼食をパスして15時前家を出るも、暑さでふらふらになる。なんとか図書館にたどり着いて返却して借りる。帰りに駅で大塚製薬の自販機にジャワティーが売っているのを見つけて買う。

 

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こういうきっかけがないと適切に自販機を使って水分をとれない。ジャワティーが手に入ったのでシフォンケーキと、あとチヂミの素も欲しかったが絶妙に売っているのを見つけられず探し回る。シフォンケーキは見つけられなかった。疲れると内股になることを発見した。親指に力が入らないからだと思う。帰宅、風呂。SANBONRADIOの「こわい」回を聞きながらゴーヤの下処理などする。ホラーが苦手な嶋田さんの苦手ポイントがとらえきれない一同。青野くんは読める。自分の布団の中(セーフゾーン)に幽霊が出現するより窓の外に姿が見える方が嫌。嶋田さんはパリピも怖いらしく、それには共感した。この間大阪王将でギャルと隣り合わせた時に改めて思ったのだが、

 

decoi0222.hatenablog.com

派手だったり無茶な生活をしている(と自分には感じられる)人を髪色で見分けられなくなって久しい。「てか台湾の女の子みたいじゃない?そういうエモい写真ありそう」ともう一人に言われていて、確かに川島小鳥の作品から出てきたような雰囲気があった。学生時代は髪色で気が合いそうか、同じような文化圏の中にいるかだいたい判断できた。

チヂミはゴテゴテの生焼けになった。生地を分けて焼かなかったせい。普段しない料理をすると、途中で飽きて集中力が切れてアホみたいな失敗をすることが多い。