1216-1221

12/16(金)

ピザトーストを食べて出勤。通勤電車の中ではエトセトラのWeLOVE田嶋陽子!特集号を読んでいた。

エトセトラ VOL.2

そこまで言って委員会の構造、演出によって作り上げられた、田嶋陽子が怒っているという印象。親が見なかったからザッピング中に数秒映るのを見かけていただけだった私、そしてエトセトラに寄稿している人達の中でもそれは共通のものとなっていた。柚木麻子による、ドラマ出演作のレビューが熱い。職場にて、昼食は仕出しの弁当。午後、差出人も宛先も書いていないFAXが支店から届き、私の心の中の末澤誠也が「誰から誰あての何のFAXなん!?」と叫ぶ。末澤に言ってもらうと元気が出て「誰から誰あての何ですか」と大書して返信した。やがて退勤。マンションの前に救急車が停まっていてぎょっとする。その後ろにはピザ屋がいて、カブから降りて荷台からピザを取り出しているところだった。頭にはサンタ帽、上も下もサンタ服。まだ一週間以上もあるのにもうフル装備で仕事をしなければならないのか。ヒゲこそつけていなかったけれども。上着は訪問時には脱ぐのか?下に着込んであの格好でカブに乗っているのか?ピザ屋もうちのマンションだったが、エレベーターを待つと救急隊と鉢合わせするかもしれないのでそそくさと階段で帰宅。風呂。夕飯はおでん。今シーズンは一人前の既製品にちょい足しして食べるのを思いついてよくやっている。既製品を使っているのに、今日は足しすぎて煮えるまで時間がかかる事態になった。ビアソーとオリーブとチーズとクラッカーで飲み始める。職場に来たお歳暮のおすそ分けのスーパードライ。また回してもらえるかも、という下心からテンション高く嬉し気にもらってしまうが、やっぱりスーパードライは好きになれない。あと5本くらいある。

12/17(土)

5時半に目が覚め、今日出勤でなければ遠出できるのになーと唇を噛みながら、というほどでもないが残念に思いながら7時まで動画を見ていた。カフェラテを飲んでコロッケを食べた。雨予報だがまだ降っていない。暗くて空気が冷たくて、昨日予報を見ていた時は憂鬱だったが今朝を迎えて外に出てみると自分の好きな気候だった。誰かが言っていたように天気は良し悪しではないな。コートもダウンも着ないで、薄手のウインドブレーカーを仕込んで一番外側は無印のブロードシャツという暴挙。こういった類の、自分ひとりで完結する無謀な行い、暴挙は積極的にやっていきたい。先日は人いきれでむっとした室内でひとり半袖になってみた。すぐにまたシャツを羽織るのだが、選択肢を用意しておきたい。楽器がうまく弾けないと焦りで変な汗が出る。通勤電車の中では神津カンナ『胸いっぱいの愛を』を読んでいた。先日読んだ対談とは違って説教臭い。好みに合わなくてもある程度古い(80年代くらいまで)文章は表現が豊かだと感じて読みすすめられる。今朝流していた動画でわかしょ文庫さんが言っていたように、対人コミュニケーションでは許されない表現や言葉を失わないでいたい。正午、退勤。和歌山駅着。冷たい雨が降っている。バス停でキョロキョロしていると「ビッグホイール行きのバスはこちらです」との係員の声かけに対し「そうですか。近代美術館へ行きたいのですが」と返し「近代美術館っていったら県庁前ですね?」となぜか尋ねられ、「確かそんなでした」。あまりかみ合っていないが一度行ったことがあったので正解を導き出せた。ビッグホイールではKポップアイドルのコンサートをやるらしい。昼食はバラカレーでとった。14時を過ぎていた。通し営業がありがたい。オレンジ色のカウンターテーブルは一部が二重になっていて、お冷やのグラスやスプーンが置いてあった。手前に年輩の女性が、奥のコンロ近くには青緑色の長袖ポロシャツの胸ポケットにスマホをいれた年輩の男性と娘さんらしき女性がいる。3人同時に動くことはなくて、娘さんがカツを揚げるのを残りの2人がそばで見ていたり、男性がルーをよそうのを女性が待っていたりする。床に固定された椅子は緑色。テーブルと椅子の色合いがバウハウスの映像作品。卓上にメニューがないかわりに柱や壁に大きく何枚も掲示されている。「バラカレー」はエビフライ、ウインナー、ヒレカツ、小松菜がトッピングされている。この小松菜がクタクタで嬉しい!ルーもさらっとしていてお腹にも口にも残らない。ひとり客が多い。奥に男性ふたり連れがいて、「井上尚弥はキレいいけど当たった時、はじけ飛ぶ。ドーンと丸太がぶち当たったみたいな」と絶賛していた。先ほどまで「あの時けっこうキツくてもう死ぬかと思った」としんみりしていたのにいつのまにか格闘技の話になっている。

和歌山県立近代美術館にて、田中恒子コレクションは自宅に置いてずっと眺めていたくなるものばかり。小さい作品にも見ごたえのあるものが多かった。今村源「ダイ・カエル2D」。なんとポップなメメントモリか。針金の構造も面白い。プレゼントされたと思しきタイトルがついている坂上チユキの線画。高松次郎アンドロメダ」よくぞ全色コレクションして見せてくださったと思う。連作かもしれない。小泉雅代「眉」ナマコのような重量があるが少し離れるとしっかり眉。目の上にあるものらしい浮力というか、軽やかさがある。奈良美智「どんまいQちゃん」。奈良美智の作品を生で見たことはあっただろうか。少なくともこんなに近くでじっと見たのは初めて。上下のまぶたの下の眼球、眉間や口まわりの筋肉が表現されていて思いの外リアルだった。 ミティラー美術館展の展示室に移動。ミティラー画の、余白を多くとった作品からは西岡兄弟の漫画や装丁を想起した。ワルリー画のリズム感、筆致が気に入って長いこと眺める。お団子頭の人物が女性。向いている方向もわかる。画材は米の汁で、白の中に濃淡がある。これは図録やポストカードの印刷には出ない。さんざん迷って3000円の原画を買った。ミティラー美術館発行の図録も。美術館を出ると大雨が降っていてますます冷える。和歌山駅に着いたときからうすうす感じていたが薄着すぎた。思いつきが季節に追いついていない。本屋プラグへ寄って女の園の星の最新刊とZINEを買う。 

帰りの電車ではガシガシ編集部発行のZINE、和山やま『女の園の星』3巻を読んでいた。

女の園の星(3)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)

「インド人ギャグ(インド人が出てくるだけでシュールな笑いが発生するアレ)があるらしくて読む気が失せている」というツイートが頭から離れない。言われてみれば巻頭のあの話だけちょっと浮いている気もする。舞台が家だからか?でも基本的には何をされても見ていたい絵ではある。帰宅、風呂。

12/18(日)

朝、ピザトースト。昼、トライバルカレー(あいがけ)、温泉卵、マンゴージューストッピング。ドリンクとは別にトッピング一覧にマンゴージュースがあって、100円で少量いただける。夜、青梗菜クリーム煮、白飯。観念してダウンを着てもまだ季節に追いつけなくて、フードが被りたいのになくて、他人のコートの背中に何気なくぶら下がっているフードに熱い視線を送ったりした。9時から5時までアマオケの練習。帰り際から冷えのせいかお腹が張って苦しい。

川崎皇輝と川崎星輝がアップした動画で、星輝が髪型について思うところを語っている。切りたければいつでも切れるが伸ばすのには時間がかかるから、という素朴な理由。しかしそこから後はアイドルの事情に切り替わる。「芝居の仕事決まるまで伸ばすとか」「短髪のファンの方もいるからなあ」「ロングの方が好きって方も絶対いるわけだから」「一回やってみたいんだよなぁ」「ロングって舞台上で使い勝手がすごくよさそう」「新しい自分を知るのが好きだから」「でもそれだけじゃやっていけないのが僕ら」「皆様から求められている自分とこだわりの自分をどう共存させるか」「模索中です。コロコロ髪型が変わるかもしれないけど、ついてきて!中の僕は変わらないから」優しくロングヘアにしたい星輝の背中を押す皇輝が年単位で同じ髪型をしているのにもグッときて長々と書き起こししてしまった。

12/19(月)

パンがなければライスペーパーピザを食べればいい。口さびしくなるかもしれないのなら大塚製薬の自販機でカロリーメイトを買っておけばいい。今朝は一段と冷え、電車で乗り合わせるサラリーマンが着ぶくれして縦にも横にも大きくなったように感じる。一様にのっぺりとして黒っぽい見た目は壁のよう。物理的な圧力も増したが、ダウンを着ている人が多いので圧のかかり方は均等。パーカーのフードがどこかへ挟まっていて、左方向への張力を感じる。土曜に買った、ミティラー美術館のワルリー画の図録を広げようとしたが、文庫本以上の大きさの本は開けない混み方。そこで若菜晃子「muren」27号を読んでいた。記憶と記録特集。登山の記録をどうとるか。何でどこに書くか。いつ書くか。どう保管するか。手書きだと削除することはできないので、二重線の下に思考の軌跡が残るという語りが心に残った。乗り換え待ち中、自分の立っているホームと向かいのホームの両側から青空に向かってトタン屋根が伸びていて、間から帯状に青空が見えていた。そこに「パチン」の立体文字が浮かび上がっている。「コ」だけが脱落して、大阪の空を「パチン」とさせている。職場にて、弁当のおかずはこんにゃくとピーマンときのこの炒め物。にんにくバター(マーガリン)醤油の味。やがて退勤。 駅ビルの前のベンチでストロングゼロを飲みながら読書しているおじさんを発見。5年前くらいに天王寺サイゼリヤで文庫本を読んでいたおじさん(テーブルにはワインクーラーで冷やされたボトルだけがのっていた)の仲間だ。客層が若いというかお小遣いをもった小中学生多数でかなり騒がしかったのにまったく意に介さず。今回は雑踏と寒さ。厳しい環境で黙々と読書をする人は人生の目標のイメージ。 スーパー2へ寄って豚肉、しらす、白菜等買う。帰宅、風呂。夕飯はよせ鍋、総菜コーナーで買ったグラタンコロッケ。ビールを飲もうとしたが寒かったのでやめて、食後は寒かったので寝た。

12/20(火)

休みをとった。昼前に起きて洗濯して汁なし辛ラーメンをつくって食べた。ごま油を入れると味の角がとれて食べやすい。食後、寒いから布団に入って寝て起きたら18時だった。予約炊飯していてよかった。弁当のおかず作り。弁当だけで料理はもういいやとなり、夕飯は納豆卵かけごはん。冷えのせいか胃が本調子ではないので久々に湯舟につかった。何年前からあるかわからない炭酸入浴剤BARTHを投入。ちょっと高価なので使うのをしぶっていた。ただでさえ湯舟につかる日が少ないのに。湯舟そのものかBARTHか、どちらの効果かわからないが温かさが持続して嬉しかった。ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』を読む日だった。

ザリガニの鳴くところ

キャッチーなタイトルだと思うし、彼氏が来たときも本棚を見て「ザリガニの鳴くところ」と読み上げていた。同じように読み上げたタイトルに「つくる理由(林央子)」「本で床は抜けるのか(西牟田靖)」がある。父親に愛想をつかした家族が次々に出て行き、自宅で孤児となった主人公が学校に連れていかれ、1日で行くのをやめる。行けなくなるのではなく。「どうして笑われないといけないの?」7歳にして頼もしい自尊心が育っている。その後もヘビーな境遇に置かれ続けるが、このモノローグがあるから読み進められる。

12/21(水)

着るものを選ぶためにベランダに出ると吐く息が白い。毎日この冬一番の寒さを更新している。レモンマシュマロトーストを食べて、グラタンコロッケも食べた。通勤電車の中ではチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(←予測変換で出てきた!)『なにかが首のまわりに』を読んでいた。

なにかが首のまわりに (河出文庫)

アメリカ在住、イボ語を話す女性達の物語。髪についての描写が新鮮。安心の文庫。ダイヤが変わったからか今日も混み具合がひどく、顔の前に本を立てるようにして読む。職場にて、弁当はガパオライス。しょうがとポン酢とナンプラーの味。やがて退勤。マカロニサラダが食べたくなりキュウリとマカロニを買いにスーパーへ。他に辛ラーメン、ケチャップ、きざみあげ、レーズンなど買う。帰宅、風呂。夕飯は焼きそば、マカロニサラダ。マカロニをたくさんゆでてしまい分量に迷い、つくるのに時間がかかった。スーパードライも飲んだ。食後は日記を書いていた。