0330-0405

3/30(木)
朝食、なし。昼食の弁当のおかずはベーコン、卵、ピーマン。白米と生姜と炊き込んだだけのもの。夕食、ブロッコリーおかか和え、アーモンド入りチーズ、魚肉ソーセージ、味の素のギョーザ、白飯。おつまみを用意して、飲まないというパターンがつづいている。

仕事の帰りにカルディでジャバンのり、粉チーズ、ジンジャービスケット、塩、辛ラーメン、ミーゴレン(袋麺)、タマリンドバナナチップス、レモンパイ、冷凍レモンなど買う。圧縮陳列に飽きたから私はジュピター派なのだということにしていながらも久々に行くと楽しい。スーパーにも寄ってヨーグルト、きゅうり、小松菜、しめじ、しいたけ、まいたけ、ひらたけ、卵、納豆、いちご(恋みのり)を買う。今シーズンはじめてのいちご。

FMCOCOROの尾崎裕哉のラジオが最終回。自由闊達、なんなら好き勝手に喋っているようにさえ聞こえる伸びやかさがありながらずっと好青年ぽさが漂っていてすごいラジオ番組が終わってしまった。構成もよかった。「はい、じゃあ洗面所の曲聴いてもらいまっしょうっ、aikoで、洗面所!」

3/31(金)
朝食、ピザトースト。昼食の弁当のおかずはこんにゃくとなすのごま味噌炒め。19時半ごろ駅のホームでかにぱん(チョコがけ)を立ち食い。夕食、棒ラーメン(とんこつ)。わかめ、ハムエッグ、ごまをのせた。

SnowManのラジオ音源、Youtubeチャンネル動画を流しながら身支度をした。早朝、開店前のキャンプ用品店ではしゃいで見せる面々。「缶クーラーについて熱く語る向井」とテロップが出る。本当にはしゃいでいるんじゃないかなと思わせてくれるところが向井の魅力。

畑違いの仕事をして疲労困憊。これからはここが私の畑になる。古巣の人に「どう?そっちは?」と聞かれて「いくらなんでも客に甘すぎて例外だらけで事務仕事に支障が出てます」と全く求められていない返しをする。とりあえず「客」は「お客さん」に即座に変換できるようにしないとまずい。こういうことを言うと、ある種のおっさんはめちゃくちゃ怒る。悪い知らせを持ってきた部下に圧力をかけて黙らせるタイプの上司。この手合いは私に「人聞きの悪いこと言うなよ」と言いたいんだとわかってきた。指摘されてたじろぐような状況を放置するな。この人は大丈夫だった。「どこでも売ってるようなもんしか売ってないからな」。このなだめ方はしっくりきた。どこでも売っているような物しか売れないから営業活動ともいえない機嫌取りをしなくてはいけないのか!なるほど!

帰りにB級品ショップでトマトジュース、棒ラーメン、カレーメシ(バターチキン)、UFO(たらこ)、ほうじ茶ラテを買う。この店の中だけ物価が上がる前の世界。生き返った気分。

4/1(土)

朝食、ピザトースト。昼食、仕出しの弁当。夕食、スパサラ、しらすチップス、カレーメシ(バターチキン)。

家を出るまで時間があったので、本屋プラグラジオの最新回を流しながらきのこの下処理をした。かもめさんの相づちの「間」に本屋プラグラジオらしさを感じてホクホクする。関係者の働き方改革をしつつ、番組が継続されていることに感謝。「働き方改革」が空虚に響く場面も多いが、経緯を一発で説明できるという点ではいい言葉なのかもしれない。

職場の棚卸作業。もう二度とやりたくない。やる度に新たに嫌いな人間の嫌いな部分が増えたり新たに嫌いな人間が増えたり自分の余裕のない言動で嫌われたりする。準備段階で共有されている情報が少なく、現場で解決しなくてはいけないことが多すぎる。出勤前にB級品ショップで輸入古着を見て、帰りにまた寄ってちゃんと見ようと思ったのに忘れてしまった。
図書館に寄る。棚卸は14時に終わったのは快挙といえる事実ではあるのだが、私にはとてもそうは思えない。疲れ果てている。しまった、また棚卸の話に戻ってしまった。もうしない、もう参加しない。次はバックれてやる。何が「勝手に拡散されたら困るんで~」だ!毎回毎回当日に勝手に拡散する奴頼みの準備しかできない奴らがよ!死ね!という怒りが心の中に渦巻いて本が全然選べない。

何冊か手に取って眺めているとだんだん落ち着いてくる。文藝の最新号にいしゃどうさん(伊舎堂仁)の批評が掲載されていることを思い出して雑誌コーナーで読む。「お金払ってるんだからちゃんとしてもらったほうがいい」にまつわる導入から一気に引き込まれる。評論、短歌、note、ツイートに至るまで発信されるすべてに緊張感があって痺れる。うかつに言及できないということでもあり、いしゃどうさんが好きな人と話したことがない。いしゃどうさんのおかげで自分のペースを取り戻し、合田佐和子の展覧会の図録を見つけ、10年以上通って初めての屋上庭園に出て読書。他に人はいるものの視界に入らず、気温はちょうどよく、スズメが鳴き交わしている。1時間くらいそこにいた。育児の残り「カスの時間」で狭いキッチンにイーゼルを立てて描かれた油絵。後ろに下がって確認できないからパースが狂っている、とされているらしい。緻密で繊細な作風で、しかも作品数が多い!もっと早く知っていたら予定を調整して高知に行けたかもしれないのに。岡上淑子の時もこうなったので、高知県立美術館は要チェックだ。

合田佐和子 帰る途もつもりもない

4/2(日)

朝食、カフェラテといちごと生姜ビスケットとヨーグルト。昼食、アパアパカフェのベーグルセット。夕食、ぶりのトマトジュース煮。せみ餃子も投入した。「ラビオリのようなもの」と言いながら。

何をして過ごすか全然決まらず、昼前まで日記を書いたりクローゼットの整頓をしたりしていた。らじらー!の聞き逃し配信を流す。本高の率直さが気楽な雰囲気を作っている。

14時前、奈良駅周辺に出てアパアパカフェへ。店の前の四つ辻に桜吹雪。この店のBGMとして2010年代のインディーロックがかかっていることが多い。観光地の喧噪から逃れてきて、知っている曲が流れていると安心する。この日は王舟のアルバムだった。自分が、曲順がわかるほどには聴きこんでいたんだな。職場の後輩にもらったCD-Rに入っていた覚えがある。15時ごろ、コジカブックスへ。店番をしていた山の上の本棚さんと話す。レジ横に近隣で開催されているマルシェのチラシが置いてあって、「お客さんに渡してるんだけど(私に渡すのは)なんか違う気がする」とおっしゃる。私も行かなくていいかなと思っていた。「違う気がする」という判断があって、その先に伝えるかどうかの判断がある。それを考えに入れたとしても、年に数回しかお会いしない方に自分を理解してもらえていると思えることがあるのか。学生のころから、じゃ陰キャでいいや、とか、サブカル好きってことにしといてもらえたら大体合ってます、みたいな感じで相手の判断に委ねて期待しないできたので、今が人生のボーナスステージのように思える。Web上に日記を書いてアップして、それを読んでもらう。元からの知り合いに日記を読まれるのは恥ずかしいが、日記が先だと平気。日記とは関係なく、あ、この人私の話ちゃんと聞いてるわと居住まいを正す瞬間が何度かあって観念して「私はすぐに話を盛ってしまいます」と言ったりした。3しかないものを5あると話して「…あとふたつは何ですか?」と尋ねられたのだった。「山の上の本棚さんに会いに行く度に、今日はどうされたんですか、と尋ねられて「近くで展示があって」とか「カレーが」とか、「(取り扱っていただいている)ZINEの残量が」と濁している。

17時半、美容室着。精神的に余裕がなく「なめられないようにして下さい」とオーダーするところだったがグッとこらえておまかせした。なめられないようにしてもらえたと思う。

4/3(月)

朝食、カフェラテ、すきずきのラスク(アニス)。昼食の弁当のおかずはスパサラ、めかぶ、納豆。夕食、白飯、たらこ、スパサラ。

通勤電車の中では谷口昌良・畠山直哉『空蓮房 仏教と写真』を読んでいた。

空蓮房 ー仏教と写真ー

「明日世界が滅ぶとしても、あなたは写真を撮りますか?」

残業していると新しい上司がミニどら焼きをくれた。その場にいる全員にすすめて回っている。毎日こんなことをしているのか。前にお菓子で埋め尽くされたロッカーを見せてくれたから毎日だろう。その前にいちごチョコのついたカステラも食べていたのについついもらってしまった。早く仕事を覚えて捌いて定時で上がらないと食生活に支障が出そうだ。

4/4(火)

朝食、カフェラテ、はちみつシナモントースト。昼食の弁当のおかずはひき肉ときのこの炒り卵。しょうゆとはちみつの味。夕食は鍋。豚バラ、小松菜、うすあげ、きのこ、豆腐など。残業続きの割に自炊がはかどっている。

通勤電車の中では長島有里枝・山野アンダーソン陽子『ははとははの往復書簡』を読んでいた。

ははとははの往復書簡

山野アンダーソン陽子はスウェーデン在住。ウェブメディアでの連載企画を通して交流を深め、実際に対面し、友人関係を築いていく。2018年1月から2022年1月まで。まじめで読み応えのある手紙なのは最初からで、仲良くなるにつれてどんどん筆が乗ってくる。

夕食後寝落ちし、3時ごろに起きて弁当のおかずをつくり、もう少し眠っておこうとして頭がさえて眠れない。大橋なぎ咲さん言うところの「寝る前に頭の中でする好きな人との妄想の会話」が久々に繰り広げられた。最近しなくなったのは妄想する余白があるような、知り合って日の浅い人が身の回りにいないからだとわかった。学生時代にそれができたのは人間関係が年度ごとに流動するから。今朝のはまだ知り合っていない、水曜に配属される新入社員との妄想の会話。私の業務を引継いでもらうので何らかのやりとりが発生するのは確実だが、今は寝ておきたい。

4/5(水)

朝食、カフェラテ、よそゆきのきゅうりトースト、生姜ビスケット、いちご、くるみ。昼食の弁当のおかずは豚バラとなすとピーマンの炒め物。羊名人の味。夕食、汁なし辛ラーメン

家を出る前にNHKラジオの聞き逃し配信で角野隼斗のラジオを聴いていた。ゲストはSTUTS。何とも言えない距離感ではにかみ続けるふたり。STUTSがスタジオでパフォーマンスした後、「僕もピアノで参加できたらなと思うのですがよろしいでしょうか」「ぜひ…やりましょう!」ジャーン の流れが面白かった。社交辞令かなというような探り探りの口調で台本を読んで、でももうピアノの前に座っていたのか。流れたSTUTSの曲に北里彰久の歌声が入っていてうれしかった。アルフレッドビーチサンダルチャンス。まだ時間があったのでラジオ体操をした。ピアノの伴奏のテンポのゆれ。筋が伸びるところでテンポが伸びている。バキバキでどうなることかと思いながら曲に合わせて体を動かすとだんだんほぐれていくのが楽しい。どの筋を意識すればいいかの指示が的確。おきゅ膏を貼った箇所が熱い。

通勤電車の中ではデズモンド・モリス『サル その歴史・文化・生態』を読んでいた。

サル:その歴史・文化・生態

ヨーロッパでも早くからサルが登場している。それは異国のペットとして。ヒトに近しく、しかしヒトより下等な生物とみられてきたサル。サルの本は本当に心が休まる。

帰宅すると朝あったことが1週間前のことのように思えるほどのせわしなさ。しかし身も心も軽い。もう嫌いになってしまった人間と一緒にいなくていいことがこんなに良いとは。1週間は嘘。3日間くらいかな。