20240903

岐阜のカクカクブックスが一人暮らしエッセイ集「ワンルームワンダーランド」の紹介動画を公開された。そこで私のページに言及されていて驚く。いや、驚かない。再生ボタンをタップする前に紹介される妄想が始まって終わっているからだ。加齢とともに落ち着くかと思ったが浮ついた妄想を日々たれ流しながら行動している。加齢とともに期待が外れても何とも思わなくなりめでたい限り。24時間365日ずっとウケたいと思っているし何人かにはウケるはずだと思っている。だからこんなに涼しい顔が得意になった。

 

それはともかく、私の部屋の写真といえば「恥ずかしい料理」で平野愛さんに撮っていただいたものが全てなのでどうぞそちらをご覧くださいという気持ちになってしまって苦肉の策で暗がりの炊飯器のランプを撮ったのだった。そして出来上がったワンルームワンダーランドを読んで、一見他のページの住人と似通ってしまったとしても、掃除しきれなかった髪の毛やホコリが写り込んでしまったとしても、平野さんの写真とアングルが同じになってしまったとしても全景を撮ればよかったと後悔。スカしてマグネット広告のいっぱいついた冷蔵庫撮ってそれがカブってるし。

 

「冷蔵庫にマグネットつけるの流行っとるんかな?」「カーテンの丈足りない人、他にもいたよ!」「猫ちゃん案外いないね」傾向を見出そうとするカクカクブックスのおふたり。楽しい企画なのだから、このようにして乗っからないといけない。過剰な自意識の相手をするのは一旦終わりにする。一緒にページを繰ることでワンルームワンダーランドという本と触れ合う機会をいただく。

 

ワンルームないし1Kの規格が炊飯器を置けるように設計されていないのに、台所(兼廊下兼脱衣所)の床に置くのは規範にこだわらない自由なふるまいとされるのか。確かに機会がなければ明かさないし、その後の生活で何をしてくれる訳でもないのに全否定してくる手合いがいるので明言は避けたほうがいい。私はそれを小学生の時に洗髪の頻度(2日に一度だった)を明かした時に学んだ。あの時汚い汚いと騒ぎ散らかした松村雅幸よ、よくも呪いをかけたな。言わなければ何をやってもよいということになっているのはその反動だと思う。