1202-1206上顎ずるずる日記

気づいたら上顎がずるずる。
 火曜の朝のポタージュ だった気がする。 その日の夜何を食べたかは覚えておらず、寝る前に Twitter を見たら 韓国で 戒厳令が発令されている。 どうなってしまうのか。 夜を徹して情報を追う気はなかったと思う。 電灯を消してメガネも外して眠りに入ったのではなかったか。 そして 水曜の昼過ぎまで忘れていた 。 朝、身支度する時に配信ラジオを聞いて通勤電車内で読書していると ニュースが全く入って来なくて こういうことが起こる。 Google の検索欄に「ちょうかいれい」と打ち込んで変換して検索しても何事もなかったように 戒厳令の続報を見せてくれ、 収束したことを教えてくれる。 いくつか記事を読んだところで単語を間違っていたことに気づいた。 水曜の夜、上顎が痛むので夕飯の選択肢から汁物を消した。 プデチゲ も五木のとまとらーめんもダメ。決行したところでチーズも入れられないし。 スパゲッティ か焼きそば なら。 カルディの青いにんにくラー油 とさきいかを使ってスパゲッティを作って食べた。
  木曜の朝、 YouTube 番組 ポリタスが早速 戒厳令について取り扱っているのを見つけて1.5倍速で流しながら 身支度する。 ホストは津田大輔 ゲストは青木理 と除台教。 除さんは 火曜の夜に 「フリージャーナリストは やばいな。 一時的に雇ってくれないかな 。」と ツイートされていた人だ。 木曜の夜、 親子カツ丼でまた火傷した。大学生協でテイクアウトしたもの。 18時過ぎ、まっくらな大学構内を小走りで食堂へ向かった。 列がふたつあり、まごまごしていると先ほど教室で一緒だった方が「こっちはイートイン 列なので こっち」「ここから選んで、(店員さんと)目があって、注文」と手取り足取り教えてくれる。そうか。人と目を合わせられないから 対面販売が苦手なんだ。 一度来たことがあるとは思えないほどの よちよち歩き状態。「親子カツ丼 お願いします」と オーダーするとすかさず「テイクアウトで」と去り際に 補足してくださった。 ここが一番大事だったのに。厨房内では年配の女性が忙しそうに右往左往している 。閉店直前で品切れ 多数 。丼に入ったご飯を 「これ何?」と問われて 「これは関係ないねん」とひっくり返して おひつに戻していた 。 無事に親子カツ丼を受け取って レジへ進むと 学生バイトの名札をつけた スタッフが 生真面目に会計してくれた。これをまた教室まで運ぶ。 まっくらで足元が不安まる 構内にライト自体が少ない気がするが この時期にこんなに 学費が光っていない大学があるんだな。 実際のお金の流れはそう単純ではないとか、もっと 批判する対象はあるとか、何より無邪気に こすられすぎたということはあるにしても 「僕らの学費が光ってる!」 というツイートは痛烈だった 。2016年の投稿だという。そういうことを考えながら教室へ戻ると おでんの種の話で持ちきりになっていた。 さつま揚げのことを天ぷら と呼ぶかどうか。 ラジオのように聞きながら6限が始まるまでに カツ丼をせっせと 口へ運んだ。この時に卵とだしの部分ですでにあった上顎の火傷に火傷を重ねた。 
 金曜日、上顎が痛くて食欲がない。お昼のチャイムがなった時点で何も用意がない。職場のデスクの引き出しに入っていた 緑のたぬきを食べることにした。 汁物だが 給茶機の 「HEAT」ボタンを押さずにお湯ボタンを押して出たお湯で作れば大丈夫なのではないか 。 大丈夫だった。 16時頃に 他部署の女が来て 「ミポリン 死んだで」と言って回る。 何をしに来たんやこいつは。「お風呂で死んだんやって。どうせ自殺やろ」とまで言う。「何その言い方 !かわいそう」は心の叫びではなくて実際に私の口から出た。「 かわいそう」は本意と違ったがすぐに大きな声で異を唱えられたのは良かった。 私は中山美穂のことをほとんど知らないが突然亡くなったのも悲しいし もし自殺だとしたらこんなに悲しいことはない。「え〜 だってまだ若いから絶対自殺 」と返される。 芸能人だから何を言ってもいいと思っているし 咎められたら開き直る人だった。こいつもか。母親がそう。 もう何を言っても無駄だ。 自分が好ましく思っている対象がこいつらに見つからないことを、言及しているところに自分が居合わせないことを祈るしかない。「 T さんミポリン 派って聞いたから 言いに来てん」に対し T さんは 「俺は キョンキョン派」と返してすぐ電話を取っていた。 ミポリン派の存在を意識しつつあんな言い方をするなんて やはり 理解できない。退勤前にドライいちじくを食べる 。 毎日定時の5分前くらいに何かしら 口に入れている。 もう帰るところなのに なぜ 、と歴代の隣の席の人に言われてきたのだが こうしないと寄り道できないくらいお腹が空いていて、 空腹のまま買い物をすると失敗しやすい 。モゴモゴ 咀嚼していると 乾物 なのに 火傷に触って痛かった。 もう温度 関係なくちょっと当たったら痛い。少しずつ 口に運ばないといけない。

前衛下着道: 鴨居羊子とその時代

川崎市岡本太郎美術館ジョルダンブックス編「前衛下着道 鴨居羊子とその時代」

白黒写真に写る金髪の鴨居羊子、とっても格好いい!

図録の中に1958年刊「下着ぶんか論」がまるまる掲載されている。たいへん刺激を受け、ZINEの構想が浮かんできた。ノーブラへの道を歩み出した頃(2021年)につくり始めたのがノーブラZINE。7号まで出していて、現在は1年のうち360日はノーブラで過ごすようになっている。自分が脱却できたから終わり、あとの人のことは知りませんという気はないのだが持っている乳が違うのでこれ以上ゴリ押しする訳にもいかず、書くことがなくなっていた。それでノーパンZINEを書き始めたところもある。次号はまたノーブラZINEにしようか。