著者のバランスのとり方がいい。
朗読の本番に臨むときの「それ以上でもそれ以下でもないことを受け入れる」という心構え!
自分にはできないことが多すぎる。
今月の上旬にスポッチャへ行って感じたことが、グループ旅行で露呈した。
民泊チェックイン時にグループ写真を撮って家主に送る場面ではわたしがぜんぜん違うところを見ていたので撮り直しになった。
グループ写真の何が無理かというと顔をつくっている間に
「変な顔になっていたらどうしよう」
「変な顔っていったっていつも晒している顔」
「はやく終わらないかな」
「ファーストサマーウイカさんみたいに手とか広げたり足を横に出したりしたら楽しい感じが出て空間も締まるかな」
「この年で自分の写真写りとかくだらないことを毎回考えてしまうのも嫌だ」
「はやく終わらないかな」
などの感情が心の中を往来し、結果その感情がぜんぶ出た変な顔の写真ができあがるので無理です。
撮り直したのに協調性のない顔をしていたので「何かの病気なんやと思う。写真アレやから、写真はほんま、アレやねん。ごめん」と言って終わらせた。
民泊の中の初見の家電、空気清浄機のフタを開けるとかも誰も見ていないところで10回くらい練習しないとできない。
串に刺さったご当地団子みたいなのを皆でわけようとなったときに自分だけ串からうまくはずすことができず、薄皮が破れて中の餡がポロポロ出てきてしまって笑けた。
何から何まで人より劣ってて笑うしかないが、笑ってしまって皆の耳目が集まるとビビッてしまい団子が粉々になった。もうだめだ
人生の中で何度も出てきたチャットモンチーの真夜中遊園地の一節、「ちゃんと生きてけるだろうか」というのをまた想う旅となった。