0423-0429

4/23(木)
シャルロットカスタードとかいうロールケーキを斜めに切ってサンドイッチみたいに包装してるやつを食べて出勤。行くスーパーを変えると食べたことのない菓子パンが目に入って購入に至ることがある。やがて退勤。寒いから歩くのはやめにして電車で帰る。帰宅、風呂。ジャガイモの入ったキムチ鍋をつくろうとしたら汁がすべて吸われてしまった。ビールによく合う。明日は有休をとったので気分は金曜の晩。

4/24(金)
プルーンとバナナを食べて病院へ。内科は殺伐としていた。先生が電話で誰かともめていて患者がさばけない時間が続く。受付のスタッフどうしで「あーあ」という感じで目配せをしている。オレンジページを読もうと思ったが撤去されていたのでスッキリを眺める。韓国アイドルの練習生密着コーナー。もうコロナには日薬しかないから報道することがないのかな?なくはないけどウケるようなネタがないとか。患者がさばかれだすとスタッフが引き戸の取っ手をその都度消毒して回る。ずっとくるくる消毒している。ようやく名前を呼ばれたが、感染症対策で喉をみたりする診察がカットされて一瞬で終わった。天気がいいので遠回りして帰るが、風があって寒い。帰宅、洗濯、掃除。お昼はうどんに汁なし担々麺ソースをかけて食べた。広島の「くにまつ」で食べた汁なし担々麺がしのばれる。追いメシをしようとしたがご飯がない。モチを焼いて入れた。今年は案外正月のモチ(職場の受付に置いてあったプラスチックの鏡餅の中から出てきた小餅)が消費できている。夕方、ATMで用事をしようとするが、給料日で人が多く途中で断念。なぜか完全にブチ切れて帰宅、風呂、炊飯。豚キムチ丼を作ってかき込んだ。この勢いでまた夜中にATMに行き、無心で用事を終わらせた。土日でやる予定だった作業が怒りによって金曜の夜に終わった。

4/25(土)
早朝に目が覚め、ハムマヨコーントーストを食べる。天気がいいので散歩することに。朝の散歩をしている人がいるかと思ったが、すれ違うのは出勤途中の人ばかり。今日は日差しがあって暖かい。うろうろしていると突然でかい家が建ち並ぶ通りに入っている。戸建てのおうちは庭に何かしら植物が生えていて、植木鉢ひとつとっても眺めるのが楽しいものだが、あまりでかい家になると外から眺めようとしても塀や生け垣に阻まれることを知った。あとなにか建てようとしたときの反対運動がこわい。もう葬儀屋が完全に建ちあがって何年も営業しているのに門扉に反対ステッカーが貼ってある。こういうのも歩かないとわからないもんだな。気が済んだので帰宅。この時点でまだ8時台。「死の棘」を読む。ぜんぜん進まない。作中で鬱屈とした日々が続くが、ミホ怖いミホ狂ってるという描写から徐々にトシオのクズさかげんに描写がうつっている。ふと思ったのだが、ノートとか日記とかすべてミホに読まれてしまうのにこの作品はいつ執筆したんだろうか。日記のように生々しいが、すべて済んだあとで執筆をはじめ、構成したんだろうか。NHK-FM「昼のいこい」は北島三郎特集。「歩」という曲のアレンジが金管グリッサンドなどあって強烈だったが、間奏のフルートソロがさりげなくておしゃれ。Wikiで編曲者を調べたところ、音大には行かず、就職、レコード会社に転職後そこの編曲者に弟子入りしていた。ふーん。昼からは大学オケの友人とzoom飲み会をした。子連れで参加してもらえると、ひとつの画面に3人いてそっちでいろいろやってもらえて場がもちますね。普段は夫婦ともに晩酌などしないらしいが、わたしが誘ったことによりリッツや生ハムなど昼飲みセットを買い込んでいてかわいい。それとは別に、率直な子、というのも参加していてこの子には大学時代率直な発言(「なあスコアとか買った方がいいん?」「今日の合奏で一瞬シーンってなったやんあれ何?」)に助けられたのだが、今日は「なあみんな毎日なにしてるん?何もやることないけど何もやる気出えへんねんけど」と言っていた。そうですね。やがてzoom飲み会はおひらきになった。今朝散歩していたときに和菓子屋の店員が駐車場の掃除をしているのを見かけたことから若菜晃子「地元菓子」を読む。

地元菓子 (とんぼの本)

ムックでも雑誌でもなく、ひとりの作家の足で日本全国を回って、店員に質問をし、お菓子を買い込んでつくられた本。お菓子の写真だけでなくスケッチやエッセイ、地図などで構成されていて切り口が多様。夕ご飯に梅とわかめのそうめんをつくって食べた。なんかお腹が張ってる。NHK-FM「クラシックの迷宮」は通常営業。一人しゃべり番組だしね。東京オリンピック関連の企画で1964年のN響は新進気鋭の邦人作家を大々的に取り上げたらしく、そのライブ録音を流しておられた。「隔世の感がありますね」との事。ほんとですね。「みなさまどうぞお健やかにお過ごしください。クラシックの迷宮を終わります。」ありがとうございます。片山先生もお健やかに。

4/26(日)
朝、バナナとピーナツバターのトーストを食べた。昼、ナポリタン。夜、芋の甘露煮、作り置きのじゃがいもとししとうの煮物、菜飯。昼すぎからLINE電話でアマオケのミーティング。みんな慣れてきた感じなのにマイクのオンオフをひとりで未だに間違える。今ミーティングしたところで、オンライン合奏が仮にできたところで、もうアマオケとか趣味として成立しない世がこれからくるかもしれない、プロはその専門性からなんとか成立するかもしれないが、みたいな暗い気分になって通話後勝手に拗ねる。こういうときはベートーヴェンだ、となってベートーヴェン流す。なんていい曲なんだ。こういうのに触れるために汗水たらしてるということをすぐに忘れそうになる。夜、ドミューンと芸術動画の合同番組「ポストパンデミックと芸術の使命」の無料アーカイブYoutubeで見る。中学生のときに深夜ラジオ「サイキック青年団」を初めて聴いたときのことを思い出した。例えとしては全然よくないけど・・・自分が知らなかったところから話題や見方を仕入れてきて見せてくれたりたとえ話をしてくれる、というような・・・。オンライン飲み会ってそんなにいいものか、実際の飲み会のほうがずっと楽しいけど、というモヤモヤが「本番ではなく代替行為、オナニーだから」という例えによって腑に落ちたりした。配信ライブ、映画の動画配信も、やってくれること自体はすばらしいがノレないのは代替行為だからだったんだ。寝落ちしてしまった割にはよく眠れた。

4/27(月)

朝、海苔マヨコーントーストを食べる。「ポストパンデミックと芸術の使命」の続き、仏教パートを流しながら身支度。なんだかすっきりした気分で出勤。車内で武田百合子富士日記(上)」を読む。固有名詞に関する情報が少ないが、何回も富士に行っているうちになんとなくわかってくる。

富士日記(上) 新版 (中公文庫 (た15-10))

やがて退勤。ひと駅歩く。帰宅、風呂、炊飯。きのこと鮭の炊き込みご飯が炊けたのでそれを弁当と夕食に。きのこの冷凍はもっと早くやっておけばよかったと思うくらい使い勝手も香りもいい。わかめと豆腐のサラダ。わかめをちゃんと戻さなかったため、「うちの兄が乾燥ワカメをそのまま食べ過ぎて腸閉塞になりました」という知り合いの飲み会の小話を思い出した。疲れたので早めに寝る。

4/28(火)
バナナを食べて出勤。電車内で「富士日記 上」を読む。日によっては娘の花が書いた日があって、それも楽しみになってきた。犬のポコへのまなざしが優しい。職場では鮭ときのこの炊き込みご飯弁当を励みに働いた。オヤツも楽しみにしていたがバタバタして食べられなかった。職場に郵便物を配送している郵便局が営業を停止してしまったのだった。なんか総務ブースがざわついてますよ、郵便局員がコロナに感染したかららしいです、と向かいの席の後輩が教えてくれたのであわててネットニュースを見て「イヤッ!(ほんまやんえらいこっちゃ)」と叫んだら「おばちゃんみたいなってますよ」と笑われた。カッコ内の感情が乗っかった感嘆の「イヤッ」ていうのを関西のおばちゃんはよく使います。やがて退勤。今日は暇なのか職場の人から帰るぞ帰るぞという感じがでている。数駅歩いて帰った。徒歩ルートで見つけた業務スーパーでタマネギと冷凍かぼちゃと冷凍ほうれん草と牛肉を買った。ひっさびさの牛肉!なんかおいしそうで安かった。帰宅、チキチキボーン、明太ポテトサラダとビール。プチトマトがそろそろやばいのでナスとピーマンとコンソメで煮て常備菜にした。

4/29(水)
朝ご飯、富山ブラックラーメンセットでつくったわかめコーンラーメン、マリービスケットアイス。昼、やよい軒で肉豆腐と焼き魚の定食。おやつ、柏餅。夜、なし。天気は快晴。ふとんを干し、洗濯をし、昼前から彼氏と散歩に出た。ツバメがたくさん巣をつくっている古いビルに今年もツバメが出入りしているようだから見に行こう、と言っていたのだ。彼氏がぜんぜん違う方向へ歩いていくのでなんとなくついていくと、「ふたりで見たツバメがたくさん巣をつくっているところというのはこっちだ」という。違う建物を思い描いているようだが、よくわからない。「ここをずっといくと古い建物があって」とにかく古い建物しか言わないので何も思い出せない。散歩コース自体は覚えていて、「二時間コースのやつ」でちょうどいいし、他のワードを引き出すより早そうなのでついていった。途中、小さな子供連れの家族、おばさん二人連れ、カップル、母親ふたりにそれぞれの子供、など様々なグループが歩いていた。みんなどこへ行くんだろう。車道に目をやると、自家用車の中であってもマスクをしている人が多い。一時間くらい歩いたところで「ここだった」と彼氏が足を止めたが今年はツバメの巣がまだ一個もなかった。言われてみればイカリトンボ的なすすけた店があってツバメがやたら巣を作っていたような気がする。今まで忘れていた。そのまま道沿いのお店を「やってる」「やってない」と見ながら歩いていく。家に帰って作るのが面倒なのでどこかお店に入りたいが、二週間前に会ったときは「危ない」と言ってたなー、とくら寿司をスルー。そういえばこの二週間の間に彼氏はマスクをする人になっていた。以前は風邪で咳が出ていてもマスクをしないような人間で、コロナ渦でもマスクはとくに着用していなかったのに、今朝エレベーターホールでわたしに「マスクしないと」と言ってきたのだ。おとなしくポケットから出してつけた。昨日部屋に来たときにつけていたマスクをぬいぐるみゾーンにフワッと置かれたときに「やめろー、えてきち(テナガザルのマスコット)がー!」とアルコールをかけたことを根に持っていたんだろうか。そんな訳でいけそうかどうか様子を見ていると、やよい軒のとり天定食のポスターに対して「おいしそう」と言っている。これはいけそう。「食べる?」と声をかけて入店した。お昼時なのに数組だけで、ひと組はテイクアウト待ちだった。この感じだったら混んでない店にはどんどん入ろうかな。落ち着いて食事できるし。スーパーは混んでるし。自分の味には飽きたし。おかわり処(おかわり用の白飯炊飯器を置いてあるところをこう呼ぶらしい)が閉鎖されて卓の漬け物がしまわれていた。漬け物は小皿に盛られて出てきた。やよい軒を見る度に、これが大戸屋だったらなーという失礼な想像を膨らませてしまう人間だが、おいしく楽しく食事ができた。ごちそうさまでした。店を出て、高級住宅街に入っていくと通りにはだれもいない。児童公園にも。公園が混んでいるという認識が広まって、今週末の子供はみんな家でお菓子作りをしているんだろうか。そう考えると豊かに過ごすことの難しさとか、発想の限界を感じる。ガレージには車が停まっているので家で過ごしているんじゃないかと思うが、物音もとくに聞こえない。布団は各家庭で干してあるのをたくさん見た。でかい家は何件見ても楽しい。でかいでかいと言い合うともっと楽しい。途中で柏餅を買って帰った。デパ地下の和菓子屋も開けているところと閉めているところがある。閉めているお店の店員や、化粧品のカウンターの人の生活を案じた。帰宅即柏餅。冷たいお茶がおいしい季節になった。夕方、じゃがいもがやばいのでポテトサラダと肉じゃがに。芽がにょきにょき出てくる時と何日もシン・・・としている時があるのはなぜだろう。品種?糸こんにゃくとちくわをきんぴらに。これだけいろいろ作っているのにお腹が減らない。食が細くなったのを感じる。お店でお昼を食べると、その場ではちょうどいいが晩ご飯はいらないか、軽くでよくなってきた。夜、店主さんが投げ銭をした人をカロzoom支店に招待してくれるという会に参加。初対面の方もおられるzoomってどうなるんだろう、と思っていたが「どう過ごされていますか?」でじゅうぶんというか、ほほうと思えるし、カロのお客さんなので美術や本のお話も聞け、楽しいひとときを過ごせた。ただ緊張して汗をかいたので終わってすぐお風呂に入った。風呂から出て、ポメラで日記を書く。アルフィーのラジオ番組が高見沢ひとりリモート収録になっている。3人揃うのはいつの日か。