0422-0427

4/22(木)
7時起床。コーヒーをいれて、きゅうりトーストを食べた。海苔のふりかけをかけるとキャッチーな味になる。家を出るまでに時間があったので「彼氏彼女の事情」を読む。

彼氏彼女の事情 3 (花とゆめコミックス)

ふたりが出会うまで、出会った時のこと、今恋人同士でいることの喜びが何度も描かれる。時間だけでなく彼氏彼女間でも反復されており、こういったリズム感の漫画は読んだことがない。独特だ。半袖Tシャツにナイロンパーカを羽織って出勤。一日中春服でいられる日は存在しないのではないか?とふと思った。

通勤電車の中で広尾克子「カニという道楽」を読む。

カニという道楽 ズワイガニと日本人の物語

かに道楽史の部分。社史にはロマンがある。

職場にて、営業所で新型コロナウイルスの感染者が確認される。朝礼が朝礼の機能を果たしていないのでHPにアクセスして営業予定の確認。自分の担当業務に影響が出そうだったのでメールしておく。今月初めに感染者が確認されたのと同じ営業所だが、所員はまた全員PCR検査。大変ですねーと同僚に話しかけると、「マスク着用でオフィスにアクリル板を設置しているから濃厚接触者にはあたらないのに、保健所の指導以上に検査を実施している」と顔をしかめていた。この人は一年ほど前は陰謀論にハマっていたが、今もコロナ禍ではなく、コロナ騒動のただなかにいるという認識なんだろうか。昨日ツイッターで見たが、大型書店には棚に「陰謀論」のプレートがささっているところがあるらしい。検査をするのは一日も早い「通常」営業再開のためで、業務改善をしようとしないのでわたしもしかめっ面になる。

弁当は鮭ときのこの炊き込みご飯。昼休み、ELTの伊藤一郎(そういう名前だったのか)のYoutubeチャンネル「いっくんTV」を見る。年を重ねて草刈正雄のような雰囲気の顔になっていた。番組用のツナギを着ているが、学者のような話しぶりだ。アンパンマンのギターの開封動画。誰にもツッコまれず(「ドラえもん」のようにどこから平仮名にするか迷ったが変換予測でちゃんと出てきた)に話す姿が新鮮だった。時代に合っている気がする。

午後、花壇のツツジがしおれていたので水をやっていると「ああ、ご存知でしたか。まあでも、もう運ですからね」と得意先と電話で話す社員の声が聞こえてきた。

やがて退勤。100円ショップへ寄り道。ニチバンと違った色味の、蛍光色の丸シールがちゃんとある。クルミとドライいちじく、レーズンも買う。ドラッグストアにも寄って卵と食パン、辛ラーメンピノなどを買う。

帰宅。ラジオのニュースを聴く。4/25(日)から5/11(火)まで大阪、京都、兵庫、東京に緊急事態宣言発令へ。明日の午後の対策本部で決定。映画館と美術館が営業できるかを知りたいが、情報なし。彼氏からLINE。クレヨンしんちゃんの映画公開、2年連続延期。映画館の営業制限を待たずに作品単位で「自粛」しなくてはならないのは子供向けだからなのか。お腹がすいたのできゅうりトーストに海苔のふりかけをかけて食べる。風呂。ちょっと楽器を弾く。その後スパゲティナポリタンをつくって食べた。その後読んだ「彼氏彼女の事情」は双方の親子ともども呼び出される場面。現実味に欠けるが、期待に応える者が際限なく期待を背負わされる構図のことを連想した。


4/23(金)
7時起床。既に日が高く、日差しも強い。今日も半袖になれるようにしておこう。人によっては驚かれるが、「暑いときは暑いように、寒いときは寒いようにしたらええねんがな」というのが実家の家訓。掛け布団を干す。コーヒーをいれて、ピーナツバタートーストを食べた。いちご4粒。朝のニュースでもまだ映画館と美術館が営業できそうかわからない。

緊急事態宣言「基本的対処方針」変更 酒提供飲食店に休業要請 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210423/k10012992161000.html
4都府県 緊急事態宣言に伴う具体的措置を決定へ | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210423/k10012992151000.html

「バッセンと打ちっ放しがダメだったら無理かな」と思いながら家を出た。

通勤電車の中で島尾伸三「香港市民生活見聞」を読む。

香港市民生活見聞 (新潮文庫)

ON THE BOOKSで買った本。カラーページ多数。1984年の本。もうない風景が切り取られている。

弁当はうどん。やがて退勤。帰宅、風呂。夕飯は冷凍のエビピラフ。ツイッターでは文化芸術の担い手の怒りが爆発している印象。浅草演芸ホール「寄席は社会生活の維持に必要」と営業を継続。書店、映画館も営業継続するところがあり、ホッとする。ホッとするのは自分の休日を充実させられそうだから。夜中、お腹がすいたのでフレンチトーストを作って食べた。卵液にスーパーカップ入り。数日前にできたオデキが腫れて大きくなってきてビビる。こすれると痛い。


4/24(土)

10時起床。正午、たらこスパゲッティを食べる。彼氏と家を出て散歩。なんでもない通りだが、散歩する人多数。川沿いでは菜の花が満開。堤防に藤の花が垂れていた。こんなところに自生するものなのか。途中でパン屋を見つけて入る。ごぼうカレーパン、だし巻きカレーパン、くるみショコラパンを買って池のほとり、藤棚の下のベンチで食べる。ハチの羽音に怯える。帰宅。お茶を入れているわずか数分の間に座ったまま眠りにつく彼氏。スーパーカップとコーヒーで休憩。スーパーへ総菜を買ってきて夕食。弁当、から揚げ、揚げ茄子、ごまごぼう、マカロニサラダ、金麦。食べ過ぎてエビオスを飲む。オデキから膿が出てきた。ニキビが酷かった時に買ってあったテラマイシンを塗って様子を見る。


4/25(日)
7時半起床。コーヒーをいれて、プッチンプリンを食べた。甘さ控えめ味で、パッケージの色味もロハスな感じ。韓国のアーモンド菓子。フロランタンのような形状だが、なんと水色だった。わたパチに入っているようなパチパチ成分が入っており、ラムネ風味。アーモンドのような原価の高い材料が駄菓子になっているのに衝撃を受けた。家を出る。駅に人はまばら。電車の中で島尾伸三「香港市民生活見聞」読む。今日はカルテットの練習。練習場に着いて準備をしていると、外で町内放送が鳴り響いた。市長が感染状況について、医療体制のひっ迫について、不要不急の外出を控えるようにアナウンス。練習が始まって終わった。帰りの電車で寝る。14時帰宅。昼食はうどんカルボナーラ。15時、アマオケのオンライン総会。17時終了。すごく眠い。寝る。19時半風呂。20時夕飯。パセリカレー。22時までオンライン飲み会。その後寝ようとするが、金縛りのようになってあまり眠れない。夢だとわかっているが、布団にのしかかられるような感覚があって不安。



4/26(月)
夜中何度も目を覚ました。8時起床。白湯だけ飲んで出勤。駅には普段見かけない高校生の姿がちらほら。時差登校をしているのかも。

通勤電車の中で古田徹也「言葉の魂の哲学」を読む。

言葉の魂の哲学 (講談社選書メチエ)

職場にて、健康診断。昨日の疲れがとれずだるい。目の焦点も合わず視力が出なかった。問診の医者の圧が強めで消耗したが、健康診断の問診で患者にはたらきかけることを目的にするならあれくらいグイグイいかないといけないというのは想像できる。真面目な医者なのかもしれない。弁当のおかずはピーマン、にんじん、ごまごぼう

やがて退勤。マンション軒下のツバメの巣ができてきて、つがいが揃っていた。一羽はエントランスの扉のバーの上にとまっている。扉を開け閉めしても平然としている。帰宅、風呂。夕飯は親子丼。

NHKFM19時のニュース。新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が1万人を超える。約80%は去年12月以降。大阪府の感染者数は月曜の最多を更新。県内ニュース。入院、宿泊療養待機、25日時点で601人。市で自宅療養者の買い物代行などサポートをしようと19日にコールセンターを立ち上げるが、問い合わせは6件、買い物代行の実績は1件。広報不足、保健所の業務が立て込んでおり市内の患者の把握ができないことが原因。

だるいので21時ごろ寝る。夜中に起きるが、足の裏に湿布を貼ってストレッチしていると眠気がつかまえられた。オデキの痛みは引いた。


4/27(火)
7時起床。コーヒーをいれて、はちみつシナモントーストを食べる。起きた時に頭痛が残っていて愕然としたが、便秘によるものだったらしい。バリウムにとどめを刺された感じ。ラジオからはサムソンとデリラの「バッカナール」が流れている。楽器を始めたばかりの頃に先輩が取り組んでいた曲。ステージ上に自分の席はまだなく、客席で聴いた。こういう曲に限って楽器を何年も続けていても演奏機会に恵まれず、思い出や過剰な思い入れを上書きできない。

昨日マスクで頭痛が悪化したこともあり、人が歩いてくるまでマスクはしない、と決めて家を出る。口元に外気があたって思いのほか気分が高揚した。

通勤電車の中で香川照之「中国魅録」を読む。

中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記

ツイッターで誰かが絶賛していたので図書館で借りた。これしかないという比喩表現をされる名文。

職場にて、不織布マスクをウレタンマスクに付け替える。自席ではこれでいいんじゃないかという考えだったが、そのまま立ち歩くとなんやかんやで人と話してしまう。弁当のおかずはちくわとピーマンのきんぴら、紅ショウガ入り卵焼き。昼休み、「そこに鳴る」が凛として時雨愛を語る動画を見る。「発明が多いのが魅力」だという。リフの途中、弦を左手の指で押さえたまま大きくポジション移動してビヨーンと音を出すのが画期的だという話の中で出た言葉だが、「発明」とは言い得て妙。人と変わったことをしている人を評価する言葉としてとてもいい。あのとっつきづらいボーカルも発明なんだなと思った。

「内線できる社員と(社用)携帯でやりとりするな」「固定電話が聞こえづらい?総務に言って取り替えてもらえ」と怒られている人がいた。ギリギリお前ルールだと思うが。少なくとも新人にそれほど語気を強めて言うようなことではない。社内チャットで「固定電話の音量ここ押したら変えれますよ」と教える。ということが先日職場であったのだが、チャットの返事に加えて改めてエレベーターでお礼を言われたのでかなり驚く。まずこういった気づきに対して無反応な社員が多い上、お礼の言える人が極端に少ない職場なのだ。とくに男性は壊滅的。この感覚を持って弊社にいるのはキツいだろうと思う。

どんどん日が長くなってきて、平日に仕事から帰ってきてもまだ明るい。去年の今頃は窓辺に座布団を敷いて座って夕日が沈んでいくのを眺めていたことを思い出した。

やがて退勤。スーパーへ寄り道。この店のレジでは見たことのないような長蛇の列。小松菜、京ラフラン(ダイコンとコールラビの交配種)、いちご(恋みのり)など買う。マンションの軒下のツバメは完全にドアの手すりバーの上を定位置にしているようだ。バーにフンがついている。去年より行動が大胆になっている。

帰宅、風呂。その後カリフラワー、きゅうり、しいたけの下処理。NHKFM19時のニュース。政府が自衛隊に東京の大規模ワクチン接種会場設営、医師、看護師免許を所持する隊員による接種業務を指示。打出の小槌のようだ。夕飯は鶏肉と新じゃが、にんじん、しいたけをオリーブオイルで焼いたもの。パセリも混ぜ込んだ。

食後、「彼氏彼女の事情」を読む。

彼氏彼女の事情 5 (花とゆめコミックス)

少女漫画によくある豪邸のような実家、若々しく実際若い親、が出てきたかと思えばアパート暮らしの母子家庭の詳細(夏に出先から帰って玄関ドアを開けた瞬間にモワッとする部屋にこもった熱気、みそ汁を出しっぱなしにしてしまった時の惨状)、別に虐待や浮気をするわけでもない親との別離、その悲しさが描かれてハッとする。ツイッターにて、インドで見つかった変異ウイルスについて言及する人がちらほら。