20231216

ストリップのオープンショーで踊り子は演目の衣装とは別の、オープンショー用のラフな格好で登場する。たいがい所属劇場のハッピやネタTシャツ、自分のファンが作ったTシャツをはおるだけなのだが、まず下がスッポンポン(オープンショーだから)なのが目新しいし、Tシャツの襟ぐりが切ってあったりしてサイズ感がおしゃれ。ナイロンパーカの前は首から下が、後ろはセーラー服の襟くらいの長さだけ残してカットされておっぱいが丸出しになっているのもここにしかない服。胸元今日見たのは裾からチュチュの端っこが数センチだけ出てフリフリしていてかわいかった。真っ青なスタジャンのジップを半分下げて、真っ赤なキャバミュールで颯爽と登場してくるっと振り返ったら背中にハンギョドンがいたのもよかった。書いていて思い出したがこの人にハンギョドンのポチ袋でチップをあげている女性客がいたな。

仕事中に扇町ミュージアムキューブのサイトのイベントページから劇団公式ツイッターに飛んで当日券があることを知って、12時に仕事を終えてイーカスークでカレープレートを食べて、13時半から開演して16時に終演して気分が最悪だったのでストリップを観に行ったのだった。「どうして舞台の上は自由なのに、客席はこんなに不自由なんだろう?」の答えが客いじり。「ほら〜、お客さんも舞台に上がってきていいですよ~?」別の劇団だが、これをやって本当に客が舞台に上がってきて、なんとそのことを想定しておらず、舞台進行が一時止まってしまった公演の別の回(何事も起こらないというシナリオ通りに進んだ回)を10年ほど前に見たことがある。今回も舞台に上がるお客はいなかったが、「舞台美術の一部席」が設置されていた。7000円。値段設定はいいと思う。開演前に「舞台美術の一部席のお客様はロビーでしばらくお待ち下さい」とアナウンスされていて嫌な予感がし、会場が暗くなり劇団員が劇団とのなれそめを話すインタビューで「客席に降りてお客さんの口にお寿司を放り込んでて(笑)」と聞いて嫌だと感じた。本編中のコールアンドレスポンス、立席、そして拍手の強要。客席に降りて、「後ろの方だからって拍手しないとかもやめろ!」とまだイジる。しつこい。