20240108

日が暮れると小西さくら通りは本当にひっそりとする。はるか前方に家路を急ぐ学生がひとり。18時にアパアパカフェ着。19時閉店だからか、貸し切り状態でひとり夕食をとった。カーテンの向こうに厨房があり、注文をとったり料理を運んでくる時の他はフロアに出てくることがないので本当にひとりのように思える。いつ来ても記憶通り居心地がよくて、記憶よりちょっと照明が暗くて、味付けに塩気とニンニクが効いている。そこで日記を書いた。キーボードなしで文章なんて絶対に書けないと思い込んでいたが、12月の始めにスマホのメモ機能でやってみたらできた。出先で書けるようになってよかった。このカフェを教えてくれたTMにお礼を言いがてら数ヶ月ぶりにLINE。この通りに新しくできた飲み屋の店長がかっこいいらしいから友達と店の外から覗きにいったと返信。私が想像するより楽しそうな場面のある生活を送っているようだ。食事を終えて出て、私もガラス張りの飲み屋の外からカウンターの中で働く人を見る。

その後誰もいないふうせんかずらで本を選んだ。ここのように貸し棚をしているような本屋は特に、じっくり時間をかけて、棚の奥まで、前のめりに見ていくのがいいと思う。両手をあけて、ちょっとでも気になったら手前の本をどかして手にとって、花のようにグラスに生けられたフリーペーパーもそっと引き抜いてポケットにしまう。手塚治虫の「ばるぼら」の文庫版があったので買った。宇佐美なつさんの演目に「ばるぼら」があるらしいのだ。いつか見られるだろうか。

近鉄奈良駅前のデイリーヤマザキに寄る。すべてヤマザキ商品のパンコーナー。チーズクリームペストリーも黒糖フークレエもない。というか、「おいしさ宣言」ラベルのものが白い記事のチョコパンしかない。セブンイレブンのパンのように袋に大きな黒文字で商品名がかいてあるものが半分弱を占めていた。ラベル違いでいろいろ買ってみようかと思ったが、ラブホに行く前に寄りましたという感じの若いカップル(棚の間をゆっくり歩いているが棚は見ておらず、全然商品を手にとらない)がいて調子が狂い、3枚入のダブルソフトだけ買った。