やまだ紫にはまった

 

MAGARIBA宝山(奈良の間借り本屋MAGARIBOOKSによるイベント)へ行ったら「入場料2000円2ドリンクつき」もしくは「入場料2000円1ドリンク+MAGARIBOOKSでつかえる金券500円つき」という太っ腹設定だったので喜んで後者にしました。

 

空におちる (カワデ・パーソナル・コミックス (1))

選んだのがこのマンガ。表紙めちゃくちゃいい

「お好きですか?」と声をかけてくださるが、初めて知りました。

「いやーこの人はなんていうか、達観してはりますね」との事。

私小説のような短編集で、魚喃キリコが好きでよく読んでいたことを思い出した。

何事かが起こっても既に主人公の中に確固たる答えが用意されていて、恋人が部屋なり画面なりから出ていって主人公がひとりになってからモノローグで読者にそれが知らされるという構成。作者のたどり着いた答えの強度がすごい。えーなんでヴィレヴァンとかに平積みしといてくれなかったんだろうもっと早く知りたかった、いや今出会えたのがよかったのかもしれない、MAGARIBOOKSさんありがとう。

MAGARIBA宝山#1の中身は桶田知道さんのレコ発イベントで、これも企画してくれてありがとうございますという気持ちでいっぱいになった。「テクノ大好き」で「リバーブ大好き」らしい。人前で大好きとか言う人いいなと思った。平沢進が好きらしく、そういう補助線が引かれるとライブを一層楽しめた。質問コーナーで腕章につっこんでくれたお客さんどうもありがとうございました。黒ずくめの桶田さんに対して作詞の岩本孝太さんはきれいなアロハシャツみたいなのを着ていて、全然違う服装のふたりが同じ腕章をつけて並んで座っているのもよかったです。和室だったし。

こういうイベントがわたしの血となり肉となっているのを最近ひしひしと感じるので感謝の気持ちを綴りました。行ってすぐ写真とかつけてツイートするのがいいのはわかるのですが(/ω\)←恥ずかしいの変換でこれが出る 

しんきらり (ちくま文庫)

 

ゆらりうす色 (やまだ紫選集)

扉絵の服装がおしゃれ