0526-0603

5/26(金)

昼食はぶっかけうどん弁当。500mlのタッパーに冷凍うどん、ねぎ、天かす、みょうが等を入れておく。たれは小袋のもの。歩くとリュックの中で凍ったうどんがカタカタ音を立てる。昼には解凍がすすんで、食べられるくらいになっている。職場で隣の席の人が手製の冷やし中華を持参していた。容器がどんぶり型のジップロックで、具は落とし蓋のように広げられたアルミホイルに包まれていた。売り物みたいにちゃんと包んでありますね、と声をかけると「こう(具をよけられるように)しておかないとほぐせないから」と返ってきた。米の弁当の時は250mlのタッパーを弁当箱にしている私がうどんを500mlのタッパーに入れてくるのはほぐせるようにするためで、その結果こうしてカタカタ音がなる。

5/27(土)

朝食、かにぱん、豆腐バー。昼食、コメダ珈琲ナポリタン、コーヒーフロート)。夕食、リンガーハット(焼きそば、餃子)。

まだ働かせる気か、と思いながら出勤した。エレベーターホールで誰にも会いたくないので階段を6Fまで登る。昨日もやった。一日に一度心臓がドコドコ脈打つ時間があってもいいかもしれない。毎日やると何か変わるかも。頭を下げて登ると格段に楽なのは、人類が進化の最初の方の時点では四足歩行していた名残なんだろうか。デスクで朝食をとった。ローソンにおいて、マネケンのワッフルとか、フルーツケーキのとなりにかにぱんはあった。パンの棚ではなく。ロングライフだからだろうか。正午に退勤してユニクロに寄る。オーバーサイズのトップスを着ることが多いのでインナーのエアリズムをメンズのTシャツにしてみよう。型落ち品をワゴンから買う。ウルトラシームレスショーツはこの後寄ったしまむらと価格差がほとんどなくなっていた。しまむらが上げた気がする。

コメダ珈琲のカウンター席で昼食をとり(バーガーとグラタンと迷っていたのにいざ店員が来るとナポリタンと言ってしまった)、あとはひたすら旅行中の日記を書いていた。隣の席にいた28才(後でそう言っていた)の女性が「コメダのお料理クソでかいから気をつけんと」と言っていて、「お料理」のすぐあとにクソがくるなんてすごい。もう本人の中でクソは排泄物じゃないんだろうな。長居していたこともあり、食後にコーヒーフロートも注文した。

18時頃にコメダを出て、1時間ほど散歩。品種によるのかもしれないが、もうあじさいが咲いている。いつも快速電車に乗って一瞬で過ぎ去るようなベッドタウン。団地、マンションの住人のためのコンビニがいくつかあった。なんだか見覚えのある橋と看板だと思ったら線路上に停止信号が見えた。そして閉店前のニトリモールへ行った。にんにく潰し器とスライサーとピンチハンガーを買った。もともと使っていたピンチハンガーは長門湯本のボロ旅館に忘れてきた。それは100円ショップのものだったが、100円上乗せするとハンガーの首が回せるようになることがわかった。なるほどね。フードコートにリンガーハットがあって嬉しいし、焼きそばがメニューにあってもっと嬉しかった。麺も具もちゃんぽんのものと一緒なのにちゃんと焼きそばだ。きくらげが入っている。

5/28(日)

朝食、ハムチーズトースト。昼食、たまごサンド、おしゃれうどん(小松菜とウインナーとマーガリンと白だしの味)。
日記をアップして読書。ベッドに寝ころんで自然光で読書するのは最高。

5/29(月)

朝食、レモンチーズトースト。昼食の弁当はグリコの素を使ったドライカレー、ウインナーマヨパン。夕食、トマトと厚揚げの味噌汁、白飯。
通勤電車の中では『記憶の網目をたぐる』を読んでいた。

記憶の網目をたぐる―アートとジェンダーをめぐる対話

芥川也寸志の妻が画家だったことを知った。

職場にて、電話で「トダさんにFAXしてください」という指示を受けた際に漢字を確認すると「扉のトに・・・いや扉のトじゃないか、えっと(笑)」とへらへらされ、「普通のトダでいいですよね、普通…(例えるのに)いいトダさんがおらんな~」と一緒にへらへらした。どうしたってその時まこりんしか私の頭の中にいなくて、ひょっとしたら相手もまこりんを思い浮かべているのかなと思わせるような隙がこの人にはある。戸田恵梨香のトダです、で電話は終わった。

5/30(火)

朝食、はちみつシナモントースト。昼食の弁当のおかずはちくわとピーマンのきんぴら、厚揚げ、卵焼き。夕食、ベーコンと大豆の炊き込みご飯、味の素のギョーザ。

通勤電車の中では『ハトと日本人』を読んでいた。

ハトと日本人

 

起きたら寝違えていて、首から右の肩こう骨にかけて痛い。痛くない体勢がない。まず洗顔ができない。かがんで首を起こすことができないので冷蔵庫の中をのぞき込むことができず、マーガリンをいつもの最上段ではなく目だけ動かしたら見える下の段に放り込んで家を出た。今日はどうなってしまうのか。運転見合わせで乗り換え駅がごった返していて読書してやり過ごす。他のルートを探索せず、チャットで連絡だけ入れていくらでも見送ることにしているが今日ばかりは首が動かせないのでちょっと辛かった。高校生グループが駅のホームのロッテリアで待つことにしたようで、時々イスから立ちあがって掲示板の様子を見ている。ホームの端のベンチでひたすらハトが補食されている箇所を読んでいた。著者は中学校教師で、野鳥の著書多数。何か別に生計を立てている仕事があって、研究を続ける人が出した本に共通した良さがある。日常の中に研究活動が習慣として根付いていて、ピントの甘い写真から発見時の興奮やスピード感が伝わってくる。校舎の窓から何かを発見し「こんなこともあろうかと車にカメラ一式を積んである」といそいそと駐車場へ向かうところの描写がいい。何を発見したかは忘れてしまった。カラスに補食されているところだったか、珍しいハトだったか。

5/31(水)

朝食、フレンチトースト。昼食の弁当はベーコンと大豆の炊き込みご飯、厚揚げ、セロリとみょうがの酢漬け。夕食は博多ラーメン。
通勤電車では山本鈴子『語り継ぐ美容史』を読んでいた。

なにわ塾第52巻 語り継ぐ美容史 (対話講座 なにわ塾叢書)

戦前にアメリカで美容を学ぶ。親の言うことは絶対だった、と繰り返し語られる。

退勤後ラーメン屋で夕食をとり、在阪オケの名曲コンサートへ行った。知名度のある指揮者に知名度のあるプログラム。2曲プログラムで1時間半で終わる。チケット代は1000円ほど安い。とにかく周囲に人が少ない席を買えると満足度が上がることがわかった。

6/1(木)

朝食、何らかのトースト。昼食は近所のカレー屋のダルバート。近くの席に中学校一年生の子をもつ母親ふたり連れがいて、生徒同士のトラブルで親が呼び出される顛末の一部始終を聞いて疲れた。「(息子君に)いじられるのが嫌だから学校に行きたくない」と訴えられ、話し合いの場が持たれたという。現状を変えようと動いているのも、話し合いの場で「俺の人生をめちゃくちゃにする気か」と怒りを爆発させられるのもすごい。話し合い後に歩み寄ってくれたこともあり、そうとは言わないが自分の息子との格の違いを感じている様子だった。連れは息子君をかばいたかったのか、「いなせるようにならないといけない」「嫌なんだったら自分から離れないと」などと言っていて嫌だった。夕食はギョニソとセロリの焼きうどん。カレーの味。

カレー好きのMに松屋のねぎスパイスカレーが全然口に合わなくて悲しかったとメールを書いて送ると、「ちゃんとしたカレー屋に行く以外に満足いく方法を見つけられていない」「コラボレトルトカレーも興味あるけど高くて躊躇している」と返ってきた。ちゃんとしたカレー屋に行けばいいではないかと思うが、確かに選択肢は多いほうがいい。自炊ならカレーをつくるより、カレー炒めのほうが手間に見合ったおいしさに仕上がると思っている。図書館に寄って帰った。

6/2(金)

朝食、何らかのトースト。昼食は仕出しの弁当。夕食は焼き鳥。
電車の中では平木典子『アサーション・トレーニング』を読んでいた。

三訂版 アサーション・トレーニング

アサーション権の中には自己主張しない権利も含まれている。このことが語られている箇所で霧が晴れたようだった。うどん屋で注文を取り違えられた際に「急いでいるので時間が気になるし、きつねそばが嫌いなわけでもないので食べてしまおうと決心することはアサーティブな自己選択、自己決断です。」私は料理に毛が入っていても多くの場合見なかったことにするのだが、その立場を正直に言うと「店のためにならない」と非難されたことが何度かある。ちょっと気まずかったけど頑張って店員に言ってみた奴がその時の気まずさを拭おうとして武勇伝とともにこちらに持論をぶつけ、闘わせようとしてくる。いや、長さや量によるのかもしれないが私は皿の中の毛を完全無視できるし店を出てからその選択を後悔したこともないので自分の中で折り合いをつけてくれ。毛が入ってて嫌だったという話なら、「そやね」と返せるけれども。

「災害級の」大雨。昼前から時折、窓の外が真っ白になるほどだった。午後からは休業するという取引先からの連絡がいくつか舞い込んでくる。昼過ぎに何人かの通勤路が絶たれてからようやく「大丈夫か~」とほざきながら社内をうろつく役員達。いつの間にか社内チャットで各部署長に社員への指示が丸投げされていて「安全を最優先にお願いします」。「ということなので、はよ帰りや~」と部長。「私らを帰らすか、月間スケジュール通りに仕事すすめるかどっちかひとつですよ!」と叫ぶと、コンビで仕事をしている事務員が「ここからは週明けでも間に合う」と間に入ってくれた。「あ、そうですね、優先順位が知りたかったもので」と言って終わった。部長に響いている感じはしなかったが、話題が切り替わる前に伝えたいことをねじこめた。夕食は彼氏ととった。焼鳥屋の皿が全てプラスチックだったので写真をとった。

6/3(土)

朝食、コーヒークリームの入ったカステラ。昼食、あじフライ定食。夕食は失念。

電車の中では80年代のミニコミ『女から女たちへ』を読んでいた。これは数ヶ月前にドーンセンターの情報ライブラリの放出品でもらったもの。今日Iさんと遊ぶのに持って行って名曲喫茶でお茶している時に見せた。「かっこいいですね!」とIさん。私もそう思う。どこを開いても文章に覇気がみなぎっている。店内ではチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトが流れていた。紙ナプキン入れに使い捨てのおしぼりとハサミ。ハサミはおしぼりの袋を音をたてずに開けるために配置されている。隣のフロアは会話厳禁で、おしぼりの袋には扉の前でハサミを入れて開封、袋を取り去って入室するというルールになっているようだ。録音に対してここまでするのも、居合わせた他人に求められるようになっているのもすごい。

11時に蹴上駅の改札前で待っていると、白いキャップをかぶったIさんがあらわれてそこから19時前の出町柳名曲喫茶まで存分に遊んだ。疎水博物館、南禅寺、善行堂、マヤルカ古書店恵文社

疎水博物館の一室に発電器の仕組みを学習する装置があって、ハンドルを回すと段階的に電灯や街灯がついて京の町が明るくなっていく。装置の町のイラストの一番遠くに「大」とかかれた山がある。ハンドルを回し続ける私の隣で「大文字も、つくんでしょうかね」とIさんが言い、「絶対つくでしょ最後につくんですよ」と元気よく答えて数分。「つかないですね~、大文字は火だから?」とIさんが気づく。ハンドルを回す手が止まった。疎水教育に仕込まれたいけずに脱力。

天気に恵まれ、Iさんがそこここで「気持ちがいいですね!」と言う。その度に「ね~」と返した。