20231222

昨日職場でインターホンがなったので出ると取引先のメーカーの人が「お預かりの商品を…」と言った。他に母語がありそうな訛りがある。社名はつまる音のつまり、のばす音の長さがちょっとだけ違って認識できず、人名は日本語にない音でうまく聞き取れず、目的はちょっとしたニュアンスが汲み取れず。引き取るつもりで出ていくと、商品はまだこちらにあって渡さなければならなかった。こんなに流暢な日本語なのに音声だけだと厳しい。あっ、「取りに」来られたんですね、と慌てると、真剣な面持ちでそうです、「取りに」来たんですと手振りまで私と同じようにしてくださった。担当者が商品を渡して戻ってきて「最近ネパール人が入ったって聞いたけど、その人だった」とニヤニヤ。近くのカレー屋の店員に似ていて私も顔がほころんでしまった。この人は今日も来社。インターホン越しに「返却に参りました」と言ってくれたので一発でわかった。これで間違えようがない。高い語学センスを感じた。その後別のメーカーの外国人担当者の電話をとった人が、「誰か〇〇ってメーカー知ってる?外人で何言ってるかわからん」と言われていて悲しかった。「〇〇さんかな?日本語ペラペラですけどね?」と返されていた。そう。私も知っている。ペラペラなのだ。長くうちの会社を担当していて、対面したことがある人は親しみをもっている。初手でこんなに舐められるのか。