20240207

朝電車で酔った。年に数回こうなる。季節の変わり目にこうなる。生理中だったのもよくなかった。マスクも苦しい。電車が暑そうだから脱いだら寒くてお腹がゴロついた。職場の最寄り駅までお腹の張りと吐き気とふわふわする頭痛と何より車内の淀んだ空気に耐えて電車を降りて外気にあたって若干息をふきかえした、と身体が思っているうちに寒暖差にやられないよう速歩きで職場に滑り込んだ。近くの席の人に対し出社してみせた後でトイレに籠もる。このフロアの女性は私以外に4人いるが、昼休み以外滅多に遭遇することがなくて本当に助かっている。全員トイレでは小用だけをすませて1分以内に立ち去っているんじゃないだろうか。たまに便秘になったり香辛料でお腹を壊したりして勤務時間中にもよおしているのは私だけだと思う。こういう時に誰か来ると出なくなってしまうので、本当に助かっている。とはいえ今日は様子が違って、出すものを出してもスッキリしなかった。生理痛と合わさった妙な腹痛があった。フラフラとデスクに戻って痛み止めを口に入れて給湯室の蛇口から水を手ですくって飲んだ。この時点で始業時間が迫っていて、コンビで仕事をしているNさんに声をかけようか迷ったがそのままロッカールームに入る。うずくまって薬が効くのを待った。というか這いつくばった。そのために無用の長物として無造作にかけられている制服をラックから取って床に敷いた。一応自分が着ていたものにした。新型コロナウィルスが蔓延して、狭いロッカールームで同時に着替えることが問題視されて制服勤務しなくてよくなったのだ。もう4年も経つのに制服は処分されずそのままになっている。回復して席に戻って事情を説明するとNさんは、「動けるうちに帰ったほうがいいよ」と気遣ってくれたが定時まで痛みがぶり返すことはなかった。ペットボトルに熱湯を入れて湯たんぽにしてお腹を温める。またがることができるのもペットボトルのいいところ。