20240401

3月の半ばからベランダの近くの電線に見慣れない小鳥が来るようになった。10年以上ここに住んでいるが継続して来るのは初めて。「黒 お腹白 小鳥」で検索するとシジュウカラと思われる。割と複雑なパターンでさえずるのでじっと眺めていても飽きない。雨降りでも来る。体調が悪く雨続きの憂鬱な3月後半の記憶の1ページにあのシジュウカラがいる。(佐伯ポインティもいる。どの動画も全く同じ画角なのにじっと画面を見てしまう。30分の総集編動画が次々に出てきて、気づけば数時間猥談を視聴している。)4月1日の早朝もいた。日が変わる前に寝る支度をせずにベッドに入って3時ごろに起きて風呂に入り5時半くらいからまたちょっとだけ眠った。ツクツクピーとさえずっているのを聞きながら。

 

通勤路には昨日買ったようなオフィスカジュアルファッションに身を包んだ女性が何人もいた。靴も鞄も真新しい。上下ともにゆったりしたシルエットのライトグレーのパンツスーツがかっこよかった。パンツスーツを仕立てるなら平成より断然今。15年ほど前のパンツは股上が浅すぎてつらかったと同世代の人がツイートしていたのを思い出す。確かにつらかった。それに合わせて下着のパンツの股上も浅かった。

 

帰宅してラジオをつけると田家秀樹がバンプオブチキンの「FLAME VEIN」から何曲かかけていた。新生活応援企画として周年アーティストのデビューアルバムを取り上げるという。25周年。「ガラスの眼をした猫がりんりんと歌うんですよ、もうこれだけで拍手!」。中学一年生の林間学校のバスの中でクラスメイトが知らない曲を大合唱。何事かと数日後にTSUTAYAの「は」行の棚へ急行。歌詞に胸打たれ、発表されている曲を全部聴きたいと思った最初のバンドだった。そのアルバムに今送られる賛辞。とても心強い。田家秀樹は77歳で、この世代の人のバンプの語りを聴くのは初めて。