20231209

毎日7時にスマホのアラームが鳴るようになっていて、土日も平日と同じ時間に一旦起きる。奈良市写真美術館とまさご座のどちらかに行きたくて、決めずに身支度をして家を出て駅でまさご座に決定。大阪方面の電車に乗る。まさご座は岐阜にある。

新大阪駅のホームで日記をアップ。ボックス席の向かいの母娘らしき2人連れの会話が聞くに堪えないもので席を移動したが、何がそんなに気に入らなかったのか。娘50代、母70代。娘「マスク持ってきすぎちゃう?」ふたりとも登山の格好で、腰にはウエストポーチ。母のウエストポーチからは小袋に入った使い捨てマスクが何枚も出てくる。母「昨日買ったマスク、なんか茶色っぽく見える…変じゃない?」娘「全然変じゃないよ。普通。」母「そう?よかった」書き起こしていても何が自分の気にさわったのかわからない。他愛もなさか?自分だって不安になって人に判断を委ねたり共感を求めたりしない訳ではないのに?

米原駅のホームで小腹を満たすために自販機のおしるこを買って飲む。米原から大垣の間では紅葉を楽しむ。澄んだ空に、色づいた山々。野菜の畑も見える。車窓から田んぼはよく見えるが、畑がこんなに線路の近くにあるのは始めて。やわらかい日差しの中、座席でうとうとするのが気持ちいい。

岐阜駅のエリックサウスで南インドミールスを食べた。牛丼くらいの、かつてないスピードでミールスが提供されて、これはいよいよストリップ遠征と相性がいい。サンバルとラッサムとダルはミールスセットの標準装備、キーマカレーを選択。日替わりのおかず、日替わりのカレーをまるまる見落としてしまったが、次回食べる。駅のコンビニでとんがりコーンとおやつを買っておく。

まさご座で入場時に、貴重品の管理お願いしますね、と言われる。満員御礼だった。座るところをなかなか見つけられず、詰めたら座れそうなところを見てイライラして黒ラベルを買って飲む。自販機横の壇上に座る。途中、トイレに行って戻ってくるとでかい人がいてギリギリまで迫ってくるのでその場で立ち見。こんなに混んでいて後方なのに見切れない。やはり見やすい劇場なのだ。緑アキさんの選曲、椎名林檎のフルオケアレンジはステージ映えする。心憎い小道具。盆の上をよちよち歩く子犬のぬいぐるみ、ドグラ・マグラの文庫本、ラッキーストライクの小箱。そんなステージをつくるアキさんが「あんなふうに身体ひとつで魅せられたらなあ」とコメントする牧瀬茜さんの踊り。手拍子できない情報量の多さで、盆でも小節ごとにポーズを切っていくことをしない。観客全員で固唾を呑んでいる感覚があった。とんがりコーンは2回目が終わってお客がドッと帰った後にまた黒ラベルを買ってそれと食べた。やはり日が暮れたあとの劇場が落ち着く。

7時過ぎにまさご座を出てまっすぐ家に帰った。名古屋から新幹線でもいいと考えていたが、切符を買うのがめんどくさくなって近鉄の改札をくぐってひたすら電車に乗っていた。伊勢中川駅でコーヒーを買って、岐阜駅のコンビニで買ってあったダルマの形の最中を食べた。日がかわるくらいに帰宅。