思いがけず天ぷらを食べることになり豪勢な夕食となった。とはいえ今もショーが進行中なので、席についてすぐ提供されるのも大事なポイント。次々とあげたての天ぷらが出てきてありがたかった。私は職場から、隣に座る友人はストリップ劇場から出てきて18時過ぎに駅で合流した。会話もそこそこに食事とトイレを済ませてすぐに店を出る。劇場に戻るとオープンショー中で「大きな愛でもてなして」が流れていた。だんだん踊り子ごとのオープンショーの曲を覚えつつある。ハロプロ好きなのかもしれない。と頭においておくと、ちゃんとハロプロメドレーのような演目が後で見られたりする。
踊り子が盆の上で脱いだショーツを手首に着けているのを見るのが好きだ。目線を手元に落として、シュシュのように二重にまとめておいたり、紐パンの紐をくるくると巻き取ってゆっくり蝶々結びにしたりする。今日見たのは、一度はだけたベッド着で胸元を隠したり、受け入れようと拡げた脚をまたパッと閉じてしまったりして逡巡していた踊り子が、ショーツは後ろ手で手首に着けていた。膝立ちになって両手が後ろに回されたその瞬間、相手の存在感がぐっと強まって生々しいステージになった。