20240520

通勤電車の中で有吉佐和子「三婆」を読んでいた。土曜にぽんつく堂で買ったもの。まだ値付けの済んでいない本の入った段ボール箱がいくつかあって、「そこのは1冊50円です」と案内された。お店の入っているアパートの住人の遺品だという。ずっと上の階にあったものが今階下のお店に並んでいる。私は箱の中に「サッポロひとくち生」という商品名と200mlの小瓶の写真のついた栞をみつけてはしゃぎ、ぽんつくさんは会計時、三婆に土産物の栞(雪ん子のイラスト)が挟まっているのをみつけて「かわいい〜」と見せてくれた。その後、ブックカバーおかけしてもいいですか?とかけてくださったのが「DON'T STOP TALKING ABOUT PALESTINE」と白いコピー用紙に赤と緑のインクで印刷されたプラカードデザインのものだった。電車の中で掲げるにはあまりにも自分がパレスチナについて誰とも話していないのだが、自分でかけた訳ではないのでどこか気楽だった。なんとなく自分の顔にはマスクをかけておきたくなった。

 

今までになく早く職場の最寄り駅に着いたのでイオンのスーパーに寄って178円の冷凍パスタふたつと、198円の冷凍やきそばを買う。職場の冷凍庫はガラガラなので顰蹙をかうことはないだろう。間食用に炒り大豆も。

 

ツイッターで、無印良品が女性用トランクスを売り出したことを知った。おそろいのキャミソールと組み合わせることもできる。個人的にはそういうのはもういい。たとえば、メーカーによってなんとなくあしらわれた女性用ボクサーショーツのフェミニンさが着心地にどれだけ悪影響を与え、一部の女性の期待を裏切ってきたか。必要十分な機能をもったトランクスはメンズコーナーでずっと売られ続けている。無印良品でも、スーパーのフロアの端の下着売り場でも。