■森は知っている/吉田修一
食べ物がおいしそうで高校生男子の主人公と食欲を共有できる
2016年8月15日-2016年8月21日
今年こそ浴衣を着るぞと思った。実家へ帰って母親の嫁入り道具を漁り、浴衣を引っ張り出す。ネットを参考に半日着る練習をした。月末のイベントで友人に手伝ってもらって着るつもり。浴衣には下駄だがまず鼻緒が苦手なのでてきとうなビーサンを買って履いて慣らすことにする。
初日→パコパコして脱げそうで心もとない。遅刻しそう。明日はスニーカーにしようと思う。
2日目→電車内にて、右足の小指でふんばってバランスをとっていることに気付く。指が広がるから指でふんばれる。また、左足はうまく指が開かずふんばれないことに気付く。
3日目→スニーカーとさほど変わらない速さで歩けるようになっている。ゴム底を足のうらにそわせられる。パコパコしない。
4日目→左足でもいくらかふんばれるようになる。足指を使って歩くのが楽しい。
職場も自宅も駅近なので大した距離は歩いていないが、すぐに適応できたことに驚いた。鼻緒に慣れるというのは親指と人差し指の間の皮が厚くなるとかいうことではなくて、負荷を分散させるということなのか。ビーサンと下駄はまた全然ちがうものだけれど、負荷を分散させるぞ