下駄を履いたが痛くない

猫になりたい

 

花鳥風月 [12 inch Analog]

アナログ盤こんななのか!

ビーサンを買う

 

まず鼻緒が苦手なのでてきとうなビーサンを買って履いて慣らすことにする。4日で慣れて驚く。

 

初日→パコパコして脱げそうで心もとない。遅刻しそう。明日はスニーカーにしようと思う。

 

2日目→電車内にて、右足の小指でふんばってバランスをとっていることに気付く。指が広がるから指でふんばれる。また、左足はうまく指が開かずふんばれないことに気付く。

 

3日目→スニーカーとさほど変わらない速さで歩けるようになっている。ゴム底を足のうらにそわせられる。パコパコしない。

 

4日目→左足でもいくらかふんばれるようになる。足指を使って歩くのが楽しい。

 

鼻緒に慣れるというのは親指と人差し指の間の皮が厚くなるとかいうことではなくて、負荷を分散させるということなのか。ビーサンと下駄はまた全然ちがうものだけれど、負荷を分散させるぞ

ビーサン屋げんべい物語―葉山の片隅から世界を狙うオンリーワン商店

テンションが上がって図書館で借りた本。↑ 履き心地よさそう

下駄を履いて

自分で着られる友人とともに浴衣着用でおでかけした。その際「実家から昭和初期?大正?のヤバいブツが出てきました」とのことで二枚歯の下駄を貸していただいた。裏に履物屋のラベルが貼ってあるのだが電話番号が3ケタだ・・・。ネットで見たように後ろに体重をかけてヨチヨチ歩きをする。鍛錬すればゲゲゲの鬼太郎の人らみたいに俊敏に動けるようになるのか?底が面ではないので一歩一歩が立体的で新鮮だ。

こうの史代の絵を思い出す

 

 

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

 

実際に読んだことがあるのはこっちだった。上で書いたような身体感覚が絵であらわされていて興奮する。足の指を使って歩いている!最初見たときの感想は「足の指の存在感がすごいな、よく開いてるしばらばらの方に向いてる」だったが、下駄を履いているときの足とはこういうものなんだ。 

 

台から指がはみ出る

 

長い道 (アクションコミックス)

この世界の片隅に : 中 (アクションコミックス)

 

以前は台から指がこぼれるのがどうにも落ち着かなくて、不恰好な気もしていた。サンダルはめったに履かないし、履いてもビルケンシュトックだったりした。華奢なミュールと混同していたかもしれない。ネットで着物屋の人が「お客さんの手長いんですアピールなんなん」とぼやいていたのを見たことがあるけれど、下駄屋は「足でかいアピールもういい」と思っていそう。台から指や踵をにょきにょき出してバランスをとって歩いてみて初めて、そういうものだと理解できた。

さんさん録 : 1 (アクションコミックス)

この世界の片隅に(後編) (アクションコミックス)

吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)

ぴっぴら帳 2 (双葉文庫 こ 18-3 名作シリーズ)

平凡倶楽部

今探したら表紙からして裸足の人だらけだ。こうの史代さんはたまにいる、冬でも裸足ですごすような人だったりするんだろうか。

今年の祇園祭の日の夜に阪急で絆創膏だらけの足をひきずって歩いている女の子を見て恐怖感でいっぱいだった(今回はちゃんとしなかったが、履く前にテーピングするものらしい)。いろいろ考えた甲斐があったのか下駄ずれをしなかった。万歳。しかし我ながら問題解決の方法が気持ち悪い。