「それ壊れたらどうするの?」
「し・・・白ロム買う・・・」
「おお~」「ブレないね」
白ロムっていう単語しか知らなかった。
9月に結婚式に出席した際に携帯電話をパカッと開いてポチポチしていたところ
「(こいつ大学のときからずっとこの機種だな)」「(まだ使ってる)」
「それ壊れたらどうするの?」と聞かれたので用意してみた。
加齢とともに指先が乾燥してやたら物を取り落すようになったので時間の問題だと思った。そうなってからショップに駆け込むのは嫌だった。先代をトイレで亡くしている身としては。
式から帰って動き出す気になったのでいろいろググった。
- 現機種と新機種のICカードの大きさを揃える必要がある
→古い機種なので大きい方 ICカードカッターで切る人もいるらしい 次変える時はそのまま入れ替えできるか厳しい
- auはショップでロッククリアという作業が必要だが、白ロム屋によっては代行してくれる
- 白ロム屋によって盗品だった場合の補償、写真数、価格設定がさまざま
→ダイワンテレコム(ネット通販) 評判どおり写真が多く、絞込み検索がしやすい。毎日のように新入荷がある
- 写真から見るに同ランクのものでも在庫が多い機種のほうが状態がいい
→前世は社用ケータイだったんだろうなという黒いやつは無数に、と言いたいくらい在庫があって、「使用感あり」のランクでも機体番号のシールがついたままだった
そんな訳でその黒いやつを7000円くらいで(ロッククリア手数料2000円ほど含)購入した。
家に届くのはプチプチに入った本体のみなので機種変できるのかちょっと不安になる。
まだ登録していないのに入力させようとしてくる暗証番号は「1234」だった。焦った。
自分の暗証番号の登録はそれから
赤外線通信でアドレス帳のデータを移す。この際入力する暗証番号はまた別で、移行元と以降先で同じ番号であれば何でもいい。このへん手こずった。
移行が始められればすぐ完了する。赤外線通信はすばらしい技術だったのだ。
ひと月経つけど特に不具合はない。
ただ、もともと携帯電話を見ない人間だったけどさらに放置するようになってしまった。前の機体に愛着があったうえでのあの使用頻度だったのか
しばらく使っていればまたいろんなやりとりや、おいしかったオヤツの写メなどがたまってこいつにも愛着がわくだろう。